親子3代 新春狂言。 | 5番の日記~日々好日編~

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和泉流狂言師の人間国宝・野村万作氏と息子の萬斎、そしてその息子の野村裕基が共演する舞台、

『万作萬斎 新春狂言』




この企画はバブル期からスタートしてそろそろ30年になる新年の定番舞台です。


今回は野村万作氏による「福の神」や、萬斎の「千切木」などが上演されました。



いつもの萬斎による前説....  おっと、解説のトークから幕開け。

軽妙な語り口で盛り上げ、これから始まる舞台にワクワクします。



舞台生活90年近い(!)野村万作氏の「福の神」は、大晦日に現れた福の神が夫婦愛を説く、おめでたくて明るく、素朴ながら大笑いできる演目。



ふと気づくと、何でもない日常を大切にしなさいよという教えに導かれています。


このあたりはさすがの見せ方。





野村萬斎も、もちろん父と比べて遜色ない舞台で、この人は体幹が素晴らしく安定してるんですね。

映画『陰陽師』で何げに「すげぇ!」と思ったんですが、改めて。



息子はまだまだ。

これは仕方ない。

暖かい拍手で。




能楽堂とは違って劇場狂言。

やや演出が変わってるんでしょうか。

でもこの人たち、普通の形のステージの公演も多いですからきっと慣れたモンでしょう。