毎週日曜の昼、大阪よみうりテレビの人気番組『そこまで言って委員会NP』
もちろん、前身は関西のカリスマ・やしきたかじん氏が司会をしていた『たかじんの そこまで言って委員会』です。
東京では放送できない(?)政治絡みのギリギリのアブないネタが飛び交う事で知られています。
橋下徹氏が大阪府知事に出馬したのも、この番組のバックアップが大きいのです。
番組と言うか、やしきたかじんというカリスマの推しに府民が流された。
やしきたかじんという人の関西での人気はおそらく関東の方には想像つかなかったと思います。
『そこまで言って委員会』が東京で放映されないのは、扱ってるネタがアブないからではありません。
生前のたかじん氏が東京での放映を許さなかったから。
「東京がナンボのモンじゃい!」
関西... 特に大阪人にはこのワードが琴線に触れる。
大阪の歌手、天童よしみも、
♪ 負けたらあかん
♪ 負けたらあかんで 東京に
と歌ってます。
別にケンカ売られたわけでもないのに(相手にされてない)、いきなり勝手にコンプレックスを拗らせてる(笑)
でもウケるんです。
「反東京」は。
特に中高年に。
やしきたかじん氏、
正直、それほどすごい人物でもないと思いますけど。
ずいぶんカッコ悪い話もある。
反東京を貫いたのでもなくて、一度上京して売れずに帰って来た人ですし。
没後に出版された本を巡ってバトルやってましたが、
たかじん氏がなぜあの若い奥さんにずーっと傾倒したのか、誰もホンマの事は書かないのですね....
あぁ、いくら何でも書けないか。
そして、
たかじん氏の死後は辛坊次郎氏が司会を引き継ぎ。
その辛坊氏も去って、現在は局アナの2人が司会です。
前任者と比べるといくら何でも荷が重いのでは...
と思ったら、結構サマになって来ました。
でも、
この番組、残念ながらかつてのキレキレだった頃と比べると、今は単なる右翼言論人のサロンになってしまいましたね。
時々田嶋陽子センセイを出してバランスを取っているように見せてますが、田嶋センセイはマトモな議論にならない人なので。
皇室芸人・竹田恒泰氏と、叔父貴キャラだけが先行して今やネタ要員でしかない須田慎一郎氏、
医者なのに関西ローカルに出まくっていて、一体いつ医療行為をしているのかよくわからない女医の丸田佳奈氏(美人で保守層だから重宝されてる)
このあたりの人はポジショントークしかしません。
あ、
いつの間にか陰謀論に取り憑かれて意味不明な事ばかり言う門田隆将氏も。
最近は古舘伊知郎氏もちょくちょく出ていますね。
三宅久行氏が亡くなり、勝谷誠彦さんが去り、宮崎哲弥氏がいなくなり、
同志社大の村田晃嗣氏も出ない....
そして、例に漏れず、吉村大阪府知事と維新の会の大応援団番組。
もう役割は終えたのでは?
そろそろ終了してもいいかな。