霧立ちのぼる.... | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。

かつて宝塚歌劇団に「霧立のぼる」という名前の女優がいました。


大正生まれの方ですので相当昔の話。


山中貞夫監督の『人情紙風船』にも出演しています。




芸名はもちろん、百人一首の中の寂蓮法師の歌、

「村雨の 露もまだ来ぬ真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」から。


宝塚の芸名って自分で考えて自由に名乗れるらしいので、和歌に造詣の深い方だったんでしょうか。





写真はクリアになりすぎてますが、この草、遠目に見ると一面に紫の霧がかかっているように見えるんです。


何あれ!?

と思って近づいたぐらい。



近くで見ると何てこたぁない。




遠くから見る印象は良いのに、実際に接してみると幻滅する人の事を「富士山」とか言ったりします。

(眺めている富士山はキレイなのに立ち入ってみるとゴミだらけだから)