わくわく(しない)参院選。 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



全く盛り上がってないように感じる(私だけ?)7月10日投開票の参院選。


今日、22日が公示日です。

公示されてから特定の候補を名指ししてレッドゾーン超えた事を書いたりすると「選挙妨害」という罪になりますから皆さん、気をつけて下さい。

(よほどの事を書かない限りは大丈夫ですけど)




しかし、

盛り上がってないとは言え、この参議院選挙で、大げさではなく今後3年の日本の運命が決まります。



なぜなら、

散々言われているように、この参院選で岸田自民党が勝てば、この後3年間は国政選挙がありません(衆院解散しない限りは)


つまり、岸田首相はやりたい事が何でもできる "黄金のヒャッハー! 3年間"




元々が財務省の犬で.....  あ、どっかの野党議員がそう言って問題になってましたね(笑) .....でもホンマにこのオッサン、財務省の犬ですよ(撤回しません)

岸田氏の閨閥、つまり親戚中が財務省だらけ。そもそも本人も緊縮財政主義者ですから、必ず増税に舵を切るのは見えてます。


その財務省の資料に「安定的経済状況」というワードがあるんですが、

「安定的経済状況」って?


はい、それが「金融」「財政」


早い話が、規制緩和を止めて増税するという意味。



岸田自民党が勝てば、

「財政状況が危機だ」

「金融の正常化を」

というキャンペーンを必ずやります。



とにかく選挙が終わるまでは全て検討。決して決断などはしない岸田首相が素晴らしいリーダーシップで(褒めてません)この夏、動き出します。


金融引き締め&規制強化&増税。


ナニしはるの?

→「コロナで吐き出した分、回収させてもらいます」



増税と言いましても、「消費税を上げる」とかそんなわかりやすいところには手を付けて来ません。

もっと巧妙です。


かなりの注視が必要。


自民党の参院選用のポスターのスローガンが「決断と実行」って....?

身体を張って笑いを取ってるのか?(笑)



そんな岸田内閣の支持率がなぜか異様に高いのですよ。

下手すりゃ自民党が記録的勝利しそうなぐらい。



直近の世論調査でようやく支持率が5割を切り、物価高対策を「評価しない」が過半数になってますが、それでも安倍政権、菅政権の頃と違って、マスコミが政権批判を全くやりません。

これも異常です。

朝日も読売も、岸田内閣の悪口は書かない。



なぜ?

何〜もしないから批判のしようがなく、既得権益を絶対に侵さないので役人は何年でも岸田政権が続いてほしいと願う構図。


コロナも何となく収まって来てるし、医療崩壊の阿鼻叫喚にもなっていない。

ウクライナ問題でも「岸田はんは頑張ってる」


物価高はロシアが悪いんだから仕方ない(と誘導されてる)


大阪の「吉村はんはようやってる」と同じ。



まぁ一応....

投票は7月10日。選挙戦としてはかなりの長丁場ですので何があるかわかりません。

1998年の橋本龍太郎政権時の参院選も、直前までは自民圧勝の空気でしたが、投票日の1週間前になって橋本首相が「恒久減税」に言及しながら根拠がはっきりせず、"それだけ" で支持率暴落して、まさかの自民大敗でねじれ国会になってしまいました。



同じ事が起きる可能性は

非常に低いのですが。


 ↑↑↑↑↑

これはどうなった?

国会議員に一律無条件で・在籍が月1日でも「満額100万円」支給される文通費。


提出法案は全て成立した!と胸を張るクセに、これは何もしない。

よほどオイシイんでしょうね、この特権が。




日銀の黒田総裁も発言が物議を醸していましたが、そもそもこの人が頑固に押し進める金融対策は正しいの?



あと、

岸田政権の目玉のはずの「新しい資本主義」って、

何ですのん?


どなたか答えられますか?


この質問に対してご本人、

「検討中です」


政権発足時のこの質問とこの答弁。

同じ質問を維新の会の議員が先の国会で聞きました。

「総理の言う、新しい資本主義とは何ですか?」

岸田「検討中です」



何カ月検討しとんねん?

お前が言うた事やろが。



特技は人の話を聞く事、で、国会答弁では「検討する」を1日200回。

決して決断しない事だけは決断しているというナメた姿勢。



「実現します」「推進します」「目指します」

で、どうやって???




菅前首相は国民の困窮に対して「生活保護がある」と言いましたが、現首相は「資産は投資で稼いだらいい」


所得倍増、ではなくて、「"資産" 所得倍増」だと?


お前は一休さんか?


「成長から分配」と言ってたのが、いつの間にか「貯蓄から投資へ」?


「一億総株主」



こんな人物を国民が支持するなら、

もうこの国は滅びます。



自民党の参院選用のスローガン、「決断と実行」

.....実は維新の会が全く同じスローガンを掲げる予定をしていました。

自民党が「決断と実行」のポスターを発表したのは6月1日。

維新は6月2日に発表しようとしていてあわてて変更....


さすがに "決断しない岸田" がこんなスローガンを掲げて来るとは想像もしなかった(笑)




大事な事なのでもう1回、言います。

参院選は直接、政権交代に結びつく選挙ではありませんが、この参院選で今後3年間の日本の運命は決まります。



さて、

その参議院。


「参議院なんかいらん! 廃止して衆議院の1院制にしろ!」との声をよく聞きます。


でも、出来ないんです。

参議院を廃止するのは現実的には不可能。



2院制は憲法に明記されていますので、参議院を廃止するには憲法を改正しないといけません。

憲法を改正するにはまず、衆議院・参議院の両院でそれぞれ3分の2の賛成を得て改正発議した上で、国民投票をするという手順になってますね。


国民投票で過半数なら、憲法改正。



9条の改正となると、最後の「国民投票」のハードルはかなり高いと思いますが、「参議院を廃止」の国民投票ならまぁ、イエスが多いかも?


しかし、

その前の、「両院でそれぞれ3分の2以上の賛成」

これは100%、無理ですわ。



理由は実に簡単。

参議院の議員が「参議院廃止」に賛成するわけがない。

発議すらできません。



橋●徹氏のように、弁護士で法律は何もかもわかってるクセに、「参議院はいらない! 廃止だ!」と吠えて大衆を誘導しようとするヤツはタチが悪い。

ヒトラーと同じで....  おっと、ヒトラーとか言うたらまた怒られる?(笑)




でも、実は参議院の選挙は、結構面白いんです。

参議院の比例区というのは、衆議院と違って「名簿順」がありません。

投票する時は、政党名でも個人名でもどっちでも可。

政党名の投票数で割り振られた議席に、名前で投票された数の順に当選となります。


これはわかりやすい。



また、衆議院のように、選挙区に出た候補が比例区にも出る「重複立候補」ができませんので、落選した議員の「比例復活」という不愉快な現象もありません。



選挙とは関係ないですが、国会での質疑も参議院の方が面白いんです。

不思議な事に、衆参両院は、それぞれ質疑に関するルールが違います。


例えば、質問時間が30分だとすると、参議院ではその言葉通り、質問の時間だけが30分。

これに対して衆議院は、質疑時間が30分。


つまり、衆議院では野党議員が1分間の質問をしたとして、その答弁に大臣や役人が関係ない講釈をダラダラと29分間喋り続ければ、それだけでもう時間切れで終わりなんです。


しかし、参議院では質問時間のみカウントされますので、時間稼ぎのダラダラ答弁はできません。


なぜ両院で同じルールにしないのか不思議....





以前からずっと言ってる事ですが、増税する前にやるべき事があります。


まずは、宗教法人に課税。

日本は宗教に対して不可侵すぎ。

宗教団体がオカネ持ちすぎ。


でも、公明党なんかと連立してる限りは不可能....



それから、ギャンブルには正しく課税。

競馬競輪などの公営ギャンブルは配当金の5割、パチンコは7割の「ギャンブル特別税」を差っ引いて支払えばよろしい。


それが嫌なら止めりゃいい。



それから(2)

公務員の人件費が高すぎます。

日本は一般会計のほぼ全てが公務員の人件費だけで吹っ飛んでる異様な国です。



こういう事をスルーして民間には増税って?

ナメとんの?