笑福亭仁鶴さん。 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。

昨日お断りしましたように、約2週間前に「夏休みに入ります」宣言をしまして、一昨日までの記事はすべて事前に日時指定投稿していたもの。

 

別に入院してたとか収監されてたとか、旅行に行ってたとかじゃないんですが、この間に何か重大な事件事故があっても、対応できませんでした。

まぁ、いろんな事がありましたね.....

 

あんなに豪雨続きとは想像もせずにビールとかヒマワリとかの記事(笑)

 

横浜市長選や富士急ハイランドのジェットコースター、みずほ銀行に中田翔、フジロック開催とか、ネタはいっぱいありました。

千葉真一や高橋三千綱、ジャニーズ事務所のメリー氏が亡くなったり。

 

訃報は他にも超がつく大物がありましたが、その人はちょっと....

まだ気持ちの整理がつきませんので改めて。

 

そして、タイミングが今になってもこの人だけは書いておかないと......

 

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笑福亭仁鶴さん。

訃報記事が出たのは20日(金)でした。

お亡くなりになったのが17日だそうなので10日も過ぎちゃった....

 

仁鶴さん、

何度お会いしても、この人は裏表がないのか、巧妙にそれを見せないのか、よくわかりませんでした。

 

とにかく、怒ってる顔を見た事ありません(私は)

テレビで見るあのまんま。

 

 

かなり前.....

まだ鶴瓶なんてペーペーだった頃の笑福亭一門の新年会がありまして、若手は必ず余興をやるわけです。

 

今みたいに、ひな壇C級芸人が楽屋話に毛が生えたレベルのしょーもない事を言って、周りがサルのオモチャみたいにバンバン手を叩いて身内だけで大ウケしてる時代ではありません。

 

 

余興をやるのもプロですが、見る方もプロなんです。

ちょっとやそっとじゃ笑わない(あの松鶴師匠を笑わさなアカンのですよ)

 

『笑点』みたいに台本もない。

 

 

何せ、当時の笑福亭一門ってのは福笑さんとかかなりアブナい方ばかりで、一旦ハメを外すととんでもない事になります。

 

「何かやってみい」と命じられた若手(今ならパワハラで訴えられる?)、師匠方を笑わすネタなんてありませんから、最後の手段として全裸になって踊る.......

 

師匠方は仕方なく笑ってあげる、

苦笑いですけど。

 

 

そんな中でただ一人、仁鶴さんだけは冷ややかな目をしていまして.....

怒ってるわけじゃなく、

「ええか、笑いっちゅうのはな.....」と説教が始まります。

(でも、説教されてる方はチ●コ丸出しで立たされてるわけです・笑)

 

生真面目なんですよね。

 

豪快な芸風だった初代・春団治に憧れて、キャラが似ていた六代目・笑福亭松鶴さんに弟子入りしたのに、ご本人は全く違うキャラ。

 

松鶴さんが亡くなった後は、遺言があったにも関わらず、頑なに襲名を固辞しました。

 

「松鶴は松竹芸能の名前だから」というのが理由だとか言われましたが(仁鶴さんは吉本)、真面目すぎた故に、自分はあの芸風にはなれないと思っていたのかもしれません。