南スーダンで起きている事… | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。

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私は以前からずっとこのブログでも言い続けてるんですが、
「安保法案」は戦争法ではありません。

左巻きマスコミが誘導し、乗せられた左巻きな方々が過敏に反応する「徴兵制」なんてのも、日本で導入するのは不可能です。

自衛隊員は公務員ですから。

世界中見渡しても徴兵制なんて敷いてる国は途上国とロシアだけ。

現代では絶滅寸前な制度なのに妄想しすぎ。


ですので、「安保法案」には反対しません。
日本の周辺で何が起きているのかを考えれば国防の為の法整備は必要。

ただし、
国防ですから、安保法案はあくまでも「日本とその同盟国の領土領海に限り行使」と限定すべきです。

現在の日本で同盟国というのはアメリカただ1国しか指しませんが、アメリカの領土を攻撃するアホな国などないんですから、現実には我が国の領土領海限定になります。

地域限定しておけば、アメリカが勝手に中東でやらかす戦争に「巻き込まれる」事もなくなります。



問題は「PKO」…
安保法案に基づいたPKO法の改正で新たに自衛隊の任務として可能になった「駆けつけ警護」というのがあります。

この岡っ引きのダンナみたいな呼称は一体、誰が考えたんでしょうか?(笑)


国会では今、自衛隊がPKO展開している南スーダン(こんな日本の国益に何の関係もない地へ自衛隊を派遣したのは民主党政権時の野田首相ですからね)で起きているのは内戦なのか扮装なのか、デジャヴな言葉遊び議論で堂々巡りしてますが、政府は屁理屈ばかりで逃げております。

言葉の問題ではなくて、政府軍 vs 反政府軍がドンパチやってる以上、誰が見たって内戦状態で、どう強弁しようが自衛隊は軍隊なんですから、その軍を内戦状態の地へ出した以上は戦争からは逃げられません。

何より問題なのは、
自衛隊の「駆けつけ警護」は、武器を持って友軍を助ける事ができますが、武器を“使って”助ける事ができないという事。

これじゃ射的場のマトと同じです。
自衛隊が武器を使用できるのは、正当防衛と緊急避難だけ。つまり日本の警察官と同じ基準。
武器の使用を禁じられた軍隊なんて古今東西、どこにあるんでしょう?
この縛りを相手の武装集団が知ってたら?
警告射撃なんて無意味…

わざわざ制限をかけて隊員を戦地で危険に晒してるわけで。


危ないから自衛隊を撤収させろ、ではなくて、
自衛隊が海外で武器を使用するのはイカン、でもなくて、

自衛隊がPKOに参加するようになった頃からずーっと続いてる議論ですが、「駆けつけ警護」みたいなモンを命じるのなら、堂々と武器使用を許可しなさい。

でないと“確・実・に”死人が出ますよ。
(しかも、南スーダンでPKO活動してるのはケニア、ガーナ、カンボジア、ネパール…お世辞にも一流の軍隊とは言えない頼りない国々)


政府は一応、「駆けつけ警護」の敵方が政府軍となる事はあり得ません、と説明してます。
政府軍=国(または国に準じる組織)相手に自衛隊が戦うなんて事になれば、これは明確に日本と南スーダンとの戦争になってしまいますから、安保法案云々の議論ではなくて問答無用で憲法違反です。


さて、じゃあ、もしその政府軍が国連と敵対していたとすれば?
日本はどういうタテマエで自衛隊を派遣するんでしょうか?