寝たきりの父 | ぱっくんブログ

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パソコンにトラブルやわからないことはつきもの。
仕事上、パソコンに携わっているので、あんなことやこんなことあります(笑

パソコンに関してここでの記事がお役に立ってほしいし、
自分の記録としても残していこうと思います。

先日、この地域の自治会長が亡くなりお通夜・葬儀のお手伝いをした。


家族の方には「何かあったら何でも言ってくださいね」と声をかけたが・・


身近にいる人だから気にもなるが、自分の親のことは頭の隅にはあったのだが


自分達のことばかりで気にしていなかった。


父は痴呆症で1年ほど入院していた(今は痴呆症といわないのだが・・・なんだったかな^_^;)


症状が起きていたのは2年ほど前。


私は実家とは離れて暮らしているのでその状況を知った時にはかなりショックだった。


離れていると言っても車で1時間くらいの距離の場所。



ひどくなる前、子供と一緒に帰省した時。。


何となく、うるさいな?・・と思った。今思えばあの頃からちょっと様子がおかしかったのかもしれない。



ひどくなって、父に会った時はびっくりした。


無精ひげだらけ。目つきが怖かった。声を出すのに声が荒いと言うか、怖い雰囲気。



ガスやストーブをつけると家事になるからガスは使うな・・

ストーブは倉庫に直しこんでしまい、エアコンもつけると爆発すると・・

冷蔵庫の中のものは腐っているから食べるな、飲むな。

洗濯はするな(洗剤が悪い)

日常の生活ができない。


冬の寒い時期に暖房器具もおけない我が家。。

私は一緒に暮らしてるわけではないのでただ、驚いたのだが、

これでは母の方が精神的・肉体的にまいりそうだ。

おまけに父はまだその頃は足腰もしっかりしていて、

家の中をウロウロしながら、何かあると母に文句をつけ、怒鳴ったりたたいたり。。



これは・・・父を病院に連れていかないと・・


どうにか病院に連れて行こうと母もしたらしいのだが、本人が行かないと言い張る。


だが、状況は悪化するばかり。


意を決して、力ずくでも病院に連れて行かなきゃ・・と思った。


連れて行く当日、主人にも車をだしてもらい、私も付き添った。


私たちだけの説得にはきっと応じないので、母が元会社の上司を呼んでいた。


案の定、説得には応じず、その上司の言うことにも耳を貸さなかったが、


私達だけよりも、上司の方もいてくださったのでよかったと思う。


半ば、強引に車に乗せ病院へ連れて行った。


車の中で最初は少し暴れていたが、少し落ち着いて、病院に着いたときには


自分から素直に歩いて行ったのには驚いた。


だが、その素直さも長くはもたなかった。


検査中に帰ろうとするし、怒鳴るし、看護師の方にまで文句を言うし・・


その結果、強制入院させることになった。


それから1週間は面会はしないように言われた。


本人が興奮するので。



それからしばらくは父に会わなかった・・・と言うより


会うのが怖かった。


久しぶりに会った時は父は、ひげもきれいに剃ってもらっていて、痩せていた。


表情は穏やかだったが、母には怒ったりしていた。


そんなこんなで1年ほど入院して先月家に帰ってきた。


帰ってから今日初めて会った。


私や子供たちに会いたがっていて、びっくりした。


以前は「来るな!」、「帰れ!」といわれていたので。。^_^;



顔色がこの前(夏)会った時に比べたらずいぶんよくなっていた。


それにもう、間違ったことを言わなかった。


この前は私や子供の名前もすぐには出てこなかったし。。


ただ、ずっと寝たままである。


だけど、3度の食事はとってるし、食事の時だけは母に起こしてもらい歩いてくる。


立った時にオムツを替える。はかせるオムツで中のパッドだけを替えるので簡単だ。(おしっこだけの時は)


食事をして、家の中を少しだけ歩く。唯一の歩く時間。


歩数で数えても50歩にはならないと思うがそれだけでも歩かないよりはいい。


この調子で元気になってほしい。