引越し11回。9回失敗して思うのが
住環境は自尊心に影響する。
部屋選びの条件は、家賃・間取り・通勤…
山ほどあるけど
「心地よく過ごせるか」を忘れないでほしい。
これまでのお部屋選びと
当時の心境の変化を並べてみました。
18歳1件目。
駅前雑居ビル街の一角にある築浅6畳ワンルームマンションが学生寮。2段ベットと長机とローテーブルを置いたら身動き取れず。ベランダの外はいつも薄暗くて。
絵を描くための専門学校だったのに創作意欲ゼロに。いつも繁華街を放浪していた。
2件目。職場から歩いて30分程度。古いけど丈夫な鉄骨マンション。眺めのいい角部屋からは花火が見えた。そういえば友だちがよく来てくれていた。
女子1人暮しが心細かったからかしら。
3件目。上京先で家賃重視。木造一階。
ベッドで寝ていると真上から二階のシャワーの音がする。隣の電話の声が聞こえる。夏なのにひんやりする部屋。カビ臭い家という存在を知った(今でも街を通ってると気づく)雨戸シャッターがうるさくて閉めっぱなし。ユニットバスの壁が剥がれて退去。安らぐことなどなかった部屋。
4件目。彼氏と住むには狭い部屋。狭いキッチン、電熱線コンロの難しさ。進路も仕事も迷走しどんどん増えるモノと、どんどん荒む生活。
5件目。屋上を歩くカラスの足跡が聞こえるハイツ。
2階なのに底冷えする。ほんとはもっと築浅の家がよかったけど家賃の都合でしょうがなく。
部屋数は増えたのにあっという間にモノで埋もれた。ダイニングキッチンと下駄箱が共存する部屋、長押しに掛かった服に埋もれた寝室。
家に誰も呼ばなくなった。
6件目。念願の鉄筋コンクリートの2LDKマンション。
広すぎて持て余す。落ち着かなくていつもカウンターキッチンの隅で窓の外を眺めながらマティーニを飲んでた。寒々しかったのは広い部屋なのか気持ちなのか。
…
10件目。家賃や住みたい町ランキングの条件を度外視して設備と部屋の広さと雰囲気の良さで決めた。はじめてマメに片付けて掃除もした。片付くのがうれしくて部屋の写真を撮りブログを始めた。
はじめて壁に何か飾ってみたいと思った。
11件目。勢いで新築マンションを購入した。
突然で驚いたけどずっと理想だった間取り。すべてが新品。人の気配がない。気持ちよかった。マメにマメに掃除した。
はじめて人を招くようになった。最初は親族、友人、そこからママ友、ご近所さん、知り合いの知り合い、そのうち自宅サロンになり、収納見学会をはじめ、家を通して仕事のご縁が広がり、家を整えることが生業になった。花を飾りARTを飾り、子どもたちも育った。
引越し11回、9回は失敗続きの私。
間取図と写真から物件の特徴が想像つくのも
クセ強い物件を渡り歩いた経験があるから。
住環境が大事だよ!と
しつこくお伝えするのも
影響力を知っているからだと思う。
10/13は引っ越しの日なんですって
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1868年(明治元年)のこの日、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城された。この日を近代の引越しの始まりとして、引越専門協同組合連合会関東ブロック会の創立15周年を記念して記念日が制定された。
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