今年も中学入試の季節となりました。
中学受験の世界では、塾講師の先生が、私立中学の受験会場の前に立って、教えてきた生徒たちを励ますという習慣があります。2019年の最初は、独協埼玉中学でした。
1月11日に、東武線せんげん台駅から、独協埼玉中学に向かいました。
無料送迎バスが運行しています。
私はバスが走る前に待ち構えたいと考えて、独協埼玉中まで、てくてく約20分歩きました。
やはり寒いので、重ね着と使い捨てカイロを使用しながら、受験生を待ちます。
塾講師の人数は、今回は細かく数えていませんが、全部で60人くらいです。
教えてきた生徒が、やってきます。
やけにテンション高くて元気な受験生には、「もっと緊張しろよ!」と突っ込みを入れました。
元気良い表情で、校舎に入っていきました。
ひとり見逃してしまいました。他の受験生に声をかけていた約3分の間に、通り過ぎてしまったようです。
塾講師が立つよう指定された位置は、太陽がある東側です。受験生親子から見ると逆光になりますから、受験生側からは探しにくいのです。
独協埼玉の問題には、やや特徴があります。
たとえば・・・
(1)算数の問題には、答だけではなく、式(考え方)を書く必要がある設問があります。
(2)社会の問題には、25000分の1などの地図を読み取る問題が例年出されます。
過去問を解いておくと、有利な問題です。
ちなみに千葉県の私立中で「過去問を解かないと大きく不利になる中学は、
渋谷幕張、千葉日大一、芝浦柏あたりでしょうか
独協埼玉中学の問題を、チェックしました。
算数を中心に、やや難しい問題も見られました。
驚いたのは、国語の長文でした。
「ちゃんぽん食べたかっ!」から出題されたのです。
さだまさしの中学時代に体験した話が題材になっています。
さだファンである私は、余分な知識があります。
「妹」の玲子さんは、「オヤジの一番長い日」で《くれてやるから殴らせろ》で知られていて、「白鳥座」でボーカルをしていました。
「弟」の繁理さんは、日本で初めてのプロサッカー選手と言われる人です。
こういう文は、受験生には別にどうでもいいことですが、一部の保護者には大きく注目されるのです。
12月途中から、激しく多忙になってしまいました。
ブログを書くなんて無理で、睡眠時間を削ってフラフラでした。
でも2月3日までは教えている受験生が、少しでも合格に近づくように、努力するしかありません。
2月からは週休2日になりますから、ゆっくり休むのは2月になってからです。
まあ、合格してくれれば、睡眠時間減らしても、疲れないんですよね。