男13人が大部屋で3日間。何も起きないはずがなく | 富山中部高校陸上競技部

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月:カトグロマサックス
火:ケンケン
水:いかのおすし
木:さらよし日記
金:ひとりこたつ
土:さかなつり
日:ビッグスワン



合宿の疲れよりも

3日間共に戦い抜いた仲間との
別れが寂しいなどというクサいセリフを



真顔で言えるくらい寂しい



どうも疲労の化身こと
面構えです





今回、北信越競歩合宿というものに
参加させていただきました
男子13人
女子は20人以上?(なんかいっぱいいました



アドレナリンが凄くて
いつもじゃこなせないメニューを
いつもより良い動きで出来ました


2日目にやった
立ってるだけでもきつい暴風雨の中の
10kmペースウォークは
ギリ行けそうかなっていうペースのグループで
自分以外ほとんど25分切ってる人ばっかだったのでビクビクしながらスタートしたんですけど
まるでストロールしてるみたいで(ランで言うジョグ


最後はさすがに体が動かなくなってきて12kmとかまでは行けなかったんですが

きついとか辞めたいよりも

強くなりたい
もっと行ける
この人達を早く越えたい


という気持ちが溢れてどんどん行けました

終わったら足とか手とか顔とか完全に感覚なくなってたのですぐシャワー浴びてきたんですけど


やり切ったという達成感と
全身ととのった幸福感でいっぱいでした


皆さんも絶対に経験したことがあるであろう
陸上始めた頃の夢中になるようなドキドキを
思い出しましたね
多分あと3カ月間ずっとドキドキしてる気がします
それくらい僕自身何かが変わった合宿でした




3日目は400×10~25本のインターバルやってたんですが



去年の新人戦で削り合った高松くんに負けたくなくて


前半からいつもより5秒くらい速いペースでやってたらさすがにきつくてくっそ心折れそうになったんですが

ちゃんと本数こなすだけじゃなくて
イーブンでフォームをおろそかにせず
ペースを落とさずいけたのはよかったです

酸欠過ぎて
あっここで意識飛ぶな
みたいな瞬間を何回か味わって地獄でした


富商の最強女子は
後半もまったく動きが変わらず
常に余裕そうなかんじで

15本目でこれで終わるかを聞かれたときも
「まあまだいけるけどこんぐらいにしとくか」感があって悔しかったですね


いくらインハイ選手だからって
女子競歩にタイム負けてるのはダメな気がするので
総体は高松くんと一緒に頑張りたいです




でもなんといっても今回の合宿の目玉は
丸子修学館の中田くんでしたね
(はるじいではない




長野から来た同学年なんですが
「富山中部憧れてるのでめっちゃ嬉しいです!自己紹介で中部は神!って叫んでいいですか」とか言ってたり


食事で出た唐揚げのうまさに感動して
食堂のおじちゃんに
レシピ聞きにいってたり


俺のとんでもない出っ歯はトルソーしたときに役に立つんだとか言ってたり

面白かったですね
彼だけでなく
記録でしか見たことない凄いタイム持ってる人らがこんなに身近な感じなんだと思ってびっくりしました
人として選手としてとても尊敬できる部分がたくさんありました



高校で陸上を始めて

最初は100m14秒、1500mは6分で

その後競歩を始めてからも

最初はめっちゃ遅くて



靴も最近までずっと9000円のを使ってて

親に

とりあえずタイム出せ
それから考える


と言われて
これ(競歩に向いてる薄底のランニングシューズ
買って貰うまで大変だったんだよーと話してました




彼はその後北信越新人優勝してます

22分台です

もうフォームがほんとに見ててうっとりするほど
きれいなんですよねー


でもものすごい謙虚だし
「競歩俺まだ下手だ」ってよく言ってた

競歩の技術に限界はなくて思っている以上の奥深さがあることも知りました


合宿の最後
皆が帰り支度し始めるときも

先生に
「このような貴重な練習会に呼んでいただきありがとうございました。」
と深々とお礼をしに行っていて



こういう人がインターハイに行くんだなと

インターハイで活躍してほしいなと

心から思える人でした



中部はピンキリだと何度も言ったんですが
風呂入ってるときに
「勉強とか教えて欲しいし日本の未来は任せますから競歩のことはなんでも聞いてください」
と言われたので



まあ日本の未来とかは置いておいて

お言葉に甘えまくって

ストロール中にネチネチついてって

気になってること聞いたり

さすがにフォームが綺麗すぎたのでこっそり盗撮したりしてましたが



やっぱこういうのが大事ですよね(反省してない




選手は高校生だけでなく大学生もたくさんいて
現日本代表から
世界大会に出場された経験もある指導者の方々がいて脳がバグりそうでした



インターハイの競歩で審判をしてる方から
良い感じだったよ
頑張ったね
って声かけて貰ったときはさすがにニヤけましたね






すごい強い人たちと練習するのは

自分の足りなさ、遠さがくっきりしてしまって

凹むところもあるんですが



出来る出来ないはおいといて

すげーーこんな風になりたいなーって


ただYouTubeとかで見るのとはちがう
もっと強い憧れというか

自分がこんな選手になれたらという
像が少しでも見える気がして

そっちのほうでゾクゾクしました




もちろん僕は現時点で
全国どころか北信越入賞も怪しいけど


はるじいや夏野先生やしょーごさんやてつろうさんや合宿のいろんな人たちから学んだものを
毎日実践して
県総体と北信越総体
より自分の目指す歩きに近いもしくはそれ以上の形に仕上げてそこに結果が付いてきたらいいなあと思います



新1年生が来ているらしいので宣伝を


競歩は

さっき言った丸子の中田くんもそうだし
人によっては
1年かからずにすごいタイムを出す人をよく見る競技です(中学時代陸部じゃ無い人で22分台は3人知ってる



競歩は走ることの延長線上だけど
競歩は競歩というか
みんな素人だし
スタートラインはいっしょです

あと富山はクソ雑魚中距離出身の自分でも夢を見れる県です


やってみたら意外とめっちゃ楽しいので
体力だけじゃなくて技術とか戦略とか
自分の得意な土俵に持ち込んで
力伸ばして
一緒にでかいもの獲りましょう



あと今の中部陸上部はめちゃくちゃ脂乗ってる時期だと思うので入っておいたほうがお得ですよ
中部史の目撃者じゃなくて
歴史作る側になりたいなあ