ドロミテ名峰ハイキング③ 大迫力のトレ・チーメ | À mon avis...

À mon avis...

TRAVEL. STYLE. LIFE.

 

 

コルティーナ・ダンペッツォに滞在した理由は、

トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(Tre Cime di Lavaredo)、通称「トレ・チーメ」に行くこと。

 

 

トレ・チーメは、ドイツ語でドレイ・ツィンネン(Drei Zinnen)とも呼ばれていますが、

両方とも意味は「三つの峰」。

大好きな地・モニュメントバレーのビュートを思い出させるような岩峰は迫力があるのです。

 

 

 

トレ・チーメへアクセスするには、

ドロミテの真珠と呼ばれているミズリーナ湖を通ります。

見て下さい、この美しさ♡

この辺にはサナトリウムのような療養施設があるようですが、

こんなに空気が澄んでいて、景観の美しい場所にいると、心も体も綺麗になりそうですよね。

 

 

 

 

 

そしてこちらがトレ・チーメ。三つの岩峰が連なっていて圧巻。

ガイスラー山群直下のハイキングで筋肉痛が酷かったので笑、

2〜3時間程度のハイキングを希望していたのですが、結局ぐるり一周しました。

滞在時間は5時間程度だったので、4時間〜4時間半くらい歩いたでしょうか。

ウッドが道を間違えたのが理由ですが、今思えば頑張って一周しておいてよかったです。

 

 

 

 

トレッキングの起点となるのは、アウロンツォ小屋(Rifugio Auronzo)。

我々は、ミズリーナ湖の目の前にある駐車場に車を置き、そこからバスに切り替えました。

夏はアウロンツォ小屋の駐車場は早い時間から満車となるらしいので、リスク回避。

バスは1人10ユーロ(往復)で、乗車時に購入できます。

 

 

さて、アウロンツォ小屋を出発してトレ・チーメに向かって歩きます。

次のポイントまでは1本道なので、絶対に迷うことはありません。

 

 

 

 

 

右手はアンシエイ渓谷。

深い緑に川、そして左手を見ると荒々しい岩肌。素敵なコントラストが広がっています。

 

 

 

 

 

少し歩くとラヴァレード小屋(Refugio Lavaredo)に到着。

ここから、急斜面を登るルートか、ぐるっと緩やかに迂回するルートが選べます。

我々は後者を選択。

 

 

 

 

 

息子が「ライオンがいる!」と指差したら、本当にライオンがいました。笑

 

 

 

 

 

もう少しで向こう側に回れるところまで来ました。

 

切り立った岩峰がなんとも言えぬ格好良さ。

ヨーロッパのモニュメントバレーだと思いながら景観を楽しみました。

 

 

 

 

 

そして北側に回り込んでやっとトレ・チーメとご対面。

どうですか、この迫力。写真では伝えきれないと思いますが、とにかく圧巻です。

 

 

 

 

 

ここで暫しトレ・チーメをうっとりと楽しみ、息子はケルンを観察。

十分迫力を楽しんだら、今度は坂を下り、ドライ・ツィンネン小屋を目指します。

(写真右手に写っている赤い屋根の小屋。)

 

 

 

 

 

ここからは小屋手前まで下りになるのでやや楽。

下の方が足への負担は大きいですが、身体的負担は軽いと思います。

 

 

 

 

 

小屋が見えてくると、たどり着くには急な登りがあることに気が付きます。

ここがなかなかキツくて疲れてました。男共はスイスイ登っていくのに...

 

 

 

 

でもね、この絶景が広がっているのですよ。

 

左から、チーマ・ピッコロ、チーマ・グランデ、チーマ・オヴェスト。

あらゆる人や物に感謝をささげたくなるくらい美しいのです。

 

 

 

 

 

そしてこちらの小屋でお昼ごはん。

毎回変わり映えのしないソーセージ...笑

わたしはこの日お腹の調子がよろしくなかったので、一口パンを齧りました。

(ハイキング時の腹痛は地獄です。)

 

 

 

 

 

ここで来た道を引き返すのがショートルートになりますが、

我々はここから道を下るトレイルを選びました。

(まさかこれがトレ・チーメをぐるり一周するキツイルートとも知らず...)

 

 

 

 

 

お決まりのボーイズの写真撮影。

ひたすら降り、平原をルンルン歩いたあとは、地獄の登りが待っていました。涙

 

 

 

 

 

でも登りきった先から先ほどのドライ・ツィンネン小屋を仰ぐと(写真中央左)、

ここまで歩いてきたんだという達成感に溢れ、やる気がでます。笑

 

 

 

 

 

スタミナ0人間なので、最後の方が足が棒のようになっていましたが、

ボーイズに励まされて回りきりました。

 

 

トレ・チーメ一周は、さすが人気の高いトレイル。

とにかく壮大な景観が圧巻で、ドロミテに足を延ばした際は見逃せない場所です。

 

 

ハイキング2日目もしっかり楽しめました。