育て方・環境の違い | À mon avis...

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アメリカ人の子育て、子どもの躾は、日本やヨーロッパのそれとは大違いだといつも感じます。

 

 

住んでいる場所柄、チュリが交流のあるご家庭は裕福な方たちばかり。なので偏った意見になるかもしれませんが、こちらに越してきて過去6年観察した結果、アメリカ人へのステレオタイプな面はやはり子どもの育て方、躾け方にあるのではないかなと思うのです。

(ちなみにアメリカ人といえど様々な文化的・宗教的背景をもつ方ばかりで慣習等も異なりますが、あくまでもかなり「一般化」した意見ということで...)

 

 

まず、アメリカ人はやはり「個」を尊重する文化です。子どもといえどあまり上から押し付けるようなことはしません。

 

子どもが何をやりたいのか、何を求めているのか、常に大人は質問を投げかけて己の力で考えさせようとしています。

 

これは食事も同様で、基本的には子どもが食べたいものを与えています。例え食事を摂らなくとも、野菜に手をつけずとも、きちんと食べなさいと諭している姿を見たことは一度もありません。

 

 

アメリカ人は良く味音痴と言われたりしますが、食べたいものだけを食べさせ、苦手なものを食べさせない。レストランに行くとキッズメニューはハンバーガー、マックアンドチーズ、チキンフィンガーとジャンクフードのみ。そういう食生活だと、まず味蕾は発達しないでしょう。

 

 

ヨーロッパ人の友人も我々日本人も、一応身体に良いものを食べさせようとするじゃないですか。食べるまで席を立ったらいけません(これはヨーロッパに多い気がします)という厳しい躾から、一口ずつでいいからお野菜食べようねとやんわりな促しまで、程度はありますが子どもの意見ばかり尊重することはありません。

 

 

また、食べられないのにお皿に盛る、手で触って他の人が食べられないようにする、というフードロスへの意識が著しく低い。これは行き過ぎたキャピタリズムの代償ではないかと思うのですよ。何もかも与えられすぎているので、「無駄にする」ということが理解できないのではないかと。

 

 

 

我々の住む地域は裕福な白人系アメリカ人と、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカの赴任組が多い場所なのですが、毎回アメリカ人の子ども vs ヨーロッパ人&アジア人の子どもの行動・態度があまりにも対照的で驚かされます。

 

 

 

 

氷点下、雪の日が続き学校も閉校したというのに、今週は気温が24度近くまであがるという変なお天気でした。大好きな黄色いチューリップをお部屋に飾って、春気分を味わいました^^