昨夜、生まれてはじめて「車のバッテリーが上がる」という経験をしました。
気持ち良く仕事を終えて車へ行き、エンジンをかけたらなんだか変な音。そして見覚えのないランプ。こ、これはもしかしてバッテリーがないってことなんじゃ...?と思ったらその通り。
バッテリーが上がってしまうと、アクセルを踏んでも本当に何も起こらないのですね。
バッテリーが上がったら、他の車から電気をお借りしてエンジンをかけるということは理解していたのですが、それを英語でなんというか不明で(笑)、周りの人に、バッテリーをチャージさせるコード持っていませんか?と駐車場に来る人来る人に話しかけました。
英語ではこのことを「jump start」、そしてケーブルは英語で「jumper cable」というのだそうです。常識?笑
結局誰もケーブルを持っておらず、仕方ないので駐車場に一晩車を置いてUBERで帰ろうとしていたところ、親切な方が、
「セキュリティに伝えて、ファシリティマネージャーにSOSしたら助けてくれるかもしれないよ」
と教えてくれたので、ビル入り口のセキュリティのところへ走りヘルプを求めました。
残念ながらファシリティマネージャーからは「AAA(トリプルエー)に連絡して」と冷たいお言葉だったのですが、そのやりとりをしていた時、エレベーター横で携帯のメッセージをやり取りをしていた女性が顔をあげ、
「Let's go! あなたの車はどこにあるの?」
と救いの声を一言。その言い方があまりにも格好良く、後光がさしているように見えました。笑
偶然にもチュリ車の横に駐車している方で、運命を感じましたね。笑
すぐに車を向かい合わせになるようにして、テキパキとジャンパーケーブルを取り付け準備。
車のフロント部分の開け方すら分からないわたしはSORRYと言いながらすべてをやってもらいました。指輪が汚れないように彼女が外した指輪をホールドして、手を拭くためのウェットティッシューを渡しただけの役立たず。涙
何も貢献できないって辛い。
本当にただ立っていただけな無力無能のわたし。
今回やり方を教えてもらったので、次回は自分で対応できると思うし、ジャンパーケーブルも必ず車に常備しておこうと決意しました。
その昔、友人のお父さんが、パンクしたタイヤの交換を友人にさせていたのですが、口だけ出して手は全く貸さなかったんです。あの日彼女は白のワンピースを着ていたのに...
あの時は、娘に覚えさえるためとはいえスパルタすぎだなと思ったし、道端で周りのギャラリーもすごかった。笑 でも、今思えばあの厳しさは生きていく上で必要な優しさだったのだなと当時のことを思い出しました。
人によりかからないと何もできないような状況に陥りたくないので、もっと強くなりたい、常識的なことは一通りできるようになりたい。そう気がつかせてくれた救世主の彼女に感謝です♡
ネームタグの写真を撮らせてもらったので、さっそくコーヒーにでもお誘いしようと思います。