グランドキャニオンでは、夕日に染まった渓谷と日の出の鑑賞が欠かせません。
ネットや周囲からの情報もそうでしたが、自ら経験してみて本当にその通りだなと感じました。
さて、2日目の朝は、日の出時間5:46AMに間に合うように宿を出て、朝日といえばここなスポット、Mather Pointへ向かいました。ヤバパイロッジからマーサーポイントまでは車で5分程度です。
5:30AMには到着しましたが、既に多くの人で賑わっていました。
朝晩は気温が下がるので、夏といえど、コンパクトなダウンジャケットを持って行くことをお奨めします。日の出、そして日の出後表情が変わっていくグランドキャニオンをじっくりと眺めるつもりであれば、8月でもジャケットなしでは耐え難き寒さです。
半袖でいらしてた日本人の男性たち、ガタガタ震えておられて見る方が辛かった...
サンセットよりもサンライズ、朝日に照らされたグランドキャニオンの方が、より尊厳に満ちた表情の渓谷を堪能できます(当社比)。
ひと段落したら、マーサーポイント・アンフィシアターで持ち込んだ食材で朝ごはん。パン、チーズ、フムス、ヌテラ、バナナ、ヨーグルトです。
外でジャンクしか食べられないと分かっている場合は、スーパーで食材を調達した方が時間的にも、健康・財政的観点からも賢い選択だと思います。旅路の我が家の救世主は、ひよこ豆ペーストの「フムス」です。プロテインも摂れるし、プラスチック容器に入っていて持ち運びやすい。お味もばっちりで、心強い存在なのです(^_^)
ビジターセンターの駐車場には、こんな撮影スポットもありますし、こちら近くには比較的綺麗なレストルームもありますよ。
腹ごしらえをしたあとは、そのままハイキングへ出かけます。
Rim Trailの途中、道横に駐車できるスペースがあるので(↑)、そこに車を止めてSouth Kaibab Trailheadに向けて歩きました。
7:30AM。周りには誰もおらず、世界に存在するのは、我々と絶景のみ、という贅沢。
無料シャトルバスの車内広告に「夏のグランドキャニオンでのハイキングは、午前10時まで、もしくは午後4時以降を心がけよう」と書いてありました。渓谷でのハイキングは特に、谷に降りるほど気温が上がるので危険が伴うのだそうです。
そういう意味でも、日の出鑑賞のあとすぐにハイキングへ行くのは理に適った行為ですね。
サウスカイバ・トレイルヘッドまで到着したら、ここから遂に谷に下り、Ooh Aah Pointを目指します。あまりの絶景に誰もが「ウーアー」と声をあげてしまうことからこの名前になったそうです。笑 本当にそうなのか検証してみよう!とワクワクしながら道を降りていくわたし。
途中で注意喚起の標識がありました。まだ時間が早くマイルドな気温だったので気に留めませんでしたが、日陰がない場所なので、暑い時間帯だと危険ですね。高低差もありますし。
こんなビューを眺めながら赤茶色の道を降りて行きます。奥に人が多く見える場所、あちらが目的地です。
OOOH AAH〜〜〜〜〜(^O^)
絶景、それに尽きる。岩のちょうど裏側?に人が一人座れるスペースがあり、そこに座り深呼吸をしながら地球のエネルギーをしかと受け取りました。第二の朝ごはん、ヌテラサンドと共に。
復路は登り、しかも下りの時に比べて太陽の照りも強くなり、やや疲れるハイキングになりますのでご注意を。
その後、一旦ロッジへ戻り11:00AMにチェックアウト。
ヤバパイロッジ向かいにあるジェネラルストアのデリで早めの昼ごはんです(ザ・ジャンクフード)。息子リクエストにより再びサラミのピザ、それにベジタリアン用のブラックビーンバーガーをいただきました。
そして今度はイーストリム、東側のビューポイントを巡ります。まずは他のビューポイントが出来るまで主要なスポットとして君臨していたGrandview Pointへ。
グランドビューポイントはその名の通り壮大。他のビューポイントに比べて華美な雰囲気というか、ダーン、ドーン、すごーい、みたいな雰囲気です。これまでのビューポイントでいちばんワォ!と声を出しました。ここは絶対に行かれることをお奨めしたい。
そして最後に訪問したのは、Desertview Point。こちらデザートビューポイントは、グランドキャニオン国立公園サウスリムの一番東側にあるビューポイントで、Watchtowerと呼ばれる展望台があります(お土産物屋さんが入っています)。
コロラド川をより近くから見ることができて圧巻!ここからの眺めで、コロラド川が北から西に流れている様子が確認できますね。
休憩のあとは、2日目の宿であるCountry Inn & Suites by Radissonを目指して、Page(ペイジ)という街に向かいます。