11月第4木曜日のサンクスギビングデー(感謝祭)は、アメリカ人にとって大切な日。
クリスマス同様、家族が集まって一緒に食事をとる「家族のための日」です。
元々は、17世紀に新大陸アメリカに移住した英国人が、ネイティブアメリカンたちを食事に招待したことに由来しているのだとか。
サンクスギビングといえば、大きなターキーの丸焼き、クランベリーソース、スタッフィングに様々な種類のパイ...でしょうか。
そんなアメリカンなサンクスギビング感は皆無のサンクスギビングでしたが、お手伝いに来てくれている友人が、わたしが食べたいものを色々と作ってくれた美味しい時間を過ごしました。
チキンの丸焼きを焼こうかと話していたのに、なぜかエビフライ、脂の乗った秋刀魚とたっぷりのしょうがで秋刀魚ご飯。笑 ゴーヤの酢の物に大根おろしもつけて、ザ・和です(^_^)
こんなメニュなのに、ワインがすすみました。
パイを焼く代わりに、お手軽タルトタタンに挑戦。美味しく焼き上がり、フライ返しでひっくり返していたところ、バランスを崩して床に落下。見るも無残な姿となってしまいました。涙
サンクスギビング翌日のブラックフライデーは、一転して洋風で。漬け込んでおいたスペアリブ、フレッシュモッツァレラ&トマトに、残りのゴーヤでサラダ。
バターとトリュフソルトをたっぷり加えた滑らかマッシュポテトって美味しいですね♪ スペアリブは貧弱でコゲコゲのが好きです。笑
大好きなエリーゼやおしゃれなマリベルのチョコレート、その他にもトリュフの塩・マスタード・ハニーセットに柚子酢 etc etc. ニューヨークから色々持ってきてくれました。
ワンオペは大変だろうからと、息子の面倒を見るだけでなく、離乳食やレンチンするだけ夕飯のストックを作ってくれたり、果物の皮を剥いてタッパーに入れておいてくれたり、神様かと思いました。
空っぽだった冷蔵庫冷凍庫が一気に潤いました。
サンクスギビングになると、毎年17歳頃にホームステイしていた時のことを思い出します。
わたしが留学していた年のサンクスギビングは、ちょうどmy誕生日と同じ日で、数週間前からホストファミリーと、「あなたのお誕生日とサンクスギビングが同じ日ね」と話をしていて、わたし自身も初めてのサンクスギビングを楽しみにしておりました。
そしてサンクスギビング当日、見たこともないお料理がオールスター勢揃い。ターキーの丸焼き、クランベリーソース、スタッフィング、各種お野菜たち、パンプキンパイ、アップルパイ、ピーカンパイ etc etc、初めての体験です。
拙い英語でしたが、頑張ってホストファミリーの親戚とも交流して楽しい時間を過ごしたのですが、誰からも「お誕生日おめでとう」と言ってもらえず、とても切なく感じました。
その日、おやすみと自分の部屋に入ったあと、ホストブラザーが、100ドルチェックの入った封筒を持ってきました。でもおめでとうの言葉はなく、ただただ悲しい気持ちになったのを覚えています。別にホストファミリーとは普通に良い関係を築けていたので、この日の彼らの行動が一体なんだったのか、いまだに理解できません。何だったんでしょうね。