今回の「とくしまマルシェ」は出店場所が決まらず随分気をもんだものだ。
先月3月30日開催のマルシェが悪天候のため中止となった。その直後4月27日に出店希望メールを主催事務局側に送信したはずなのだが,届いていないとのことで当農園販売場所がないことにが直前に気づいた。事務局とのやりとりの結果,いつもの場所すなわち「スイーツゾーン」での販売に落ち着いた。ヤレヤレ。はちみつスイーツ事業から撤退したばかりだから,このゾーン販売には違和感がある。というのも,はちみつは加工品ではない。またスイーツ加工品でもないからである。まあ,そんな些細なことで目くじらを立てる必要もないだろう。
今日のマルシェは,「はちみつ」と新商品「Comb Honey(巣蜜)」の販売だ。最近の売れ筋商品「生姜はちみ漬」だが,容器フタを開けると泡があふれ出すという問題点に気づき,妻と相談し急遽販売を中止した。そういえば,以前酒製造経営者から,「ミ-ド?」と発酵食品のことを伺ったことがある。どうやら,はちみつは生姜水分により,はちみつは糖度75.5以下となると発酵するらしいから,生姜はちみつが発酵するのも当然かもしれない。
発酵を食い止めるために加熱・真空処理をすべきかどうか,そうすれば生姜色の退色やはちみつの香りや栄養分が飛んでしまうおそれがある。どうしたものか。発酵を止めるためには,他加工品では食酢など加え洗精度を上げる方法があるそうだ。現在生姜はちみつにはレモンを加えているが,もう少し加える絞り汁量を増やすことも視野に入れてみよう。
今朝の出店では,お客様の出足が鈍く懸念していた。しかし,午前11時頃から多くの方がご来店くださり,妻と共にその対応に追われた。だぶつき気味となった昨年産レンゲ蜜商品が100個ほど在庫があるので,販促のためにレンゲ蜜試食を初めて試みた。国産最高級のはちみつだから,今まで試食提供を見合わせていたのである。しかし,試食は大成功だった。
今日のはちみつ販売量はこれまでの1日51個の記録を大幅更新し69本となった。しかもレンゲ蜜の占める割合が大幅に増加したのだ。
おかげで,悲願の1日販売目標額の10万円を超え,11万円以上を記録することができた。今日でマルシェ出店1年が経過するが,疲労困憊ながらも今日は嬉しい1日となった。お買い求めくださったお客様に感謝感謝だ。
他方,新商品「Comb Honey(巣蜜)」はまさかの完売となった。今夜売れ残った巣蜜の初試食との目算ははずれてしまった。あ~ぁ,しばらくお預けだ‥
農園HPへGO http://www.farmmiyazaki.net/