2023年7月31日から8月4日にかけての4泊5日の長崎旅行記をお届けしています前回はこちら👇
(8月4日)
一年と少し前の4泊5日の長崎旅、撮影した枚数がハンパなくて、“これは大変なことになる”と感じがしたのですが、見聞きしてきたもの全てをお伝えしなきゃならないのが“お出かけ魂”から来るchuのスタンス予め長期連載となることをお断りしての、そのタイトルにも【大河ドラマVersion】の冠を付けましたで、“大河ドラマVersion”でありますから連載は1年間を予定しておりましたがなんとか9カ月で本日、無事に最終回を迎えることが出来ました連載回数は26回ですのでその昔の、トレンディドラマのクールが半年間の26回と相場が決まっていました(現在のワンクールは3か月、10回程度が殆どですが)。ですので26回連載であれば半年程度で完結していたところでしたが、そこはほれ、タイムリーな話が挿入される上にもともとchuは遅筆ですから9カ月を要した訳でしたそして今回の長崎シリーズ、その記念すべき第1回作品はこちら👇
タイトルとなっています“あぁ長崎は今日も暑かった(^^ゞ”の理由は、旅行中の全日程においてそこそこの晴天に恵まれたのは嬉しかったのですが、何せ気温が連日朝から30℃を超えており、日中は下手すりゃ体温超えの日もありましたから活動していても“3歩進んで2歩下がる”ぢゃないですが、少し歩いちゃ木陰や冷房が効いた室内で休みぃの、の連続でしたそんなわけで都合5日間も長崎県に滞在させて頂いたのですが、2日目の五島列島福江島と、3日目午前中の端島(軍艦島)周回クルーズを除きますと、行動半径は長崎市内の中心部のみという、とてもコンパクトなエリアを徘徊していたに過ぎません(ほぼ赤で〇囲みした範囲内でした)それでも、今回の長崎旅行、大満足の旅となりましたことは確かなのです
それでは、いよいよ離陸です。「長崎空港」の滑走路は南北に延びる1本のみ。この日は南風運用ですので滑走路の最北部まで移動した後、takeoffに備えます。
そろりそろりと北側に移動中です。
滑走路の北端に来て南側に向きを変えます。左前方、翼越しに見えている独特の山容の山は雲仙岳か
ん、雲仙岳ということにしましょう加速十分、正に飛び立たんとするこの瞬間が一番好きです
左手に「長崎空港」のターミナルビルと、九州本土
「箕島大橋」(長崎空港連絡橋)も御覧とおり、鮮明に見えています
遠ざかる大村市街地 さらば長崎県
諫早市の上空です長崎県立総合公園内にあります「トランスコスモス長崎スタジアム」もばっちり確認できています
chuは機材の左側席でしたが、右側の機窓からだと、ついにchuが特定には至らなかった雲仙岳が右下の眼下に見えていたことでしょう
そしてこの辺りからは雲がたくさん出てきちゃいました。chuは国内線にしか搭乗しないのですが、僅か1~2時間のフライト時間中、全てのエリアで空が晴れ渡っていたってことはないですね
機体は有明海に出た後、機首を少し北に向けたようです。数分前に離陸しました「長崎空港」は左手前方に見えています
あちゃ~分厚い雲の上に出ちゃいました熊本県上空を飛行中ここでも機材右側の機窓からだと阿蘇連山が見えるハズですが、この分厚い雲ぢゃ、ねぇ
すると急に雲を抜けて、左下には「大分空港」が見えてきましたしかし「大分空港」と言っても所在地は国東市(くにさきし)ですから、大分県の県庁所在地である大分市や、温泉天国の別府市へのorからのアクセス悪しそれでも空港~大分駅間はシャトルバスだと1時間はかからないくらい(58分)で結ばれているようですから、許容範囲内なのでしょうかchuは同空港を利用したことがないので利便性に付きコメントすることは差し控えましょうなおこの「大分空港」も海上を埋め立てて造成しました海上空港です
機体は豊後水道上空を通過しいよいよ四国へ佐田岬半島はちょうど機体の真下だと思いますから独特の地形をウオッチ出来ず、残念(>_<)そして瀬戸内海に浮かぶ無数の数々の島嶼が眺められます。ところで瀬戸内海にはいったい幾つの島があるのでしょうかちこっと調べたところでは、外周が100m以上ある島は727島ですが、人が住んでいない岩礁に近いようなものまで含めると7161もあるのだそうななお、国土地理院か発行している1/50000の地図によると、約3000島と言うのが一般的に認知されている数だそうですchuは高校の修学旅行で小豆島に行ったことがありましたあと、2011年の事ですが広島県の呉市を訪れた際、広島市まで戻るのに呉港から広島市の宇品港までフェリーで移動したことがありました。その時は、何処の島にも上陸はしませんでしたが、“瀬戸内海クルージング”を十分、堪能したことを覚えています
機体左側の車窓から眺められる瀬戸内海の島々です
これは…特徴ある陸の影ですが全く以って分かりません手前の陸地が四国なのか、それとも大きな島なのか航空偵察隊を隷下に持つ“航空機窓分析官”のカラムクさんの助けが必要なようです
ただこの辺りまで来ると何となくわかってきまして。中央部、ほぼ平たく見えている島影は淡路島と思われます。ですのでブロ友さんがお住まいの姫路市は中央部やや左側、でしょうか
と言うことで、手前に見えています眼下の陸地は徳島県ということになります
そして紀伊水道を抜けると和歌山県。と言うことは、またまたま紀州の白浜、「南紀白浜空港」の近くを飛行します前回の「高知空港」から戻る時も、その前の「福岡空港」から戻る時も、そして今回の「長崎空港」から戻る時も、紀伊半島の南端近くを通るルートは固定されているようです
見えてきましたよ「南紀白浜空港」そしてBeachの辺りの水の色が変わっていることが上空10000mからでも確認出来ます白浜は、真っ白な砂と、透き通るような海水が目玉の海水浴場。毎年、多くの海水浴客が集まるスポットですが、今年は宮崎県沖に発生しました地震が、「南海トラフ地震」を誘発させかねない、として真夏の最盛期に閉鎖に追い込まれていましたね。気象庁が、あのように近い将来、巨大地震が発生する可能性がある、と具体的に会見をしたのは初めての事でしたので緊張が走りましたし、そのことが国内各地での8月下旬からの米不足の一因にもなりました。しかし懸念された大地震は発生しませんでしたので良かった良かった近い将来に惨禍が生じる可能性があることは、それが自然災害でも、または意図的な外部からの侵略であったとしても、外れても構いませんので勇気をもって警戒の合図を発出することは、私は賛成です。ただ、“オオカミ少年”になっても、それはそれで困りますから、発報を決断される方が感じるプレッシャーは想像を絶するほどの、メンタルは凄く強靭さが求められるものと推察致します。chuが現役時代に学んだこととして、危機管理に対しては“悲観的(事故が発生する前にはあらゆるパターンと、最悪のダメージを想定)に準備をし、楽観的(いざ事が起こったら、準備していた対策を粛々と行うべし)に対処せよ”でした(出典は佐々淳行氏の「危機管理論」)
おぉ、ここは以前、航空機窓分析官のカラムクさんから特定して頂いた場所です以前のカラムクさんから頂きました回答がこちら☞識別ポイントは右上に見える大きな川!これは熊野川です!そこから手前ですから紀伊佐野、宇久井港付近で確定です!
紀伊半島を離れた機体は遠州灘を東に向かい飛行中。前方の陸地は御前崎辺りかと。思い起こせば2011年3月に発生した「東日本大震災」では福島県にありました「東京電力福島第一原子力発電所」が世界最大の原子力事故を起こした直後、日本政府に対して米国の最高トップより“ハマオカヘゲンパツヲトメテクダサイ”という強烈なプッシュがありましたことを思い出しました。「浜岡原子力発電所」は中部電力唯一の原子力発電所ですが、その立地条件が福島第一原子力発電所と同様、海からとても近い日本政府と東電の、対福島原発事故対応を見た米国は、もし万一、遠州灘沖で地震が発生し津波が押し寄せた場合、浜岡原発も福島原発同様の事故が発生する可能性を予測→そのため首都圏の西側に位置している御前崎で原子力災害が生じたら、偏西風により放射能が首都圏まで運ばれ首都圏には人が住めなくなる…と。しかし米国が何よりも気にしたのは首都圏の安全確保よりも、米国の国外にある世界最大の海軍基地である横須賀基地(神奈川県横須賀市)と、在日米軍の指揮所である横田地基地(東京都福生市など)が使えなくなることに対する懸念が最高潮に達しての“ハマオカゲンパツヲトメテクダサイ”だったことは明らかですなお、大切なことをお断りしておきますがchuは米国および米国人は好きですし信頼もしています。また米国人も日本、日本人を好きな方が多いでしょう。そして米国も、日本を信頼し日本人の事も大切にしてくれます。東日本大震災における三陸沿岸部の津波被害に対し「ともだち作戦」を展開し、大被害を受けた被災地を大いに助けてくれましたことは記憶に新しく、米国が日本をとても大切な同盟国として接してくれていることの証でもあります。しかし米国が、米国の国益と日本の安全とを比べた場合、どちらに重きを置いているのか、と考えた場合、まさに今回の原発事故に直面した場合の話をさせて頂きました。それくらい、横須賀基地、横田基地は米国にとり、その両基地を護ることは米国の国益そのものなのです。さらに付言すれば、横須賀、横田の両基地は「日米安保条約」により日本が他国から攻撃を受けた場合の防衛拠点としての基地…だけではありません。むしろ米国の世界戦略拠点(特に対アジア圏)として両基地は極めて重要な意味を持ち、その意味では日本国は米国の世界戦略の一翼を、米軍基地を日本に設置させていることで担っているのです。そしてその後、政権は民主党から自民党へと変わりましたが、「中部電力浜岡原子力発電所」の原子炉は今を以てなお、再稼働はされておりません
なんてことを考えていましたら、機体は早くも伊豆七島上空に到達し…しかし、到着予定の空港が、成田でも羽田でも、ここからが永いのです
房総半島南端の館山、南房総エリアですやっとこさ千葉県上空まで戻ってきました。しかし長崎から千葉県上空までと、千葉県上空から何度も旋回しながら成田空港に着陸するまでの時間って、実はそれほど違いがなかったりしたま、さすがにそれはないとは思いますが、chuの住む千葉県、は上空から見ればそれは県内のどの辺りかは直ぐにわかるのですが、中々、着陸体制には入らないのでした
館山市の洲崎、房総半島最南端の南房総市野島崎が確認出来ます
館山市街地と館山湾、海に突き出ている岬は南房総市(旧富浦町)の大房岬
すると機体は大きく東に…千葉県から遠のいていきます
太平洋上から眺める鴨川市街地
いすみ地区の東側海上を飛行chu 左下は、その昔、chuが波と格闘🏄していた御宿Beachです
そして遂に銚子上空に来ました。房総半島の東側海上を北上しているの「図」であります。
関東地方最東端の、千葉県銚子市にあります犬吠埼上空を通過中です。ちなみに房総半島南端の野島崎から銚子の犬吠埼まで、移動であればどんなに急いでも2時間以上はかかると思いますが飛行機だと1分もかかっていません
するとなんと、銚子市上空を通過して茨城県内に入ったこの航空機は成田行きですよ札幌方面に行くわけぢゃ、ありませんですが西日本側から来る、成田や羽田空港に着陸する便の、この形態は常なのですま、滑走路を利用している航空機が多すぎちゃいまして、離陸するときはずっと機内に閉じ込められたまま、滑走路に向かう誘導路で待機させられますが、着陸の順番待ちに際しては、房総半島まで来ていながらぐるぐると旋回させられて、挙句の果てに千葉県を通り過ごして茨城県の上空まで来ちゃうのでした
茨城県鹿嶋市の鹿島コンビナート上空から、漸く成田に向かって南進します。※「市」の名称は鹿嶋市ですが、元々の地域は鹿島ですのでコンビナートの名称は鹿島コンビナートとなり、自治体名称のみ鹿嶋市になります。これは鹿島町が市に昇格する際、同名の自治体が既に佐賀県にあり(鹿島市)、そのため当時の自治省が同名の自治体が複数できることは混乱を招くとして許可しなかったため、「島」を「嶋」にして鹿嶋市として登録したのです。しかし地域名称は元々、鹿島でしたからJリーグのアントラーズは「鹿島アントラーズ」なのです
霞ケ浦のお隣にあります北浦や、利根川などを眼下に眺め…この頃(2023年8月4日)はまだ、収穫には少し早い感じの米どころ上空を飛行しています
遠州灘沖に見た、御前崎から伊豆七島上空までは早かったものの、千葉県南端の野島崎付近から成田空港まではぐるっと大回りをさせられまして…
そしてランディング“バフッ”と開くスポイラーに燃えます萌えます今回も、事故なく無事に帰って来ることが出来ましたなお、成田や羽田空港にランディングする時のルートは風向きにより大きく変わりますので念のため。この日は滑走路の北側からアプローチする南風対応でした。ただ、北でも南でも…付近上空を過度に旋回させられることに相違はありません
東の方角は、何やら空の色がどす黒くり始めましたよ
あちら側に停止しているのはジェットスターの新型機で「エアバスA321LR」現在は3機体制で成田⇔新千歳、福岡便などに投入されているようなのですが、chuはまだ搭乗したことはありません。また新機材の航続距離は5~7000㎞もあるようですから国内便にのみ利用しているのはもったいないインバウンド需要も戻っていますので今後は国際線に振り分けるようで、chuが「エアバスA321LR」に機乗することはなさそうです
そして駐機したと思ったら、いきなりの大雨ですしかも久しぶりの沖止めしかしこの後は連絡バスが来て、到着カウンターまで歩かないで行くことが出来ましたん、成田空港ではどのみち、ボーディングブリッヂはないのですから、沖止めも悪くはありません。ただ凄い雨だったので、立ち止まって航空機のは出来ませんでした。ホカノカタノメイワクニナッチャイマスカラ
そしてこちらが今回の「長崎空港」から「成田国際空港」までのフライト図👇上空を飛んでいながら、やれ“あそこは○○だ”、なんて知ったように特定していましたが、飛行ルートは必ずしも陸地に近くはありません。ですが実際に機乗している航空機の窓から果たしてどれくらい遠くまで見渡せるのかと言いますと、物理学的にはそれは視点の高さと地球の半径により、見える範囲が決まるのです視点の高さをhメートル、その視点から水平線までの距離をdキロメートルとした場合、その計算式はd=3.57√hで求められますこの数式で計算すると、視線の高さが胡坐をかいて座っていた場合、地上1メートルですから3.75㎞先まで見渡せることが出来るのです。但し、勿論これは障害物がない場合ですので、胡坐をかいて部屋を見まわしても、壁や書棚しか見えないでしょうしかし例えば北海道の大平原(道東にあります、水平線が眺められることで有名な多和平や開陽台など)で実際に地に付き座ったところからの視界の先は3.75㎞先まで見えるのですで、上空1万メートルの位置を飛んでいる航空機の場合、雲などがなくて遮るものが何もない場合だと、なんと357㎞先まで見ることが出来るわけですから、そこそこ雲が発生していて視界が悪かったり、或いは国内便の巡航高度は8000m~10000mですから、少し低い所を飛んでいたとしても、これよりも少し見通せる距離は短くはなるものの、太平洋の沿岸部を飛び続けているのであれば、場所によりましては日本海まで見渡せてしまうのであります(しかし房総半島の南端から新潟県方面を見た場合は、その直線距離は400㎞以上はありますから、今回の飛行では佐渡島までは見えないのでありました)
以上をもちまして、2023年7月31日から同年8月4日まで訪れていました4泊5日の長崎旅行、全26回シリーズとなりました「【大河ドラマVersion】あぁ長崎は今日も暑かった(^^ゞ」は今回をもちまして脱稿&完結いたしました9か月間の長きに渡り、御精読いただきまして誠に有難うございましたまた明後日より、とりあえずの“速報編”と、先週に訪れ、既に速報版としてお届けしていました「信州長野紀行」を、今度は完全版にしてお届けしたいと思っています。多分、この二つのシリーズを綴ることと、途中、街ネタや「駅からハイキング」も入りますので年内で完結させる自信はないのですがどうぞ宜しくお願い致します