これまで油そばをたくさん食べてきましたchuですが、未だ食べたことがない油そばがあると言う事を知り東京都武蔵野市のJR中央線「武蔵境」駅から徒歩15分程度の場所にある「丸善」さんを訪れた時の様子の食レポですが…実際に食べ始める前にボリュームオーバーしてしまい今回を続編としての2回に分けてのお届けとなりましたで、初回はお店の位置や、何故、“裏油(うらあぶら)”と言われているのか、また店内にあるおびただしい数の色紙、などについて観察して参りました
こちらが「丸善」さんで供されている全メニュー勿論、目玉商品は油そばですがそれだけではありません
そして笑っちゃうのがこちら👇実はchuがこの日、オーダーしたのは油そばと味噌チャーハンとがセットになったもので、通常、麺とチャーハンのセットメニューの場合、どちらかがハーフサイズだったり、また炒飯にはスープは付かないことが殆どなのですが…
これがchuが注文したセット御覧のようにちゃんと一人前の油そばとチャーハンが揃って提供されます。で、これは単品としてのメニューもありますから、単品の場合、油そば(中)が650円、味噌チャーハンが800円で合計1450円のところ、セットにすると1000円と言う破格のバーゲン価格なので、セットを頼んで二人でシェアしちゃダメよということなのです
では早速、油そばから食して参りましょう麺はやや細く、具はチャーシュー、もやし、ねぎ、わかめ、それとラーメンの定番のメンマで、油そばをまだ召し上がったことがない方もいることですからご説明致しますと御覧のようにスープがありません
拡大してみますね
しかし丼ぶりの下にはすき焼きで言うところの割り下のようなものがほんの少量、入っていて、その割り下が付着している麺の下の部分を箸を使って引き出し載っている具材と混ぜます
あとはお好みですが、ここに酢をいれたりラー油を垂らしたりして、また混ぜますこれはまぁ個人のお好みですが、chu的にはお酢とラー油は必携ですなあと、この油そばは「珍々亭」さんの油そばの麺と異なりもちもち感がないま、これも好みなのですが、chuが40年来食べて来たは油そばもちもち感が命と考えていましたからかなり違和感を生じたのは事実ですで、例えば行列が出来るような中華そばのお店はスープにもの凄い情熱を注いでいますから、その日のスープの出来が良くなかったら店をオープンしないといった店もありますし、或いは早閉まいするのはその日に作ったスープがなくなったから、がその理由なのですが「珍々亭」さんの場合、スープは割り下程度の量ですから無くなることはないようでして、ただやはり営業時間が16時までなのに早閉まいしていることも多く、その理由は麺がなくなるからそうです、「珍々亭」さんの油そばの最大のウリはあのもっちりとした麵と言っても過言ではないのですですが「丸善」さんの油そば、麺にもっちり感はないものの、それはそれ、お店それぞれの個性と考えればそれもありなんですね
御参考までに、こちらが「珍々亭」さんの油そばです具材は厚切りにしたチャーシュー1枚とメンマとなると、と至ってシンプル。ですが麺の太さが「丸善」さんのものとは異なることがお分かり頂けるかと存じます
お次は味噌チャーハン“炒飯Freak”のchuを唸らせることは出来ますでしょうか
う~ん、味噌が入っているだけあってチャーハンの色合いはやや濃いめ。で食べてみると確かにchuが慣れ親しんでいる炒飯とは少々異なります。「丸善」さんの味噌チャーハン、YouTubeで見た限りでは店主さんが、“学生たちがこの味を出したくて自分で味噌を入れて作っているみたいだけどウチの味にならないってボヤいてたよ”と語っていましたが、「丸善」さんの味噌チャーハンは普通の味噌ではないものを投入しているみたいですただ、ここでは通常メニューに味噌ラーメンもありますから、その味噌を使っているのは多分、間違いないですねで、chuが日常食べてる炒飯は塩とコショーで味付けたものが殆どですから、やはり何時もの炒飯とは異なる、と感じました
ですが完食うん、普通に美味しかったですよ
再び店内を観察 これは第82回箱根駅伝(2006年)で亜細亜大が総合優勝した時の選手の皆さん、1~10区を走り抜けた10名の選手が氏名を記載した寄せ書きあの頃の亜細亜大陸上部は毎年のように箱根駅伝に出場し上位に進出していましたからねところが近年では予選会を突破できずにもう10年以上も本戦には出場出来ていません東都大学野球の一部リーグに属する硬式野球部とは異なり、“強豪校、伝統校”とまでは言えないものの、昨日、今日、に出来たような新興校の後塵を拝しているようではいけません褌(ふんどし)を締め直して出直してくださいね
そしてこちらがエベレスト登頂に成功した野口健さんおめでとうございましたなんでもこの時の野口さん、ベースキャンプに降りて来た直後に“ここまで出前をお願いします”と衛星電話を使って「丸善」さんに架電してきたんですって野口健さんはそれだけ「丸善」さんの油そばに入れ込んでいたのですねそれに壁面に飾られています硬式野球部、プロに進んだテニスプレーヤー、プロ野球選手のサインなど、亜細亜大学の特に体育会系の学生さんから多くの支持を集めていたことが窺われます翻って「珍々亭」には壁面にこうしたサイン色紙などは飾られていません体育会系の皆さんは「珍々亭」には行かなかったのかなと、とても不思議に感じました。ただ「丸善」さんと「珍々亭」さんの違いと言えば、「丸善」さんが3人でお店を切り盛りし(お孫さんが後を継ぐとして入店される前は店主と奥様の2人)、調理の様子もカウンター越しに眺められ、そしてスタッフ自らがお客さんとこのコミュニケーションを積極的にとっているのに対し、「珍々亭」さんの場合は店主の小谷さんは厨房に入りっぱなしでお客さんと直接、会話をすることはまずなくて、ただお店のスタッフさんの接客が悪いわけではないのですが、パートのおばちゃんも含めて常時、4~5人いる女性スタッフ(随分いるなぁ、が第一印象でした)がお客さんと接しますので“アットホーム度”で言えば「丸善」さんに軍配が上がります。体育会系の学生さんは寮住まいでしょうから、故郷を離れ優しく接して下さる「丸善」さんに流れて行ってしまったのかなと考えなければ何ゆえ、「丸善」さんの店内にあれほどの色紙が所狭しと飾られているのかは説明が付きません
そしてこの日この時、なんと菅直人元総理の奥様が支援者と思しき方と来店されました。奥様は初来店の様子で支援者と思しき方が店主に“菅直人さんの奥様です”と紹介していました。すると菅さんの奥様は店内に目いっぱい張られているプロ野球選手の色紙を眺め“うちの孫、野球をやっているから今度、連れてこようかしら”とただ、店内に貼られているプロ野球選手の色紙、複数の球団の選手のものですが、全て亜細亜大学硬式野球部出身の選手に限られますよさて、今回の“裏油を食すの巻”いかがでしたでしょうか油を愛するchuは自分が知らなかったお店を初めて訪れ大満足でしたしかしYouTubeの力って凄いですよね下手なTV番組よりも遥かに面白いですからそして「丸善」さんを出た後は再び「珍々亭」さんがある表通りまで戻り…武蔵境駅までは歩いても12分くらいなのですが、時刻表を見たらちょうど🚌が来そうだったので
武蔵野市が運営している市営バスで「ムーバス」と言います。ですが市営バス=市バスと言っても京都や横浜などのように、大都市における基幹な交通機関ではなく短い区間を走るコミュニティバスchuが武蔵境を訪れ始めた昭和の頃にはなかったなぁ
15分間隔で運行されていますが、駅まで12分で歩けちゃいますから行ったばかりならば歩いた方が早いです
こちらがバスの本体 可愛らしいでしょ
バスの車内 ガラガラでした15分間隔の運行でこうですから、赤字ぢゃないかなぁ民間のバス会社ならば撤退もありますよね
【特別付録】そして特別付録としてここでは「珍々亭」さんの御案内をあ、chuは何時もスープを注文しています。別料金で50円それから以前は用意されていました駐車場、失くなってしまったのですからで出向いた場合だと近隣のコインパーキングに入れなきゃです。が、以前、お店の駐車場があった場所の近くにあるコインパ、周辺のよりも値段が高く設定されていて、それは明らかに「珍々亭」に来たお客さんにターゲットを定めてるの
こちらが油そばとスープ まさに王道なのです
こちらからお求めになれます👇日本全国、北海道、秋田や京都など、どちらにお住まいでありましても購入が可能ですまだ油そばを食べたことがなかったのでしたら是非一度、召し上がってみて下さいね(具材は付いていないようですのでチャーシュー、メンマ、なると等は別途、お買い求めください)