2年ぶりの訪問となりました「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」があるのはchuが“第2の故郷”と呼んでやまない福島県の岩瀬郡天栄村。しかし“第2の故郷”と言ってもchuが住んでいたのは福島市。そして福島県は日本で3番目にデカい面積を誇る自治体でして、県都である福島市の所在地は宮城県に近い県北エリア。対する「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」のある天栄村は栃木県に近接する県南エリア。距離にして100㎞近く離れていますので福島市から気軽に、ましてや雪降り積もるウインターシーズンに行き来できる距離ではありません
で、chuがこのゲレンデに通い始めたのは実は松戸に戻った2000年初頭以降。と言うのは福島市在住時に通っていました近隣のゲレンデは松戸からだと日帰りは困難なため、年1度の泊まりがけだけとなります
ところがです。ですが同じ福島県でも県南エリアであれば日帰りも可能ですから千葉に戻った後でもいそいそとお出かけしていたのでありました
そんな「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」とはこんなところ👇
福島県 スキー場|グランディ羽鳥湖スキーリゾート (hatoriko.com)
そしてこのスキー場の最大の特徴は“日本一速い”クワッドリフトがある事ですその速度たるやなんと秒速5m。10秒で50mですから高校生でしたら難無くクリアできちゃうレベルですが
しかしそこはあなた、スキー場ですから傾斜があります。ゲレンデボトム(ベース)の標高950m部からゲレンデトップの1280m部まで、その標高差は330m。“50mを10秒で走るって、そんなの軽いよ
”と言ったそこのあなた
1600mあるクワッドリフト、しかも標高差は330mある傾斜を駆け上がるとして勝てる自信はありますか
「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」の、この第5リフトに乗ると1600mの距離を5分で着いちゃうのですから(しかも330mの標高差あり)オリンピックに出場する中距離を専門とする選手でもまず勝てないと思いますよ、はい
しかし最近では“日本一速いリフト”で検索すると滋賀県米原市にあります「グランスノー奥伊吹」がヒットしちゃいます
ですがこちらのクワッドリフトも秒速が5mであることと、それにいくらchuがスキーFreakだからと言って、スキーだけのために滋賀県まで行くことはありませんから二つのクワッドリフトを乗り比べることは出来ません
ということでchu的には「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」を推しておきますね
それに2年前に訪れた時にはこうしてblogのタイトルにもしちゃってますから👇
それでは、今回は滑走とゲレンデ案内に特化したコンテンツにてお届けして参ります朝5時に自宅を出発
途中、SAにて時間調整などをしつつ、8時過ぎにはとうちゃこ
こちらはスキー場入り口に立つゲートでして毎度のことながらここを潜るといよいよだ
と気持ちが高まります
なお、この日の天気は快晴予報
だったのですが、ゲレンデ上部は雲に覆われています東北自動車道「白河IC」からは県道37号線で途中、難所の真名子峠を通ってくるのですが路面に雪は少なく、また凍結箇所も見受けられませんでした。ただゲレンデ直前の急坂が続くところには残雪はありました。chuは南国の千葉県育ちですから雪道の運転には慣れてはおりません。そのため勤務で福島市に在住していた時も安全第一の運転を心がけ、またスキーに行く際には安全を徹底すべく装備を確立させていました。余談ですが、福島市にありました「AZUMAスキーヒルズ」(名湯・高湯温泉にある格式高いお宿「安達屋」さんが経営主体のスキー場)は、福島市の街中から高湯温泉のさらに上にある同スキー場へは北斜面にあるガチガチに凍結した道路を進む必要がありました。chuはスタッドレスタイヤ+亀甲型金属チェーンを装着していたのですが、福島県にお住まいではあるものの、あまり雪の降らない太平洋沿岸である、いわき市民の方。雪道の運転に慣れてはいないでしょうし、四駆を過信されているのでしょう、高湯に向かうアクセス道路で脱輪している
の殆どは四駆の「いわき」ナンバーの車であったことを思い出しました。当時は「習志野」ナンバーのchu車が雪道トラブルを起こしたことはありませんでした
そうそう、そのような“安全第一”を徹底しているchuですからシーズンイン前のチェーンの装着練習は毎年欠かせません。今シーズンもスタッドレスタイヤに履き変えた12月下旬から毎週1回のペースで練習に励んでおり、毎年のことながらシーズンの一番最初は両輪で20分近くかかっていましたが
今ではなんとマニュアルで説明されている両輪の装着時間5分を大きく切る、4分で装着できるようになりました
(ただ、暖かな陽だまりの中での練習ですが
)
これは「バイセンフェルス」社製の亀甲型金属チェーン。輸入物ですがドイツ製で欧州では高評価を得ているそうです。しかし説明書だけでは分かり難いですがchuは前の
でも亀甲型の金属チェーンを装着していましたから要領はわかっていました。が、こちらのYouTube👇を見てさらに何度も練習させて頂きました。Tommyさん、ちゅうさん(このYouTube内では鎖間鬼太郎(くさりま きたろう)と名乗っています
)、有難うございました
ちなみにちゅうさんとchuは同じ名前ですから親近感大です
どんよりとしたゲレンデ上部依田さん、快晴ぢゃなかったの
(※chuならぬ注 ゲレンデの天気予報もですが、全ての天気予報は依田司さんが所属されています「ウェザーニューズ」さんのものを最も頼っているchuでありました
)
朝一番ということもありガラガラです
そしてメインゲレンデを見て驚いたなんぢゃこれは
ところどころに地面が露出している
1月の中旬で、こんなん初めて見た光景です
これ、例えば福島県内のスキー場だと5月のGW中のグランデコのよう
ところでchuがこの日(2024年1月19日)にここを訪れた理由がこちら👇なんと、この日は「千葉県民サービスDAY」で、リフトがタダもう、とっても嬉し過ぎちゃうサービスなんです
ですがこれはもちろんこれは千葉県民のみが恩恵に預かれるサービスではなく、年末年始や1月の3連休が終わり、通常ではガクンと来場者が減る1月中、下旬のそれぞれ一日ごとに、福島、栃木、茨城、埼玉、千葉の各県民向けのサービスを実施、1月19日が千葉県民が恩恵に預かれる日だったのでした
そうした理由なのでしょう、スキー場の
には帰り際に確認したところでは、chuと同じ「松戸」ナンバーの
が複数台、それ以外にも千葉、習志野、柏、船橋、成田や、
エリアであります南房総を管轄している袖ケ浦の各ナンバーなど、“ここは千葉県内にあるショッピングセンターの駐車場なの
”と見間違うような、ですのでこの日は千葉県からの来場者が、恐らく確実に半数以上は占めていたと思われる日でありました
(ちなみにこうした県民優待キャンペーン、魔訶不思議ですが東京都民は対象になっていません。何故でしょうか
なにせ分母のどデカい住民がいますから、これを目当てに大量の“タダ客”が押し寄せられたら困るからなのかな
)
ところで「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」、スキー、スノボ人口が減少している波には逆らえず、こんなにもスペックが整ったゲレンデであるにも関わらず来場者の減少に歯止めはかけられない様子今シーズンからはなんと毎週、火曜水曜はクローズとなりました
他のゲレンデても水曜はお休み、といったところはありましたが週のうち2回、しかも連休というのは初めてでは
また地方のロコスキー場だと、土曜休日のみ営業をしているゲレンデもありますからこのまま集客率が回復しなければ何れはそうなる可能性はなくはない
いぇいぇ、2000年以降、クローズしているゲレンデは沢山ありますから、この素晴らしい「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」がそうならないことを切に願うばかりであります
そしてゲレンデボトムから上部を見上げた時には曇っていたのですが、何本か滑るうちに頭上にも青空が見えてきました
こちらが「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」のゲレンデトップで標高は1280m。背後には那須連峰に位置する標高1510mの鎌房山が聳え、鎌房山の北斜面に広がるゲレンデですので標高こそ高くはありませんが雪質はいいですね
朝イチならぬ2番くらいで滑り出しましたが、御覧のようにガラガラです(この後、どんどんと千葉県民がやってくるわけです)
ここからがワイドバーンの大好きなゲレンデところがこの日は何故か例年と違う
そう、雪質が良くないの
いつもと違って
ガチガチに凍った氷の上を滑っているようでエッジが効かない
いったい何があった
そしてこのバーンでもところどころに地表が露出しているこれはリフト乗り場の手前、ゲレンデボトム部分だけではなかった
(さすがにゲレンデトップにはふんだんに雪はありましたが)なおこの辺りからはグランデコスキー場のゲレンデトップが左手に見えます
chuはもっと若い時には日帰りでグランデコに行ったこともありましたが、今はさすがにきつくなってきました
歳は取りたくない
と言っても確実に歳はとりますし、ましてや減ることはない
自分なり、ではありますが“増すスピード”の印象をいかに減らせるか、を創意工夫で補っていく
を2024年の年頭所感にします
ワイドバーンの中腹部も御覧の通り
天候は予報通り、急速に回復に向かっているのですが今日のこの雪質、何があったと、スタッフの方に聞いたらなんと昨日(2024.1.18)は雨が降ったのだとか
1月の中旬にスキー場で雨が降るって…あり得ない話だ
つまりここ東北地方の福島県にも暖冬の余波が訪れているという事なのでしょう
しかし北海道では札幌市の様な大都市部でも大雪による様々な障害が報じられていますから、今年は関越道沿線のスキーに行く予定はないのですが長野や新潟、群馬のゲレンデはどうなっているのだろうかと気になりだしました
そして恐らく、福島県南部の「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」がこの状態ですから、ここからほど近い栃木県北部にある「マウントジーンズ那須」や、日光、塩原エリアに広がる「ハンターマウンテン塩原」や「エーデルワイススノーリゾート」も打撃を受けている事でしょう
2本滑って早くも休憩まじ、あんな雪(ガチガチに凍った氷状の雪…というか氷)で滑っていたら下手すりゃ怪我しかねない
んで、天気が回復し気温が上昇すれば氷が緩むと思われましたので小休止ならぬ大休止を決め込みました
朝が早かったしね、ということで仮眠time
これ、混んでいたら席を占拠しちゃうから絶対ダメなNG行為
ですが御覧のようにこちらもガラガラ。そして何人かの方がやはり休憩方々、こちらで談笑されていたのですが、皆さんのスキーチケットは「千葉県民サービスDAY」と印字された方をつけた方ばかりでした
こちらのmenuはこんな感じ👇ゲレ食だけあって、どれもおしなべてお高めな設定ですなんと、たぬきそばが1000円もしますから
早朝からレストハウスで談笑されていた老若男女…のうち「若」は居ませんでしたのでジジババばかりでしたが皆さん、こちらのリフト券を👇chuも含めて早朝に千葉を出発されていますから無事着いて、ひと滑りしたら眠くなっちゃうんですよね
まして今日の様な雪質ならば
なお県民優待は昨日の千葉県民で終了しました。来年もまた、こうしたキャンペーンをやって貰えるものと期待しています
ところでchuは「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」に通い詰めてかれこれ20年以上になりますが、このような県民キャンペーンがいつの頃から開催され始めたのかはちと記憶にないものの、“ご招待”を受けたのは今回が初めて
(仕事をしていれば仕事のスケジュールがどうしても優先されますからね
)そして今回の優待のお礼の意味も含め、昔から比べると小さくなっちゃった売店ですが
たんと、お土産も買い込みました
さて、大休止を終えた後のchu、気を取り直しリスタート天気は回復し
日差しが眩しいです
今シーズンより毎週、火曜水曜は連休となりましたが、今はなんと、平日に稼働しているリフトは日本最速を誇る高速のクワッドリフト1基のみ「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」には幾つものコースがあるのですが降りるところを間違ってしまう(リフトが動いていないゲレンデに滑り降りてしまう)と上がってこれなくなりますから(※chuならぬ注 いえね、スキー板やスノーボードを担いで徒歩で上がって来れば来れないことはないのですが、陸上自衛官の雪上訓練ならいざ知らず、普通のスキーヤー、スノーボーダーでそんなことをする人はいません
)滑走コース選びには特に注意が必要です
と言うことで、以上「グランディ羽鳥湖スキーリゾート」2024年1月19日の様子をお届け致しました。ゲレンデの状態は、今まで訪れた中で超の字が付くほどの最悪しかしこればっかりは自然相手ですからどうにもなりません。ですが真冬の1月の中旬、暦の上では「大寒」の前々日にゲレンデに雨が降るって、これ絶対におかしいでしょ
最後はchuの肖像写真かっこよく撮れていた(ジブンデイウカ
アンタハナルシストカ
)ので3枚も載せちゃいました
そしてこちらは「chuの気ままなお出かけチャンネル」例によってなんにも編集していないのですが、滑っている時(ガリガリ音がしています
ホントならキュキュッ、と雪が泣いているのですが
)の音が耳障りなのですがせっかく撮影しましたので
こちらは“日本一速い”と言われています秒速5mのクワッドリフトの様子を納めましたどなたか、「グランスノー奥伊吹」で“日本最速”のクワッドリフトをお乗りになられた方がいらっしゃいましたら、コメントを頂けると嬉しいです
【御参考】
本blogの冒頭で、“福島県は日本で3番目にデカい自治体”と紹介しました。では一番目はと言うと、“北の大地”の北海道です
そして2番目は、同じ東北地方の岩手県。そして3番目がchuの第二の故郷であります福島県なのでした
4番目は長野県。5番目以降は…皆様でどうぞお調べください