2023年7月31日から8月4日にかけての4泊5日の長崎旅行記をお届けしています前回はこちら👇
(2023年7月31日)
1回の御案内ではお届けしきれなかった南山手エリアの散策、今回もその続きで祈念坂からスタートしますそしてここは作家・遠藤周作さんがこよなく愛した場所
「大浦展望公園」から続くこの路は150mほどの細長い石畳の坂道。坂の途中からは大浦天主堂、そして長崎港を見下ろすことが出来る絶景スポットで、また近くには大浦諏訪神社(神社)・妙光寺(お寺)・大浦天主堂(教会)と、“宗教界の3大宗祖”である神道、仏教、キリスト教を念じられる宗教施設が近接しているためそれらを1枚のフレームに収めることが出来る“祈りの三角ゾーン”なるスポットもあります
ま、とても長崎らしい雰囲気が味わえること、と言うことで前回触れました「解夏」ほかたくさんの映画やドラマのロケ地になっているのです
本blogのタイトルとなっています“あぁ長崎は今日も暑かった(^^ゞ”は、当然ながら前川清さんの代表曲でもある「長崎は今日も雨だった」を模倣させて頂いたものなのですが、長崎到着の初日こそどんよりとした雲が上空を覆ってはいたものの気温はゆうに35℃を越えていました別に海に行くわけぢゃないのでそんなに暑くならなくていい
てか、街歩きをするには相応しくない外気温
chuはもうこの時既に、腹も膨らみ今では醜くさえなった肉体を晒したくないので家の中以外ではまず着ることがないタンクトップ姿で歩かざるを得なくなっていました
そしてこの細長い石畳の坂と階段の路。「祈念坂」というネームバリューが無ければ取るに足らない小路なのですが、前述のとおり坂の途中から見える大浦天主堂の大聖堂や、その隙間から眺められる長崎港が実に見事な「絵」を創り出しているのです
左の建物が大浦天主堂の大聖堂
視界の奥の方から下って来ました。祈念坂下り終わると次は「グラバー通り」という名称が付けられたお土産屋さんが密集している、やはりこれも坂道。つまり祈念坂と「グラバー通り」、二つの坂道で斜行エレベーター「グラバースカイロード」分の傾斜を下っていることになるのです。そしてここは急傾斜と言う程ではないものの、ダラダラとした長い坂。今回chuはここを下っているのですが、上りであれば汗をかくのは必至であり周囲の素晴らしい景観に感動している余裕はなかったかもしれません事前に予習していたYouTuberさんの順路を確認するために選んだ散策路でしたがそのチョイスに間違いはなかった
そして国宝の「大浦天主堂」前までやって来ました大浦天主堂が建てられたのは江戸末期に開国した後の1864年(元治元年)。カトリックの教会ですが日本に現存するキリスト教建築物としては最古のものだそうです
正式名称は「日本二十六聖殉教者聖堂」。“日本二十六聖殉教者”とは豊臣秀吉の命により長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者を指しており、大浦天主堂はこの26人を祈るために殉教後、270年近くを経過してから殉教地である長崎市西坂に向けて建てられたのでした。1953年(昭和28年)国宝に指定。2018年(平成30年)にはユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されている、長崎を代表するスポットです
教会設立の理由から、ここは本来であれば祈祷、信仰の場所なのですが、しかし観光地としても有名になっているのでした
そして大浦天主堂で何よりも有名なのは大聖堂のステンドガラス。けどなんと、撮影は不可
(ま、事前に分かってはいましたけどね
)
大聖堂にはこのような大ステンドガラスが(HPより転載させて頂きました)
こちらは「大浦天主堂」のお隣にあります「グラバー園」の正門。前回編でお伝えしました「グラバー園」の出入口は第二ゲートになります。そして第二ゲートからは「大浦展望公園」まで垂直エレベーターで中間広場(ニャンコが寛いでいたところ)まで降り、さらに祈念坂を下りきった場所がここですから標高差があります。しかし「グラバー園」を見学するスタート地点は第二ゲート脇の「旧三菱第2ドックハウス」からですから、ここから「グラバー園」に入ったとしてもその標高差を稼がねばなりませんま、実際、徒歩で上るわけではないですが、何の変哲もないエスカレーターで昇るのですから、それならば“最新鋭の斜行エレベーター”である「グラバースカイロード」を使い第2ゲートから入った方がいいですよぉ、というのがchuの感想なのでした
「グラバー園」の案内看板。ここには必ず行きたいな
そして時刻は17時50分。大浦天主堂の開館時間は8時30分~18時まででして、大浦天主堂から平地に至る坂道である「グラバー通り」には長崎土産を売るお店やさんが連なるのですが、18時を過ぎると閉店しちゃいますから大急ぎで物色しますあ、盗んでいるわけぢゃぁ、ありませんよ
👇は「オランダ物産館」というお土産屋さん
和泉屋さんという長崎カステラを製造販売しているお店がその他諸々の長崎土産も揃え、長崎市内のみならず雲仙市、佐世保市、そして長崎空港内にも店舗を出すという手広く営業されているお店です
そしてこちらが文明堂総本店👇今ではすっかり聞くこともなくなりました文明堂のCM曲ですが♪カステラ1番電話は2番、3時のおやつは文明堂、ってCMありましたよねこのCMを直ぐに思い出せる方はズバリ、40歳以上の方です
これですよこれ
ところで、なんで“電話は2番なの”の種明しはこちらから👇
祈念坂から続く「グラバー通り」はこのように同じく石畳の坂道
おっと、こちらは日本における“ボーリング発祥の地”詳しくはこちらにて
👇
こちらは長崎名物角煮まんじゅうの「岩崎本舗」さん老舗です
“人気№1”のスタンダードな角煮まんじゅう、お買い上げ
早速、食べ歩きの巻
角煮まんじゅうは長崎の伝統料理である「卓袱料理」の中の一つである東坡肉(とんぽうろう)をもっと手軽に食べられるようにと、編み出された食べ物のようです。肉まんとは異なり中に入っている餡は豚の角煮。ですからよりボリューミィでした
こちらの地図は南山手の中心エリア。「大浦天主堂」と「グラバー園」を核に「グラバー通り」の両脇に連なるお土産屋さんや飲食店などが建ち並び、長崎観光の中でも佐世保にあるハウステンボスと並び多くの観光客が訪れるゾーンですただこの地図を参考にして訪ね歩いた場合、祈念坂や「大浦展望公園」「南山手レストハウス」等には立ち寄るチャンスを逃すかも知れませんので注意が必要です。ま、今回chu一行は15時過ぎにホテルに着き、すぐさま散策に出かけたのですがここまでに3時間強、東山手と南山手の主要なスポットを外観だけのものも含めて巡ることが出来ました
長崎、想像通りの、否、想像を超えた素晴らしい街並みです
なお御覧のように「グラバー通り」周辺には幾つかの駐車場はあるようですが街中散策は徒歩と長崎電気軌道で十分“
を置いて、歩いて巡ろう「長崎」”なんてキャッチコピーが直ぐに思い浮かびましたよ
さて、18時過ぎには東&南山手を巡り終え一旦、ホテルに戻ってきました「モントレ長崎」(^^)v 前々回の拙blogにて“長崎とゆかりの深いポルトガルの大航海時代を模し、海の近くにある異国情緒あふれるホテル
輝く太陽と中世の城壁都市の文化を思わせる外観で、中庭なども含めて欧州のロマン薫るデザインで統一されています
”なんて紹介しましたがホントお洒落なホテルです
こちらが中庭 チェックインの時はチラ見して素通りしていましたのでこちらでしばし休憩します夕方になり、少しばかり涼しくなってきたのと、こちらの椅子に座り
をしたので最高でした
あ、ここではビールは販売していおりません。近所のコンビニで調達して参りました
中庭におかれている調度品も、お庭の造りにフィットしてはいますが周りを他のビルに取り囲まれていますので、景観的にはあまり良くありません
こちらの建物は「モントレ長崎」ですからトータルコーディネイトされていますね
そして一旦、部屋に戻り夜の部の散策に出かけますこちらは長崎電気軌道の大浦天主堂駅。終点の石橋駅の一つ手前の駅です。「モントレ長崎」の一番の最寄り駅は大浦海岸通り駅なのですが、この駅も近いですし、終点の石橋駅へも徒歩5~6分で着きます。長崎電気軌道の各駅の駅間距離は概ね300mくらいですからひと駅二駅はもちろんのこと、5~6駅分を歩くことはたやすいのでした
特に長崎中華街の最寄り駅であります新地中華街駅から分岐して石橋駅へと至る4系統のこの路線は9分間隔での運行ですから電車を待っているよりも歩いた方が早いということはしばしばありました
ま、この電停から次が終点の石橋駅まで乗車する人はいない少ないでしょうが(石橋駅までは200mくらいです)、長崎駅方面に行く方が乗車するのですが、一本逃してしまうと次は9分後ですから、安全確認を怠って道路を渡っちゃう方もいるかも知れません。そのような方のためへのノーティスでして“渡らんで 危なかよ”は長崎弁なんでしょうね
イントネーションまではワカリマセンが
そしてchu一行はホテルから石橋駅まで歩いてやって来て…前回blogでお示ししました場所からタクシーに乗りました🚖
んで、向かった先がこちら👇「鍋冠山公園展望台」。そしてこの公園、市販されています旅行ガイド本(るるぶ、まっぷる、ことりっぷetc)などでは全く紹介されていませんなぜ以て、かような編集をしているのか全く理解不能
しかしこの「鍋冠山」は“新世界三大夜景”として超有名な稲佐山からの夜景観賞と比べまったく遜色ない、むしろここからの夜景の方が素晴らしい
という声もあるほどなのです
ですが市販されています長崎ガイド本には全く出ていません。であれば自分で調べるしか方法は無いのであります💪で、chuは東京駅八重洲口にあります「日本橋長崎館」に出向き館内にあります観光案内所にてレクを受けたり、そして一番参考になりましたのが「長崎暮らし」というタイトルで長崎市内の見どころを多数Upして下さっていますYouTuberさんが投稿された作品を視聴、そしてその道筋を頭に入れるべく、南山手から祈念坂を通ってそのルートを確認したのでした
「鍋冠山公園」の位置図はこちら👇長崎電気軌道の石橋駅前からタクシーに乗りここまで来ました。乗車時間は5分、基本料金に1回、メーターが変わっただけでしたので1000円程度。で、そのルートを赤線で図示しました。石橋駅を出て、少ししたら二股に別れるY字路がありそこを右に行くのですが、観光客相手だとわざと遠回りする輩(🚖運転手)もいるらしく、しかしchuはこのルート図をしっかり頭に入れてありましたから、もしY字路(★印の部分です)を左に行ったら即クレームと思っていましたが幸いchu一行が乗ったタクシーの運転手さんはちゃんとした方でchuらをきちんと目的地まで送り届けてくれましたあと、前回blogにて紹介しました垂直エレベーターの終点、そうです、「グラバー園」の出入口もある箇所は青字で示したところなのですが、「グラバースカイロード」と垂直エレベーターがまだなかった時分に、急坂・急階段を上れないから傾斜の緩い自動車道で…いえね、この自動車道とて決して傾斜は緩くはないのですが、石橋駅と垂直エレベーターの終点部を行き来するには電停石橋から赤線の道路を進み、出雲近隣公園と書かれている少し進んだ場所にある分岐路を北に進み至るというもの。こんな長い距離を遠回りしていたら大変だ、ということで急坂・急階段をの上り下りしていただろう南山手エリアにお住まいの皆さまは本当に大変でした(>_<)しかし「グラバースカイロード」や垂直エレベーターには自転車は乗せられませんから、今もこの遠回りで、しかし決して緩い坂道ではないここを通らなければならない
ですが安心して下さい
長崎市の皆さま方は、自転車を使われる方は殆どいらっしゃらないのでした
そしてここからが「鍋冠山公園」の御案内
夜景を見に来たのですがまだ全然明るいもう18時40分になるというのに薄暮になる気配すらない
ですが確実に、一歩一歩、眩いばかりの夜景を見せてくれる時に近づいています
写真中央に見えている大きな橋は女神大橋で橋の内側(手前)は長崎港、そしてその奥は東シナ海となります
長崎港 写真ほぼ中央に稲佐山展望台。もちろんあそこにも行きますよ
パノラマ撮影した写真です
そして、「鍋冠山公園展望台」へのアクセスと、夜景観賞を終え、夜、真っ暗な中を降りて来るにあたり街中までのルートをとても詳しく教えてくれているYouTuberさんの番組がこちら👇しながわさん、という方のサイトです。しながわさん、本当にありがとうございました(次回はしながわさんがアップされました「鍋冠山公園展望台」からの夜景と街中への戻り方等のものをリンクさせて頂く予定です)