2023年7月31日から8月4日にかけての4泊5日の長崎訪問記をお届けしています前回はこちら👇
2023年7月31日。長崎空港からリムジンバスで長崎市内に向かうchu一行、長崎自動車道から繋がっている長崎出島道路のトンネル出口付近は、市内中心部から続いているであろう渋滞に嵌りホテルに一番近いバス停(新地中華街)までは35分で着く予定のところを1時間弱を要してしまいました(>_<)ま、そのおかげで15時を回りましたのでお宿へのチェックインは時間調整をしなくても済むことになりましたがそしてこちらが本日から4日連続で宿泊させて頂くホテルです👇
chuの気ままなお出かけ旅にしては随分と気張ったホテルを予約しましたてか、往復の航空便はLCCのジェットスターJapan。で、往復の飛行機と宿泊がセットになっているプランを提供しているのが同社系列の「ジェットスターツアーズ」という会社です
そのツアーで提携されていたホテルはここ「モントレ長崎」の他に長崎市内のANA系とJAL系のホテルの計3つ。実は去年の夏も長崎行きを計画していたものの諸事情で取りやめたのですが、その時はもっとホテルの選択肢が多く、長崎市内のどこに行くにも動きやすい街中の中心部、電停で言うと「大波止」近くのホテルを予約していたのですが、2023年ツアーではなぜか提携されてなかったのです
そのため止む無く…と言ったらモントレさんには申し訳ないのですが、提携している3つのホテルの中では観光と街中散策に一番適していそうな立地場所にあったモントレさんを選択したのでした。国宝「大浦天主堂」や世界文化遺産「旧グラバー邸」があるグラバー園、「端島炭坑(軍艦島)」へのクルーズ船乗り場、そして中華街へも徒歩圏内というのが決めてでした
最寄りの電停は「大浦海岸通」。そしてこの電停の名前がとってもお洒落
その大昔、伊勢正三さんがイルカさんに提供した「海岸通り」とい名曲がありましたが(ちなみにchuは今でも歌えますよ
)、そのイメージそのものの立地だったのです
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
館内のエレベーターはシースルータイプのもの。ホント、中世のポルトガルにいるようだ…いぇいぇ、中世にエレベーターはないでしょうそれにchuはポルトガルどころか欧州にも行ったことはありませんでした
ロビー横にはchurchがありました。許可を頂き撮影させて頂きました
客室に続く廊下も、荘厳な雰囲気が醸し出されていました。そして今回の旅は4泊ですので荷物もそこそこあります何時もは
での旅行が多いため、荷物をコンパクトにまとめるという習性がなく
とりあえずお部屋に荷物を置きたかったのです
さっそく付近を散策あ、今回の旅では敢えてホテルでの食事は予約していません。というのはやはり長崎、そこかしこに美味しいお食事処があるでしょうし、ホテルで食事の予約をしてしまうと時間が縛られますからその分、自由度が減ります
ということもあり、ホテルは宿泊Onlyとしたのでした
さっそくホテル前の「オランダ通り」という名前の道路をそぞろ歩きます。すると直ぐ側に「旧長崎英国領事館」があるのですが生憎、修復期間中で見学できませんでした(>_<)仕方ない
“行ったつもり”でリンクを貼らせて頂きます
リムジンバスを降りた新地中華街はすぐそこなのですが、今から向かう場所は長崎訪問の中でもとても楽しみにしていましたところ…“日本三大がっかり名所”の一つに数えられています「オランダ坂」を、是非もこの目で見届けたいという気持ちがとても大きかったのでした
そしていよいよ、ここから「オランダ坂」が始まります
かなり勾配がキツイ坂道よく“長崎は坂の街、自転車を使う人はいないから自転車屋さんもない”と聞いていましたが、確かに然りです
この坂は、とてもぢゃないですが自転車では上れません
そうです、この急勾配ではありますが、さして長くはない石畳で出来たこの坂道こそ「オランダ坂」そして“観光名所として名前は知られているけど実際に訪れると
となる”ことから「日本三大がっかり名所」の一つに選ばれているのでした
しかしどうしてどうして、石畳の坂道と、周囲の洋風建築が建ち並ぶ景観は実に見事にマッチしていて、歩いていても高揚感を抑えられませんでしたそして今回の「オランダ坂」訪問で、“日本三大がっかり名所巡り”はコンプリート
それでは、その三箇所のおさらいをして参りましょう
こちらは2023年3月下旬に訪れました高知市の「はりまや橋」👇
で、もう一つの札幌市の「時計台」、chuは頻繁に札幌市を訪れているのですがblog化されているものは少なく、写真のみで御紹介👇
そしてこちらが“日本三大がっかり名所”を説明してくれているサイトです👇
しかし札幌市の「時計台」といい、長崎市の「オランダ坂」といい、chu的には十分、観光名所としての機能は備えていると思いますよ特に今回の「オランダ坂」は周囲の景観と相まって素晴らしい
なぜここが“日本三大~”のカテゴリーに入るのか不思議なくらい
ということで、この日をもちまして3箇所全ての訪問が叶ったのですが
独断と偏見に満ち溢れた「日本三大がっかり名所」のランク付けをさせて頂くとすれば、ぶっちぎり、断トツの1位は…高知県高知市の「はりまや橋」
ですね
「はりまや橋」さん、誠におめでとうございました
さて、chuが「オランダ坂」が何故、“日本三大がっかり名所”にランクインしているのか分からないこんなにも周囲の景観と石畳の路がマッチしている、とても雰囲気の良い街並みの中なのに…と思ったのはなるほど、この一帯は「東山手」と呼ばれる長崎市の有名なエリアだったのでした
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
現在はここ「オランダ坂」から続く坂の上に活水女子大学があります同大学は1879年に創設された活水女学校をルーツとするミッション系の大学で、創設以来の校名となっている「活水」は、「ヨハネによる福音書」4章10節の「活ける水によってサマリヤの女に天来の福音を説いた」とする記述から名付けられたそうです。また、現在の活水女子大学、ミッション系の女子大学だからなのでしょうか、校則がとても厳しく教職員と特別な場合を除いて、男性のキャンパス内への立ち入りは禁止されているのだそうです
「オランダ坂」を散策していて、迂闊に校内に足を踏み入れたりしたら大変なことになりそうです
chuはこの場所を訪れるまで活水女子大の存在そのものを知りませんでした。永らく首都圏と東北、それとちこっとだけでしたが新潟で勤務をしていましたが上司、同僚、先輩後輩などで今まで同大学のOGの方と巡り合ったことはありません。どのような大学なのかな
ここに同大学のHPをリンクさせて頂き来ます
さらに石畳の坂を上ります。まだまだ急勾配の坂は続きます時刻は16時前後で、気温もそう高くはありませんでしたから散策には支障はありませんでした
が、翌日以降の外気温に襲われていたら、とてもぢゃないですがこの時の様な散策は出来ませんでしたよ
するとこの石畳の坂道の景観にとてもマッチした洋館が並んでしましたが、その建物「東山手甲十三番館」は“月曜あるある”でお休みでしたそしてその直ぐ上にありましたのが「東山手十二番館」。建設は1868年と東山手地区に現存する洋館としては最古の遺構だそうです。この東山手エリアは外国人居留地として拓けていったスポットなのですがそれを代表する洋風建築とのこと。1988年国の重要文化財に指定されています
かなり急な坂道(オランダ坂)を上ってきましたので、ちょいと休憩したいと思っていたところでした
なお東山手地区の洋館は月曜日が休みのところが多いのですが、こちらは年末年始を除き無休のようです。
十二番館をじっくり見学させて頂きました館内は「旧居留地私学歴史資料館」として活用されています
当館は平成10年12月25日に国の重要文化財に指定されました
引続き、東山手風致地区を歩きますそしてこの辺りが「オランダ坂」を上り終えた、標高的には一番高い部分でここの通り名は「オランダ坂通り」と書かれていました
途中、「長崎海星高校」がありました。“サッシー”と呼ばれていたヤクルトスワローズに在籍していました同校出身の凄い投手がいましたねヤクルトファンの梅〇君、覚えていますか
しかし鳴り物入りで入団されましたがプロ通算年13年で生涯成績は6勝12敗4セーブでしたから残念ながら大成はしませんでした。現在は九州地区担当のスカウトとしてヤクルトスワローズに在籍されているようです
東山手風致地区を歩きますこのエリア一帯は東山手とお隣の南山手など、一緒になった風致地区として外国人居留地として一時代を築いた当時の姿のままの景観が保たれているのです
「オランダ坂通り」に面している、こちらも「東山手洋風住宅群」見学には100円が必要ですが、生憎こちらも“月曜あるある”の休館日
ただこうして周囲を歩いているだけでも、外国人居留地の雰囲気は十分に伝わって来るのでした
そして「東山手洋風住宅群」を出ると、これまたえげつないほどの急坂今度は下り坂です
慎重に歩かないと前方につんのめってしまいかねません
(写真は、慎重に下り終えた後に見上げたもの)
なんじゃ、この坂はというくらいの急こう配
こんな坂、他の場所ではまずお目にかかれません
そしてこちらも「オランダ坂」つまりオランダ坂は東山手西側の平たんな地から、高台にある活水女子大や東山手の外国人居留区となっていた洋館が建ち並ぶ辺りをピークにして、その南側は急坂で平坦な場所に戻る坂を指すようです。そして高台のピーク部分にある石畳の道を「オランダ坂通り」と称しているようです
急坂を下りきった場所にある小さな交差点。ご覧のように見所満載のスポットがこの周辺に集中しています
カーブミラーに映し出されているchuでした
オランダ坂(オランダ坂通りを含みます)を使って散策した東山手の旧外国人居留地エリアはとてもコンパクトなこちらです👇赤線で図示したところがchuが歩いたルート。距離にしたら数百メートルにも満たないと思いますが、そこはほれ、急なアップダウンに加えて「東山手十二番館」内は歩き回りましたし、「東山手洋風住宅群」も中にこそ入れませんでしたがぐるぐると周回しましたから、歩いた総延長と疲労度はこの地図からでは、はかり知れません
次回の更新は年明けにですがさっそく旬ネタが入りそうです
そして次回は「長崎孔子廟」(但し外観のみ)と南山手周辺あたりを御案内致します。またこの長崎編、これから長丁場になるため絶筆とならぬよう、2024年も頑張ります
皆さま、本年もどうもありがとうございました
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます