2023年7月末から8月上旬に出かけた旅行記を、書こう書こうと思いつつ、次から次へと続くお出かけラッシュそのため夏の旅記録をお届することが出来ませんそしてそれは多分とてつもない連載回数になることが予想されますから、なんとしても2023年のうちに連載開始へと繋げたいものですま、その昔に人気を博しました水島新司さんの野球漫画「ドカベン」では、一つの夏の甲子園大会を1年以上かけて連載していたこともありましたからあのスタイルになるんだろうなぁと言うことを予めお断りさせて頂きつつ、2023年の紅葉記録を綴っていこうと思います
と言うことで今回は2023年10月31日~11月1日の1泊2日で出かけた紅葉めぐりの様子をお届け致しますえどちらへ出かけたのですってそれはタイトルを御覧頂ければ 十日町、魚沼、奥只見ですそう、昨年5月の佐渡以降、一年半ぶりとなる新潟県への訪問となりましたなお、これらのエリアの2023年の紅葉シーズンは既に終了しておりますので来年以降へのお出かけの御参考にして頂ければと存じます。と言うのもワタクシが2019年にお届け致しましたやはり新潟県は苗場スキー場にあります日本最長のゴンドラである「ドラゴンドラ」に乗っての紅葉狩りblog、もう4年前のお出かけ記録なのですがなんとなんと2023年の紅葉シーズンを前にして急激にアクセス数が増えたましたどうやらたくさんの方に御覧頂いたようです
【御参考】2019年に苗場、越後湯沢を訪れた際の拙blogです👇4年の歳月を経てなお、皆さまのお役に立てているのだとしたらPhotoblogerのchuとしても望外の喜びです
筆が遅いことで有名なchuですからお出かけの様子をリアルタイムにお届けするのは中々出来ないのですが次年度以降のお出かけ時にでも、皆さまの参考にして頂けるような紙面づくりに努めてまいります
10月31日4時ジャストに千葉県松戸市の自宅を出発 東京外環自動車道の「三郷南IC」から高速に入り関越自動車道へと向かいます。なお東京外環自動車道は千葉区間が開通したことで慢性的な渋滞に見舞われているのですがさすがにこの時間であれば走行している車は少なく、90分程で「赤城高原SA」にとうちゃこ関越自動車道における位置取りとしては立ち寄る方の多い重要なSAなのですがいかんせん小さいし設備等もシャビ―(>_<)10月の長野訪問時に立ち寄りました中央自動車道の「駒ケ岳SA」や「諏訪湖SA(但し上り線)」とは比べ物にならないくらいの貧弱さです関越自動車道のSAはどれも“いま三つ”のところが多いんですよねところで前面に設置されています顔抜きパネルは、上州新田郡三日月村(じょうしゅうにったごおりみかづきむら)を舞台としたドラマ「木枯し紋次郎」で主役の渡世人・木枯し紋次郎を演じた中村敦夫さんが纏っていた笠と羽織もの。“あっしには、かかわりのねぇことでござんす”が決まり文句の「木枯し紋次郎」ですよ
5時30分頃の様子 漸く周囲が明るくなってきた時間帯ですそしてこのSAからは三国山脈を中心とする上州の峰々が眺められるのですが…
武尊山などが眺められます 武尊山は「日本百名山」を構成する山の一つで標高2158mの成層火山。残念ながらchuは登ったことはなく、しかし専ら武尊山の麓のゲレンデでスキー三昧をしていることで馴染みのある山です
こちらは谷川岳方面 お雲海が発生していますね
「赤城高原SA」での休憩を終えた後は再び関越自動車道を北上。群馬県と新潟県の県境に跨る三国山脈を貫く“日本最長”の道路トンネルであります関越トンネルにて新潟県入りします。長さはなんと11㎞(正確には10,926 m(下り) 11,055 m(上り)で東京方面に向かう上り線の方が少しだけ長いです)。ここを約6分30秒で通過します。なおトンネルの長さを“日本一”としたのはトンネルFreakのchuにとりましても意地があるわけでして、実は東京都心の首都高速中央環状線に完成した山手トンネルが日本最長の道路トンネルと認定されてはいますが、山手トンネルはchuに言わせりゃただの地下道1㎞も離れていない間隔に途中、何ヶ所もの出入口があり、しかも地表の道路の直ぐ真下を通っているのですから地下道ですよそこへ行くとこの関越トンネルは三国山脈のどてっ腹を掘り進み、一旦、トンネルに入ってしまうと戻るのであればともかく、11㎞進まなきゃトンネルからは出られない。もちろん、2000m級の山が連なる三国山脈の奥深くを走っているのですから途中で地表に出ることなんて不可能トンネルって、そういうもんじゃないですかで、新潟県に入り「塩沢石打IC」にて高速を降りました。そして今日最初の目的地であります十日町市の「清津峡」へと向かいます。時刻は7時過ぎそしてその「清津峡」、紅葉の名所であることは間違いないのですがそこでの紅葉鑑賞にはお金がかかる上、鑑賞できる時間帯が決まっていますなんか自然な場所での鑑賞ではないような…その通り。実はとある人工的な構造物の中からの鑑賞となるのですが、しかしどうしてどうして、その人工的構造物からの鑑賞は超人気しかし紅葉などの特に人が訪れるシーズンだと直接現地に行っても入れません事前にチケットをWeb等で購入していく必要があるのですシラナカツタでは済まない現実があるのでしたこちらの看板を御覧下さい👇“清津峡トンネル 本日は完売 予約購入の方限定営業”と書かれています。何も知らずに直接ここにいらしても、事前にチケットを購入しておかなければ“紅葉鑑賞施設”には入れないのでしたそして“紅葉鑑賞施設”、即ち人工的構造物こそこの看板にも明記されています「清津峡渓谷トンネル」だったのです
「清津峡」に到着ただ今7時3分。で、「清津峡渓谷トンネル」が開くのは8時30分から17時まで(入場は16時30分まで)。“ぢゃなんでこんなに早く来たの”と思うアナタは“観光素人”だ何故なら、ここにはで来るしか他に手段はほぼなく(路線バスもあるのですが1日数本のみです)、しかし紅葉の時期は一番のハイシーズンのため、沢山の方が訪れるのですがおびただしい数の訪問者のを受け入れられるだけののキャパが不足していますなので、早めに出向いて駐車場を確保して車内で待機する、というのがお出かけのプロの技なのですよということでここにて1時間30分の待機になりますこの清津峡の駐車場は第1から第3までの3か所、キャパは155台分ですから多くはない多客期には当然足りず、国道353線から分岐している県道清津公園線は駐車場待ちの車が連なり大渋滞にトンネルの営業開始時間が近づくほどに駐車場待ちの車が道に溢れ
時間を大きくロスすることになるのですですので早起き早着に勝るものはないですねなお駐車場はハイシーズン期のこの時でも無料なのは有難いです
こちらが「清津峡渓谷トンネル」の出口から見た清津峡の様子。👆の看板左下の写真を接写したのですがこちらは新緑の候といった頃でしょうか。トンネルの出口付近には水が張られていて、それがパノラマステーションと呼ばれている“水鏡”となり外の景色が水面とトンネル内部に反射して映しだされる幻想的な景色にそして紅葉の時はさらに美しく、それを観たくて多くの方が清津峡を訪れるのでした
第一駐車場脇にあります🚻実は清津峡にはトイレの数が非常に少なく、こことトンネル内部に一ヵ所しかありませんしかもトンネル内の🚻は実はオブジェのひとつになっているため見学者も多いらしく本当に用を足したくてもすんなりとは使用できない可能性があるそうなのですですので清津峡渓谷トンネルに入る前のここにて、念のため用足しをしていくことが推奨されているのです
こちらの🚻、とっても綺麗で、かつ安心のウオシュレット完備です
そして時刻が7時45分を過ぎる頃、8時30分のオープンを前にして人々が動き出しましたとりあえず、出がけに持ち出した新聞や本などを読みつつ車内待機していましたchu一行ですが、ここで後れを取ってはせっかく早い時間帯に現着していたのにトンネル潜入では後塵を拝することになりますから、車から出てトンネル入り口方面へと歩き始めますそして清津峡の紅葉美はここからも眺められますそしてもし、清津峡渓谷トンネルの入場券を事前に入手していないと、当日券の販売はないためトンネル内部には入れませんからここからの紅葉鑑賞のみ、ということになります。そうです、ここまでであれば予約不要かつ“鑑賞料金”も不要なのです
料金は大人1000円 自分の足でトンネル内に入りトンネル最深部にある水鏡に映る紅葉などを見せるシステムなのですが、意外と高いそうでした、清津峡渓谷トンネルのシステム、まだ詳細に説明していませんでしたねオフィシャルWebサイトがこちら👇チケットの購入方法などが書かれています。もし、こちらを見ないで直接現地を訪ねていたら、それはアウト
ここがトンネルの入り口です
トンネルの入り口付近。ここまでであれば無料で鑑賞出来ますよ
入口付近の壁面には構内図が描かれています。ですが入り口付近からではトンネルの全容が掴みきれず…
先まで進むと全容が見えてきます。トンネルの最深部、足元に水が張られた水鏡がある場所がパノラマステーションと書かれているところですふむふむ、そしてパノラマステーションに行く手前には第1から第3までの見晴所があるようです
トンネル内トイレの御案内👇第2見晴所にのみ、🚻はあるのですが…👆にリンクしましたトンネル内のトイレの説明はこう書かれています👉“トンネル内第2見晴所にもトイレはありますが、アート作品も兼ねており、撮影見学などで順番待ちになる場合がございます。公衆トイレで用を済ませていただくことをお勧めいたします”ですって
そして時刻は8時ジャスト7時45分を過ぎて、駐車場内の車内で待機していた人が次々と歩き始めたため、しかしこの入り口まで下見をしていたchuは迷うことなく立ち寄ることなくトンネル改札の前まで来ました実はここまで来る手前は紅葉がそこそこ綺麗そうです、上に掲載した写真なのですが、chu一行よりも先に歩き始めた方々は綺麗な紅葉の渓谷美に見とれてお写真timeですがchuは“トンネル下見”に訪れていた時に既に写真撮影を終えていたので先に歩き始めていた方々を次々に追い越して…なんと一番乗りになりましたしかしこの鉄柵、まるで刑務所の檻の中いるみたいだ最も、少し先の右側に見えている明かりがついているところが清津峡渓谷トンネルの事務所でして、スタッフさんはあそこに詰めているのですが薄暗いですからあちらが刑務所内のようしかしどんなに快晴でも日が全く差し込まないところでのお仕事、息が詰まっちゃいそうでchuには無理だなぁ
そしてchu一行は刑務所内に入る先頭に並ぶことが出来ました皆さん、とりあえずの位置取り(並ぶ場所)を確保した後、トンネル出入り口の手前から眺められる紅葉に見入っている時間帯です
8時30分よりも少し前、8時25分に改札が始まりました既にWebにてチケット購入を済ませていましたのでQRコードを示すとバーコードリーダーのようなもので読み込んでもらえてトンネル内にINします途中、1から3までの見晴所があるのですがとりあえずトンネル最深部にありますパノラマステーションへと急ぎますこちらは第2見晴所。ちと変わったデザイン、前衛的という言葉がピッタリかに少し見とれてまして…実はこれ、「トリエンナーレ 大地の芸術祭」の一作品詳しくは後述します
こちらは第3見晴所 またトンネル内部にはヵ所ごとに照明の色が異なり幻想的まるで美術館に来ているかのような錯覚すら起こしてしまいましたが、ほんの少しだけでしたのに立ち止まって写真などを撮影していたら後ろから来た男性に抜かれてしまいました
しかも彼の歩く速度がめちゃくちゃ速いしかしこちとら一番目に並んでいたのですからそうそう多くの人に抜かれたくはありませんで、件の彼に遅れぬようピタリと背後につけて付いていきます。これぢゃまるで競歩だよ、とま、小走りで行けばトップを取り返すことは出来ましたがそれをするのも大人げない、ってことで2番目でパノラマステーションに到着何時ぞやでしたか、蓮舫さんが“2番ぢゃダメなんですか”って聞いてたことがありましたが(民主党政権時の事業仕分けでしたね)、パノラマステーション到着は2番でしたが全然オッケーそしてこちらが、人が全く映り込んでいない清津峡渓谷トンネルの最深部にありますパノラマステーショントンネルの長さは750mですから不動産屋による物件説明には“駅から9分”と書くくらいの距離(トンネル入り口から)なのですが、最後は競歩状態で歩きましたから実際には6~7分だったと思います
手前側に淵があり、水が張られたここは言わば一種のプールのよう中に入るのは自由なのですが水が張られていますから当然靴は濡れます。そのためオフィシャルWebサイトには👉“清津峡渓谷トンネルの一番奥にございますパノラマステーション(水鏡)には水が張ってあります。端の方の水深が0.5~2㎝と浅くなっていて歩くことができますが、大変濡れやすくなっております。替えの靴、靴下、タオル等のご用意をお勧めいたします”と明記されていますそしてchuももちろん万全の準備をして突入します
こちらはパノラマステーションの一番奥 即ちトンネルの出口から眺めた清津峡清津峡は見事なまでのV字谷を形成しており“日本三大峡谷”の一つを成していますちなみに日本三大峡谷、または日本三大渓谷として数えられているのはこの清津峡の他には富山県の黒部峡谷、三重県の大杉谷とのこと。長野県側の扇沢からか富山県側の立山、また来年度からは新たに宇奈月温泉方面からもアクセスが可能になるようなのですが、黒部ダムが完成するまでは誰も立ち入ることができなかった黒部峡谷と、ここ清津峡は北海道は層雲峡にも見られる大規模な柱状節理が特徴。そして“近畿の秘境”と言われている大杉谷の3つは誰もが“日本三大〇〇”と認める峡谷とのことです
見事なまでのV字峡谷
縦長撮影したものです👇 奥深いV字峡谷が形成されているのがお分かりいただけますね
そしてこちらはあさイチで入山ならぬ“入トンネル”した方々 ご覧のようにここパノラマステーションの一画はプールのようになっているのでした
パノラマステーションを歩く時はこうして“プールサイド”を歩くのが宜しいかとと言うのは水を張ってあります水鏡の両サイドは比較的水深が浅く0.5~3cm。それでもその深さがあれば普通の靴だと濡れてしまいますが、あちらを歩かれているお嬢さんはどうやら長靴を着用されていますから用意が宜しいです
ここがパノラマステーションの最先端水深は1㎝くらいですのでここまでくれば安心です
おっと、こちらの御婦人はまん真ん中を強行突破するかの如く、大胆にも水をかき分けて進まれていますあの辺りだと多分水深は10cm近くはあるのではないでしょうかおばさまパワー、恐るべし
ちなみにchuは仕事でも使えるから、ということで新たに購入していましたワークマンの“雨の日でもOK 5cm防水機能&高撥水&防滑”シューズを履いて出向きましたこれだど水深5cmまでなら大丈夫けど、👆の御婦人の如く水鏡の真ん中を突進するまでの機能は付いてなかったから断念しました
清津峡2に続きます