6月末の北海道訪問紀行、実は今回の北海道訪問で訪れた場所は、それまでの北海道探訪とは異なりとても限定的な場所のみでしたのでサブタイトルを“初夏のピンポイント北海道”に改題してお届けする事に致します(^^)vさて、初回の前回は「成田空港第3ターミナル」の紹介やら機窓からの景色などを綴っていましたため、北海道に着いた後の写真は新千歳空港内の看板と、今回お借りしたレンタカーの写真だけになってしまいました爆  笑ということでここからが北海道“本体”の紹介となりますニヤニヤ連載初回の前回編はこちら👇

新千歳空港から車を走らせること10数分(ちかっびっくり)最初の訪問地はこちら👇(展望塔から湖全体が眺められますニコニコ)

こちらはウトナイ湖ニコニコ以下、苫小牧市のWebサイトから引用させて頂きます。

~ウトナイ湖は、周囲9km、面積275ha、平均水深0.6mの淡水湖で、美々川をはじめトキサタマップなどの清流がそそぎ、湖の周辺には、原野、湿原などの豊かな自然が形成されています。このことからウトナイ湖は、動植物の宝庫、野鳥の楽園ともいわれ、現在まで270種を超える鳥類が確認され、バードウオッチングや自然散策、自然観察など、四季折々の自然や野鳥とのふれあいが楽しめます。特にガン、カモ類やハクチョウなどの渡り鳥にとっては重要な中継地であり、マガンやハクチョウの集団渡来地として国際的に知られています~

 

北海道にしては珍しくフラットな場所が続く地にある湖なのですが、1981年には湖周辺の5.10km2の範囲が「日本野鳥の会」により日本初のバードサンクチュアリに指定されていることから、もう40年以上も前からバードウオッチングの聖地として数多くのバードウオッチャーの方々に親しまれていた場所ニコニコまたそこから10年後の1991年には日本で4番目のラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)登録湿地にも選ばれています。北海道の湿原と言えば「世界自然遺産」にも登録されている釧路湿原を筆頭に霧多布湿原、サロベツ原野などが有名ですがどっこい道南の苫小牧市にも、規模は小さいながらも立派な湿原があったのでした。しかもここは都市部からも近いですから札幌市からも短時間での日帰りも可能。そうした地理的な要因もあってか、訪れる方は多いようですニコニコかく言うchuは今回、“ピンポイント訪問の某所”に向かうついで…と言ったら何ですがあせるあせるあせるとても広大な北海道、chuの基本は帯広を中心とする道東方面を訪れることが圧倒的に多いため苫小牧~登別~室蘭エリアに立ち寄ることはなかったのですが、今回のような機会を使わなければウトナイ湖を訪れることはなかったわけですから、これはこれで有意義な訪問になったわけですウインク

 

chuの今回の“ピンポイント北海道”、新千歳空港から国道36号線を南下しているのですが、ウトナイ湖の入り口には「道の駅ウトナイ湖」がありまして、当然ながら立ち寄りますニコニコ開店早々に近い時間帯でしたが、既に来館者はそこそこいましたねキョロキョロ

ではさっそくウトナイ湖の湖畔へと行ってみましょうか走る人走る人走る人

ウトナイ湖は海に近く、周辺には砂丘や火山灰性の原野が広がり、また湖には複数の小河川が流れ込むため河川と湖沼が作り出す湿原などから淡水湖となっているのですが、実はここは日本国内でも有数の渡り鳥の中継地にもなっていますニコニコそのため春秋の渡りのシーズンには何種類ものハクチョウなど水鳥が数千羽も集まり羽を休め、また旅立ちの準備をするなど“その季節”を表す風物詩にもなっているようですニコニコ数千羽が一堂に会する姿、是非、見てみたいものですねウインク

こちらが冒頭に御紹介した写真を撮影した展望塔。3層構造になっていて屋上からはウトナイ湖全体を一望できるスポットですニコニコ

こちらはラムサール条約に登録されたことを知らせる告知板ニコニコオオハクチョウ、コハクチョウ、マガン等の水鳥が多数、飛来してきます。環境省は1982年に湖とその周辺部510haを「国指定鳥獣保護区」に選定し、また全域を特別保護地区に指定し保護に努めるとともに1991年にはラムサール条約の登録地としました。そのためこの場所では鳥や獣を捕獲することは禁じられ、また周辺には許可なく工作物を設置したり立木を伐採したりすることは出来ず、自然の環境を守ることでここに飛来してくる主に水鳥の保護に努めているのですウインク

そしておっと、驚きましたポーン数羽の白鳥さんが悠々と湖面にて寛いでいるぢゃぁ、ありませんかびっくりどうやらファミリーのようですが、親鳥が怪我か病気かで長旅は出来ない!?のか、小鳥がそうなのか。いずれにせよ、今この時期にこちらに居るということは、恐らく一年中、ここで暮らしているのでしょうね。ま、“ウトナイの主”といったところか爆  笑シベリアと日本を行き来する仲間の白鳥は、年に2度ここを中継して他の場所へと移動するわけですが、その際に“情報交換”でもするのでしょうかニヤニヤま、ウトナイ湖は前述のようにラムサール条約で周辺環境は護られていますから一応は安心安全ニコニコ日本に居残るハクチョウさん一家にとりましても、これからも快適に暮らし続けることを祈らずにはいられませんでしたウインク(子供のハクチョウ、親と一緒にウトナイ湖に居座り続けたら、自身が渡り鳥だってこと、自覚できない“鳥生(人生ならぬ鳥の一生)”で終わっちゃうのかなキョロキョロと思うと少し複雑でしたニヤニヤ)

とっても“慣れていて”!?写真を撮影するために近づいても全く逃げません。しかしそして、こんなに近い距離でありましても触ることは勿論ダメバツレッドそしてむやみやたらに餌を渡すのもダメですから、ま、chuはあまり詳しくはないのですが、ただのバードウオッチングってとこでしょうか爆  笑

湖から少し離れた湖畔の湿原にも数羽のハクチョウがいました。間もなく夏本番を迎えるわけですが、ウトナイ湖に居残りを続けているハクチョウは少なくとも2~3家族居る、というのがchuの見立てですウインク

付近にはこんな注意書きもありました爆笑とても鳥の糞とはお見えない大きさですニヤニヤ

さて、ウトナイ湖を後にしましたchu一行は引き続き国道36号線(235号線と併用)を南下しますニコニコで、御覧下さい、なんと片側4車線の国道ビックリマーク“8車線国道”は、chu宅近くの国道464号線北千葉道路も通っていますから知ってはいますが、ただ北千葉道路の場合、内側2車線は信号のない70㎞走行が可能な、一段掘削された箇所を走る構造のため、このように横並びの8車線構造の道路はとても珍しいびっくりしかも何キロもの間、直線が続いていますから中央部のガードレール(と 街灯)がなかったら滑走路への転用が可能ですビックリマーク

そして苫小牧のフェリーターミナルにやって来ましたニコニコchuは今までフェリーで北海道を訪れたことはなく、また苫小牧の中心部に降り立ったこともありません。しかし完全リタイアしたいつの日か、自分の車をフェリーに乗せて北の大地を自由に走り回るのが夢ですので、その“下調べ”と言ったら大袈裟ですが国道から少し逸れるだけでしたので立ち寄ってみましたウインクそれにこの日は高校時代の友人のS山君がここから松戸まで帰る!?日だったのかなキョロキョロま、別にここで待ち合わせをしていたわけぢゃないですし、地元の松戸で何時でも会えますから、お見送りするまで(多分、フェリーの出発は20時前後かな)には至りませんでしたが爆  笑

この時は、ちょうど到着したばかりのどデカいフェリー「きそ」が接岸されていましたニコニコ

こちらは「入船公園」ニコニコ苫小牧港に出入りする船舶を眺められる展望公園で港の向こう側は太平洋。どうやら釣りの名所らしく、広大な太平洋を目の前に釣り糸を垂らすたくさんの太公望さんがおりましたウインク“目の前に広がる広大な太平洋を眺めながら”が、この公園のウリのようで、そのため“広大な太平洋”と言う言葉は魅力的に映るのかもなのですが、千葉県民のchuにとりましては太平洋は殊更珍しくはなくニヤニヤ(あ、外国に繋がっていますからロマンは感じますが爆  笑)、しかしオホーツク海を見た時の感動ものはそれはそれはハンパないものでしたチューですからchuは希少性の高いものに、より価値を感じちゃうタイプなのかも知れません爆  笑(千葉県民ですから日本海にも希少性を感じます。昨年、佐渡島に行った時は日本海を横断しましたから感動ものでしたチュー)

苫小牧港から北西方向に見えているのは左から樽前山と風不死岳。あの山の麓には支笏湖が、そしてそのさらに向こう側は広大な面積を持つ札幌市の南区となります(正確には途中、少しだけ千歳市が入りますが、とにかく札幌市に10ある区の中で南区は一番大きく、また南区は札幌市の60%を占めています)

停泊中の「きそ」 名古屋と苫小牧を2日間かけて行き来するようでして、途中、仙台に寄港しますから名古屋~仙台と、仙台~苫小牧間の利用者もいるのでしょう。しかし名古屋~仙台間ならば移動が人だけであれば新幹線の方が断然速くて安いでしょうし、自動車移動であっても高速道路利用の方が速くて安いでしょうから、基本は名古屋、或いは名古屋以西の方や福島、仙台などの南東北の方が北海道に向かう時に利用されるのでしょうね。このことは、関東の居住者ならば茨城県の大洗港からのフェリー(今回、友人のS山君が利用しています)を、また北東北にお住まいであれば青森港からと、青森県の八戸や大間から、日本海側にお住まいであれば秋田からそれぞれ北海道行きのフェリー便がありますから(但し青森、大間からだと函館に、また秋田からだと小樽に着きますが)、皆さま、お住まい最寄りの港からフェリーを利用されるのでしょうね。しかしこう思うと北海道からは離れているから仕方ないのでしょうが、西日本にお住まいの方は名古屋から出る今回見かけた「きそ」か、敦賀港から出る小樽行きの便(途中、新潟と秋田に寄港)のフェリーしか利用出来ませんからフェリーに自分の車を乗せて北海道をめぐる計画を立てる場合にはchuたち、東日本エリアの居住者の方が恵まれているのかも知れませんウインク

「入船公園」でしばし休憩の後、再び国道36号線(235号線)を南下します。すると見慣れたchu御贔屓のお店、なんと苫小牧にもありましたびっくり爆  笑 このお店、本店は福岡なのですが実に手広い商いをされていますビックリマークchuも頻繁に訪れる等、とても贔屓にしているのですが、拙宅から30分はかからずに行けた「千葉ニュータウン店」が閉店してしまいショボーンそのため倍近くの50分もかかる「酒々井店」まで遠征しなければならなくなりました叫びそして「スーパートライアル」は道内では釧路でも見かけましたから、しかし釧路と苫小牧、同じデポから出荷しているとは思えませんのでそれぞれ独立した集積所があるのでしょうねキョロキョロ(ちょいと調べてみたらなんと苫小牧に3店舗もありましたびっくり)

太平洋に沿って南下を続けますダッシュダッシュダッシュ

国道沿いにありましたドライブイン 大きな鮭??と熊が屋根にどど~んと構えていますあせるあせるあせるここは白老町。「マルヨシ水産」さんで、“巨大な熊が目印”とお店もアピールしています爆笑

1993年にお店を改装した際に設置されたようでが、新聞にも取り上げられるなど、当時は話題になったようです(HP内からお借りしました)

しかし怖い顔滝汗獰猛そのものですねあせるあせるあせる

さて、苫小牧港から30分とちょっとでJR北海道室蘭本線の「登別駅」に到着ビックリマークそうです、本日の宿泊先は登別温泉合格クラッカーそして今回のblogのタイトルになりました“ピンポイント北海道”とは正に登別温泉のことウインクで、旅行日程は2泊3日と、北海道を訪れるにしては短いですから、登別温泉だけを訪れるのであれば新千歳空港と登別温泉とは鉄道やバス移動でも容易に行き来出来るためレンタカーは不要なのですが、それだとほれ、いくら“ピンポイントの旅”とは言っても登別温泉以外は全く立ち寄れなくなっちゃいますからニヤニヤピンポイント旅なのですがレンタカーを手配したのでしたウインク

こちらは札幌行きの特急「北斗7号」。函館を10時7分に出発したこの特急、終点は札幌で札幌着は13時52分。ですので登別からだと1時間15分と、気楽な鉄道旅の範疇ですが始発の函館からだと3時間45分とそこそこの旅行になります。現在、新函館北斗まで完成している北海道新幹線ですが2030年度に完成が予定されている札幌までの延伸が叶えば新函館北斗~札幌間は1時間弱とのことですから道都札幌と道南拠点の函館とのアクセスは抜群に向上しますねウインクところで“水曜どうでしょう”の大泉洋さんのお兄様が函館市長に就任されましたが、市長選の選挙公約に北海道新幹線の函館駅乗り入れを掲げていらっしゃいました。夢物語ではなくかなりの本気モードのようでして、はてキョロキョロ青函トンネルを抜けた新幹線は札幌への延伸を考慮したルートの関係から残念ながら函館駅には立ち寄れず、今の駅の場所は北斗市であるにも関わらず駅名に“新函館”を付けて一件落着だったと思われたのですが、まだ先があったのですねグラサン

【御参考】北海道新幹線の函館駅乗り入れ構想

おっと、話が函館への新幹線乗り入れへと脱線しちゃいましたが滝汗脱線したのはchuのblogでありJR北海道の列車ではありませんのでご安心ください爆笑「北斗7号」行っちゃいましたバイバイワタクシ、今回の旅では札幌には行きませんのでまたいつの日かウインク

こちらは12時46分発の「すずらん4号」室蘭行きの特急ニコニコ札幌を出発したのが11時32分ですから登別までは1時間13分、そして室蘭着が13時13分ですから札幌~室蘭間は1時間39分で登別~室蘭間は27分間。ですので登別と室蘭の間はとても近いことが分かります。そして室蘭と言えばは鉄の町、燃えてきましたメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ👈何に爆  笑

登別駅前にありました赤鬼像 そうです、鬼は登別のシンボルなのでありますニコニコこれは登別温泉のシンボルから来ていることなのですが、登別温泉には「登別地獄谷」という湯畑があります。その湯畑は約1万年前、笠山という活火山が噴火した時の爆裂火口跡で 面積約11haある谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔から良質な湯が沸き出ている場所。しかしその谷には樹木が生えることはなく荒廃とした赤茶色した台地が脈々と連なっている異様な姿をさらけ出しており、谷の方々から泡を立てて煮えたぎる風景がまるで鬼が棲息しているようだ、との雰囲気からここは“鬼が棲む地獄”と語り継がれるようになり、登別のシンボルとして鬼が定着したのでした照れまたここは登別駅前ですが、街中には色々な所に鬼が“どん”立ち構えていますので気が抜けません爆  笑追々、その様子も御紹介して参りますので今しばらくお待ちくださいウインク

登別駅近くにあります観光拠点の案内板 「ウポポイ」は2020年に函館を訪れた折、ちょうどオープンしたばかりでしたので、道内のあちこちで宣伝されていましたことを思い出しましたニコニコアイヌの方々の文化を守り様々なアイヌ文化に触れることが出来る“民族共生象徴空間”、立ち寄りたかったのですが何せ短い日程ですから“温泉空間”を優先しちゃいましたてへぺろ

こちらは登別駅の待合室入り口に展示されていましたヒグマのはく製 デカいです滝汗こんなのに襲われたらひとたまりもありませんドクロそして登別滞在中にも牛を襲うことで有名なOSO18がニュースに出ていたのでまた何処かで被害が出たのでしょうかプンプン

ですがこの熊、名前はケイ太、12歳のオス熊で、登別温泉に隣接する「登別クマ牧場」で飼われていたクマさんのようです。立ち上がると2mを越える巨大なクマですが、存命中は来園者を楽しませてくれた“いいクマさん”だったのですねニコニコ「OSO18」のように家畜や、ともすれば人に危害を加えかねない野生の熊とは共生は出来ませんプンプンが、人に慣れた、飼育員さんの命令をちゃんと守れるクマさんとならば共生は大歓迎ですよね照れ(とは言いましてもクマに限らず動物全般に言えることですが、“素直でおとなしい”と言われていた動物でも、何かの機会で急に興奮して飼育員さんに危害を加えちゃうことがありますから、そうなるとその動物は恐らく安楽死(殺処分)されちゃいますから、それも仕方のないこととは言えとても悲しい事なのですショボーン)

次回はいよいよ“地獄”へ突入しますビックリマーク