今回は千葉県香取市にあります「観福寺」を訪れましたニコニコあ、香取市と記しましたが広域合併前は「北総四都市江戸紀行」を形成する街の一つである旧佐原市。利根川に注がれる小野川沿いに、今なお江戸の町並みが残る「重要伝統的建造物群保存地区」である場所からは徒歩10分ほど。またこのお寺は東京と足立区の西新井大師、神奈川県川崎市の川崎大師と共に厄除けのお寺としても知られる真言宗豊山派の古刹。そして同派の境内には四国お遍路を歩かれた開祖の弘法大師(空海)の立像があることが特徴ですが、この弘法大師の立像が、境内の紅葉観察ポイントとして実に見事にマッチしています照れ参拝日は12月4日。ですので今回もほぼアルタイムのリポートとなりますウインクですが…残念ながら「観福寺」の紅葉、少しばかり見頃を逸してしまった感がありますショボーンあと1週間弱、早い方が良かったかな…(全ての事象に当てはまると思うのですが)“見頃は、3日早くてもいけない、3日遅くてもいけない😣”とは巷間、言われる事ですがもみじに必要な晴れがその時期に出ているとは限らず、もっと大切なことはchuの勤務がオフであるかどうか爆  笑 もみじでも🌸でもチューリップ赤でもイチョウでもetc 晴れが必要なのは言うまでもないのですが、見頃の時期は短い短いと思われているソメイヨシノと、実際に本当の見頃の期間は同じくらいで、ソメイヨシノが数日であるのに対して他の花々も精々一週間。この期間に晴れと仕事のオフが重なることは、実際にはとても少ないチャンスしかないのですウインクということで、来年は11月最終週での参拝を目指しますね(^^)v

それでは、山門から御案内して参りましょうウインク こちらが「観福寺」さんの山門になります
そして参拝者のための駐車場はP1~P4までありますから必要にして十分ウインクですがお正月には連続したお焚き上げが有名で初詣にはたくさんの参拝客が訪れるようですから、きっとその時は満になる可能性もありますねキョロキョロそして駐車場の後ろの看板にご注目下さい。先述しましたように、こちらは“日本厄除け三大師”の寺院なのです照れそして何でも、街中の飲食店の方に伺ったところでは、この「観福寺」さんの厄除けが一番凄いんだビックリマークということですニヤニヤま、それだけ地元の方に信仰されている証だとも思われますが爆笑
山門を潜ると左手には弘法大師の肖像画と四国お遍路八十八箇所の名称の御案内。chuは真宗大谷派の門徒ですので弘法大師が歩かれた四国お遍路につきましては詳しくはないのですが、時間が持てるようになりましたらじっくりと研究してみたいものですニコニコ
そして直ぐに石段が続きます。「観福寺」さんは国道51号線から佐原の中心部を避けて香取神宮へとバイパスする主要地方道に面しているため、その道路の車の通行量は多いのですが、山門を一歩くぐると静寂感に包まれています照れ
石段の途中から山門を振り返ってみました
そして石段を登り切って、なおも石畳が続きます。そしてこの「観福寺」さんの境内は江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気が残されていて、今までも数々の映画やドラマでのロケ地に使用されているようで、chuが見ていた番組ではNHK大河ドラマの「八重の桜」で、風雲急を告げる幕末期、一橋慶喜公から京都の治安維持を要請された会津藩主・松平容保公が、藩の重鎮が藩の財力を削ぐことになるためおしなべて反対したにも関わらず、藩祖の保科正之公が徳川家に忠誠を尽くせ、とした家訓を慶喜公より突き付けられ引き受けた京都守護職。その会津藩が京都に滞在した場所が黒谷と呼ばれた金戒光明寺で、そことの雰囲気が似ているということで、ここは京都の黒谷としてロケ地にされていたそうです。会津贔屓で新選組にも敬愛の精神を抱き続けるchuは、京都を訪れた際には当然、“本家”も訪れていますチュー が「金戒光明寺」と「観福寺」さんが似ているかどうかは、前者の記憶がかなり薄れかけているため今回は確認できませんでした爆  笑

なお「観福寺」さんは、他にも「エール」「西郷どん」「花子とアン」等でもロケ地に選ばれているようです。これは例えば東映が制作している映画であれば、大規模な映画セットがあったり、古い寺院が数多く残る京都がロケ地として選ばれているのでしょう。ですがNHKの場合、主に関東が選ばれることが撮影を進めていく上で合理的であり、また大規模なオープンセットも茨城県の「つくばみらい市」に有しており、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を使えば、同所と佐原とは短時間で行き来できるため、佐原を中心に香取市の各所は、民放も含めてロケ地に選定されていることが多いようです(NHKエンタープライズが持つ大規模セットはNHKのみならず民間のより多くの制作会社にも貸し出されています)ご参考👇 またまたワタクシの“blog宣”ですウインク

さ、話を戻して石畳の参道 これ、江戸時代と言ってもその雰囲気、十分あります照れ最もchuは江戸時代には生まれてませんでしたが爆  笑

石畳の終点近くから、今、歩いてきました山門方面を振り返ります(^^)/
手前が手水舎 その奥にあるのは薬師堂ですニコニコ
この日あさイチで訪れた時刻は8時20分ころ 拙宅(千葉県松戸市)から1時間20分で到着したのですが、途中、快晴だったのですが佐原に近づくにつれ、濃霧が発生してきてしまい、最初の頃は曇り空のようショボーン曇っていたのではないので霧が晴れることはわかっていましたから、暫し境内をウロチョロしカメラしまくりビックリマーク同じ構図でありましても撮影している時間が異なるため雰囲気は微妙に異なっていますウインク
こちらは薬師堂
そしていよいよ、弘法大師の立像 ご覧のようにかなり色褪せてしまいました(>_<) もう少し早ければこれらのモミジは真っ赤だったと思われますえーん
ですが気を取り直して弘法大師像を中心に、色々なアングル(あと時間差もグラサン)
この時は霧がとれてきた頃に撮影したものですが、もみじはやや色あせてはいますがあせるあせるあせるそこそこの自信作です(^^)v
弘法大師の足元にありましたお地蔵さん群ですニコニコ
次は観音堂と大師堂へと続く階段を背景に弘法大師立像の構図ウインク
こちらの階段は結構急でしてあせるあせるあせる上り下りには細心の注意が必要です真顔
既に散ってしまったモミジもみじもみじもみじ
急な階段を上りきり、眼下には弘法大師立像とお寺の事務所
で、ここからは階段上の散策 こちらが観音堂ですニコニコ
既に落葉しているもみじがぎっしり敷き詰められていて、“モミジの絨毯”となっていましたあせるあせるあせる
そしてこちらは大師堂
階段上は「観福寺」さんの檀家さんの墓地がありました。ぱっと見回したところだけですが檀家さんの数はそれほど多いとは思えず、これだけの寺院を維持するにはとても檀家さんの護持費だけては賄えるとは思いません(通常、そこそこの規模の寺院を維持するためには檀家さんの数は400~500家くらいは必要と聞いたことがあります)。ですのでやはり「観福寺」さんは檀家さん以外からの、例えば今回のchuのような一般の参拝者からのお賽銭やらお札などの収入が、多くを占めるのではと思いましたニコニコそしてこの墓所には日本地図を作成された伊能忠敬さんの御墓があるようです。伊能忠敬さんと言えば千葉県が生んだ超偉人チュー伊能忠敬さんは御出身は今の九十九里町ですが、後に佐原で商売を営んでいました「伊能家」に婿入りし、その後、才覚を発揮し「伊能家」を潤わせたことは勿論、佐原の発展にも大きく寄与した方合格クラッカーそのような御方の墓所が地元の古刹にあるのはある意味、当たり前と言えば当たり前なのですが…
しかるに伊能忠敬さんが地図作成を始めたのは家督を後任に譲った40代後半の事。それまで商売に腐心していたのですから地図作成の知識はゼロ。その後、50歳を過ぎてから江戸に出て、その際、幕府の天文方でありました高橋至時さんに師事します。忠敬さんは元々頭が良くそして努力を惜しまぬ方だったと伝えられています。年老いているにも関わらず学習意欲が旺盛で、砂地が水を吸い込むが如く、教えた知識を実践に移していく忠敬さんに師の高橋至時はとても目をかけ、二人の絆はとても固かったと伝えられています。そのためなのでしょう、忠敬さんは自身の死後は師である高橋至時のとなりに埋葬して欲しいとの遺言を残されていたとのこと。で、こちらの墓所には遺髪と爪が埋葬されているそうですニコニコ
忠敬さんの墓所、大師堂や観音堂がありました高台から降りて参りました。この急階段、今度訪れた時にも気を付けて散策します。皆さまの中でも「観福寺」を訪れた場合には、この階段の上り下りは特に注意して下さいねウインクそしてもみじの具合がいい感じのこちらはお寺さんの玄関。入り口手前には各種御守などをお分けいただく場所ですニコニコ
各種御守の他に大中小の護摩札なども頂くことが出来ますニコニコ
ちなみに護摩申し込みの祈祷は様々、ま、“オールラウンド”にて承っていらっしゃいます(同寺HPからお借りしました爆笑)
で、chuは何の御守りをお分け頂いたのかと申しますと…「観福寺」さんは“日本厄除け三大師”です。ま、chuは今年が「厄年」ということではないのですが、自身や家族には2022年は結構な災禍がありました(-.-)その厄は、今年限りで、という願いを込め、真剣にお詣りをさせて頂きましたお願い
「観福寺」さんの境内に入った折には最初に本堂でのお詣りをしていましたが、その後は境内をくまなくカメラ歩き走る人走る人走る人 随分と時間を要してしまいましたがお寺を辞す時、本当に最後の最後に御守りを頂き、そしてゆっくりと“厄払い”と2023年の災禍ない一年をお願い致しました照れ
2022年紅葉リアルタイムのご報告はあと1件 その後は11月前半に撮影し終えてある回顧編となりますウインク