さて、銚子(千葉県銚子市)の中でもその街の起源となりました外川の集落を訪ねまして👇
次はいよいよ銚子の中でも№1の観光名所である「犬吠埼」を訪れます(^^)v 場所は関東地方の最東端。三方を海に囲まれた海食台地となっており、断崖絶壁の下に横たわる無数の岩礁で荒波が砕ける様は某映画会社のオープニングのsceneとして登場しているため銚子を訪れたことがない方でも荒々しい銚子の海は御存知のはずただ、某映画のオープニングsceneが銚子で撮影されていることは公には公表はされていないのでここが銚子だとは分かりませんが また関東最東端後にある事から、ここから昇る太陽は富士山頂など高い山のトップを除くと首都圏でも最も早い日の出の時間であり、そのため「初日の出」の名所としても有名。毎年、元旦の未明の時間帯からたくさんの方が集まる場所でもあります そして岬の先端部部にあるのが有名な犬吠埼灯台。明治7年(1874年)、イギリス人技師ブラントンの設計でつくられた高さ約32メートルのレンガづくりの西洋式灯台で、代化産業遺産(経済産業省)、国の登録有形文化財に登録、さらに2020(令和2)年には12月23日付けで国の重要文化財の指定を受けましたそしてこの灯台、遠くから見るとまるで大海原に突き出るようにして立つ威厳さを持ち、また日本に僅か16基しかない“昇れる灯台”の一つでもあるのです灯台内部には99段のらせん階段が設けられていてそこから眺める大海原は銚子観光の代名詞に chuは何度か犬吠埼灯台には登っていますので今回は灯台の中には入りませんでしたが、過去に撮影したものも含めて併せて御案内させて頂きます。こちら👇が「犬吠崎灯台」周辺の見取り図で、灯台の真下はすぐ横で波が打ち砕かれる様子を見ながら歩ける遊歩道になっています。ただ、堆積された岩肌が崩れかかっている箇所もあり、以前訪れた時よりもコースは短くなっているようです。「通行止め」になっている箇所には立ち入らないよう、お気を付けて散策するようお願い致します。言わずもがなですがハイヒールや革靴での歩行は不向きです
で訪れた場合、このように灯台周辺にはあるのですが収容台数は限られていますそのため、ここがの場合は近くに“誘導”されがちな有料駐車場に入れるのではなく、「銚子ポートタワー」方面(北上)に2~3分走った所にある「君が浜」のに入れることをお勧めします無料の上、どのみち君ヶ浜にも足を延ばしますし灯台⇔君ヶ浜の間は歩いても15分くらいですから
例えばカラオケなどで、あまり上手くない人の歌を“犬吠埼(灯台)みたいだなぁ”なんて言ったり言われたりしたこと、ないですか これは同灯台が銚子の外れにある事から例えられるキツいジョークであり銚子の外れ調子っぱずれ、を意味しています ですがカラオケなんて所詮は自己満足の世界ですから、上手かろうが下手だろうが関係ないですよま、上手いに越したことはありませんが では、灯台に行く前にまずは“断崖絶壁の下に横たわる無数の岩礁で荒波が砕ける様”を見に行きましょう(^^)v 関東の最東端の銚子はこんな場所
そして銚子の海を東に進むと次に来る大陸はアメリカ本土
そう、この海の向こうにはアメリカ西海岸のモントレーがあります
こちらは米国ではなく、銚子付近に忽然と“登場”した「銚子犬吠温泉」のホテル群。後日、別途、御案内致します(※chuならぬ注 ホテル群は以前からあります。♨が新しいのです)
犬吠埼は「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」という地層から成り立っており国指定の天然記念物なんだそうです。chuは地学の事は門外漢ですので詳しい説明文をそのままコピーさせて頂きました
~房総半島の地表面の大部分は約6,500万年前より新しい第三紀という、新しくて柔らかい地層でできているが、銚子には古く堅い地層が露出している。銚子半島の先端にある犬吠埼灯台下の海岸には、白亜紀に海底で堆積した地層が顔を出している。これが、国指定天然記念物「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」である。白亜紀というと恐竜が生きていた時代で、白亜紀の地層は関東から西に分布するが、そのような古い地層を地表で見ることができる場所は、関東地方ではここだけである。犬吠埼の白亜紀浅海堆積物は、浅い海の海底で作られた堆積物である。浅海特有の堆積構造として、海底の砂の表面につけられたさざ波の痕跡が観察できる。この波の痕跡は、波長4~7cm、波高3~6mmで、ほぼ平行に規則正しく並んでおり、このような痕跡を漣痕(れんこん)と呼ぶ。指定地域とその周辺には、銚子層群犬吠砂岩層が分布しており、砂岩と頁岩の互層をなしている。漣痕はその砂岩層の表面に観察できる。これは、砂の表面にできたさざ波の跡の上に、頁岩層の元になる泥が静かに堆積したまま地層中に保存されたものである。この地層は化石も豊富で、付近ではアンモナイトの化石が発見されたこともある。指定地域は地表で白亜紀の地層と漣痕が観察できる、全国的にも数少ない貴重な場所である~ 以上です こちらがその地層の様子です👇
そして冒頭、説明させて頂きました某映画のオープニングsceneはこちらで撮影されたものだそうですしかし生憎この日は好天の上、海が凪いでおり、波が砕ける迫力ある様子はお目にかかれませんでした
ここから10枚は過年度撮影分 冬にも訪れていますから、その季節の方が海が荒れることも多く、迫力あるsceneが撮影出来ました
で、この某映画会社のオープニングsceneはこちら👇 某映画会社とは…「東映」でした
さ、それではいよいよ「犬吠埼灯台」へと参りましょうまさに“白亜の灯台”と呼ぶにふさわしい威厳が感じられます
そしてこちらは犬吠埼名物の“白いポスト” 灯台を管理する銚子海上保安部と銚子郵便局が協力し、犬吠埼の観光スポットのイメージアップとして白い犬吠埼灯台にちなんで設置された白い郵便丸ポストなんだそうです白い灯台と白い壁に囲まれて、まるで存在が隠されているようなポストですが「幸せを呼ぶポスト」、「願いが叶うポスト」、また、ホワイトデーに設置されたため「恋愛が成就するポスト」などと、いろんなウワサがささやかれるようになっているんですよ
こちらは犬吠埼灯台の横から見た「君ヶ浜」の様子。弧を描いた綺麗な海岸線が続きますがここは波も荒く遊泳は出来ません写真左側のエリアが君ヶ浜の駐車場で、さらにここから少し先にも「君ヶ浜しおさい公園駐車場」がありますから、灯台付近のがの場合はここに駐車すれば余分な駐車料金はかかりません。その浮いたで美味しいものを食べたりお土産を購入したりがいいでしょう(^^)/
それでは灯台内部へGo 今回は灯台内部には入りませんでしたので過年度撮影分にて御案内 そしてこの灯台内部、狭いのですが螺旋状に設けられた99段の階段を登ると少しだけ息が切れます(^^ゞ 歩きやすい靴でのお越しをお勧めします
灯台の上からの眺望です しかしこの辺りの景色は灯台に登らずとも見えていたわけでして、ま、“記念”と言ったところでしょうか何せ日本国内に数ある灯台のうち、上まで昇れるものは僅か16基しかないのですからね(しかもそのうちわが千葉県には2つの灯台が昇れます=南房総は白浜、房総半島の最南端にある「野島崎灯台」がそれです)。千葉県の最東端と最南端にある灯台が、それぞれ昇れる灯台なのですが、では千葉県の最北端と最西端は…北端は海には接していないので灯台はなく、西端は一応、海のようですが灯台はありません(北端は野田市の関宿で茨城県に、西端は浦安市舞浜のTDRがある場所で東京都に接しています)
「君ヶ浜」は灯台の下から見るよりもずっと遠くまで見渡せます。綺麗な白砂のBeachなのですが遊泳は出来ません(君ヶ浜の説明は後述します)
このずっと向こうに、アメリカ本土のモントレーがあるのです
さて、こちらは灯台のすぐ南側に出来た新しい施設でその名は「犬吠テラス」2019年オープンですから5年ぶりに銚子を訪れたchuは初めて知りました。元々ここには古びた、閉鎖された旅館がありましたがそれを撤去し新たに作られた施設周囲の景観ともマッチしており再生事業としては大成功だと思います
建物の2Fは御覧のように寛げるスペースが広がっていて出入りは自由。利用は無料の空間です
このような席にまったりと座り、窓の外の大海原を眺める…一日中居ても飽きることはありませんね 飲み物や食べ物の持ち込みもOKです
そしてこんなにもレトロな自販機を見つけちゃいました普段は滅多に飲まないコーラですが、ついつい衝動買いをしてしまいました
こちらが「犬吠テラス」の外観です 遅くなりましたがこちらが「犬吠テラス」のWebサイトです👇素敵な施設が出来ました
その後で2分で移動の「君ヶ浜」 ここから見る犬吠埼灯台は本当に「絵」になるのです
そしてこちらは「君ヶ浜」の北端から眺めたもの。海がとても荒れています。多分、2月頃に訪れた時のものと思われますが荒々しい波とその先にポツンと建つ灯台 いいですね
以上、銚子を代表する観光スポット、犬吠埼を御案内致しました