5年ぶりに訪れました千葉県最東端の港町・銚子(千葉県銚子市) 滞在1日ですのでこの街の魅力を全ては伝えきれないのですが、過去に訪れていた時にしました過年度撮影分も含め御紹介していくシリーズVol.2でございます(^^)v
前回👆は、銚子市に到達する前の飯岡の刑部岬で素晴らしい景色にうっとりのところを御紹介しまして、この場所からであれば20分くらいで銚子駅前に着きますこちらが銚子駅👇あれなんか、昔と雰囲気が違ってる…
だって、以前の銚子駅ってこんな感じで👇“昔は大きな町の玄関口でした”ってことを言外に物語っている駅舎でしたから
そう、その昔、銚子は大きな町でした。利根川の河口部から駅前へと続く道路の幅員もこんなにも広くて 「シンボルロード」と呼ばれるこの道は利根川べりから銚子駅前まで600m。そして地方都市には珍しい幅員36mの道路なんですchuは今回はここから銚子電鉄に乗るため駅周辺の散策はしていないのですが、とっても詳しいサイトを発見しましたので謹んでリンクさせて頂きます
👆こういった、昔から栄えていた町ってことがわかる記録は嬉しいですね
そう、銚子は県内の佐倉、成田、佐原と共に江戸時代から栄えていた町で、今では「北総四都市江戸紀行」というカテゴリーでその魅力を今に伝えていますchuも“四都市紀行”のうちの銚子を除く三都市には何度も訪れていますし、中でも特に佐倉と成田はchuの日常のお出かけエリアでもあるのです(松戸市のchu宅から佐倉や成田は1時間もかかりません。佐原は1時間40分くらい。ですが銚子は2時間30分以上を要しますからちと遠いいの)
銚子駅の改札口はJR東日本の一か所のみ。そしてここは首都圏エリアですから交通系のパスが利用出来ます。しかし銚子電鉄は交通系パスには対応していません。はて、ではどうしようか…と駅員さんに尋ねると“ここから入って電車の中で切符を買って下さい”と ところで銚子から東京方面に向かう経路は佐原、成田を回って千葉へと至る成田線経由と、つい先ほどまでいた刑部岬の最寄り駅でもある飯岡駅や八日市場、成東を回って佐倉から千葉へと至る総武本線経由の2ルートがあります。そしてメインは総武本線ルート。東京駅まで行く場合は総武本線を「しおさい」が走り1時間50分弱で東京駅に到着します。で、普通電車で千葉駅まで行く場合は総武本線経由だと1時間30分強、成田線経由だと2時間10分とかなりの差が生じます。有料特急は総武本線を走るのですが、普通電車は両ルートともおおむね1時間に1本の運行。両ルートの所用時間は異なりますが実際に出発する時間によりどのルートが早く到着するのか決めるようになるのだと思います。なお、千葉駅までの距離は総武本線経由だと81㎞、成田線経由だと95㎞と、その距離に差が生じていて、この差が所要時間40分の差につながるのですが運賃は双方とも1520円です
(こちらは過年度撮影分)電車の後ろに見えているタンクは「ヤマサ醤油」の工場で醤油が醸造されているタンクです
銚子電鉄では予め録音されている女性の声による駅名アナウンスと同時に沿線の案内もしくれます。ここは“緑のトンネル”と紹介されたところ。線路の両脇に樹木が迫っていて本当に「緑のトンネル」ですそして枝がバシバシと車体にあたるため、万一、窓を開けて手でも出していようものなら、ケガしちゃいます(ので、絶対に窓から手足首を出してはいけません)
全線単線の「銚子電鉄」ですがこの駅(笠上黒生駅)は2面2線の構造で列車交換が出来ます。今回は交換はありませんでしたが駅員さんがタブレットを運転士さんに渡していましたから、ここから先の区間は「タブレット閉塞」方式が用いられているようです。そして昨今ではこうしたローカル線の単線区間でも特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)が使用されることが殆どの中、これはとても珍しいことですぞ
こちら2枚は過年度撮影分で列車交換の様子です
ここは銚子電鉄の中で一番東側にある駅で、千葉県内はもとより関東地方で最東端にある駅です
ちょっと地味ですが“関東最東端”を示す標です
そしてここは沿線最大の“観光地駅”でもある「犬吠駅」。駅名が示すように房総半島の最東端にある犬吠埼の最寄り駅です撮り鉄さんもいますね(^^)/
犬吠駅の外観などは以下5枚は過年度撮影分にて御紹介(^^)/
観光客の方が中心で、沿線各駅では特に乗降客数が多い駅です
そして次は終点なのですが、途中、案内を飛ばしてしまいました駅もここで御紹介(全部ではありません)
「観音駅」キャッスルのような駅舎が凄い
沿線随一の銚子電鉄撮影スポットがこちら👇(本銚子駅のものは全て過年度撮影分です)
ホームの上にある歩道から入線or出発していく車体撮影がベストポジションなのです(^^)v
間もなく終点の外川(とかわ)です(^^)v
そして到着で、御覧ください 車体とホームとでこれほどの段差があります 電車が到着するとき、車掌さんからは“電車とホームに大きな段差があります”的な注意を促すようなアナウンスはありませんでしたこれ、結構、危ないですよね
外川駅の留置線にはかつて銚子電鉄で活躍していた電車が保存されています。コロナ禍以前であれば車内に入れたのですが現在はCloseされています
銚子駅から到着した電車。そしてこの電車はすぐに銚子駅へと引き返すのですがこの電車に乗って来られた乗客の中で半数は再びこの電車で銚子駅方面へと取って返します。多分、終点まで来てから途中駅を観光していこうとする方とお見受けしました銚子電鉄では、こうした方々のために「弧廻手形」というお得な一日きっぷが販売されていますので、これを使って銚子電鉄沿線を半日ないしは一日かけて観光しよう、という方法がありますリンクしましたHPに載っています(^^)/
外川駅に掲示されている発車時刻表 なんと手書きですよしかしお蕎麦屋さんのmenuみたいで味がある(縦書きならなおさらです)
こちらが外川駅 銚子電鉄の終点です 木造の駅舎、令和の時代の今、ここにありってねそして赤い郵便ポストが郷愁を誘います都会に行っちゃった彼氏or彼女…逢いに行きたいけど行けないから、鉄路か通じているここまで来て、手紙を投函なんて松本隆さんだったら素敵な歌詞を書いてくれるんぢゃないでしょうか
そしてさらに重要でとっても嬉しいこと
それは昨年度(2021年度)、副業が軌道に乗ったことで経営赤字を脱却したことですこれは銚子電鉄社員の皆様の不断の御尽力によりなし得た結果本当におめでとうございました そして来年は記念すべき鉄道開業100周年来年度以降も安定して黒字経営が出来ますよう、応援しています(^^)v
👇今では首都圏のスーパーなどでも入手できます「銚子電鉄のぬれ煎餅」会社存続に向けての副業はここから始まったのです(ぬれ煎餅は、醤油醸造の町として栄えた銚子の元々の名物でした。銚子電鉄はそのぬれ煎餅により復活したのです冒頭にリンクしました銚子電鉄HPにはオンラインショップがありますので“銚子電鉄を応援しようかな”と思われたら是非、サイトを覗いてみて下さい)
おまけ こちらが全長6.4㎞のミニ私鉄 銚子電鉄の路線です👇