千葉県最東端にある街、銚子。chu宅(千葉県松戸市)と、今回訪れた銚子市とは同じ千葉県、そしてその距離も100㎞まで離れてはおらず千葉県内でもchuが頻繁に訪れる房総半島の南部(例えば房総半島最南端の南房総市の野島崎辺りだと120㎞超)よりも距離も近く訪れ易い街なのですが何故か不思議と訪れ難い真顔そしてその理由は、高速道路網が銚子までは続いていないというのが一番大きいのかも知れません。例えばchuが南房総方面に向かう時に、全線を通じて高速道路を利用することはありません。往路の場合、高速を利用すると現地に早く着きすぎてしまうため時間調整を兼ねての“アンダーロード”利用なのですが爆笑、しかし帰りの復路の場合は高速を利用すれば90分くらいで帰って来ることが出来るのですが銚子の場合はそうはいかないあせるあせるあせる最低でも2時間30分は見ておかないとならないのです口笛この“1時間の壁”こそが、松戸市民のchuをして銚子を遠くにさせている、と言っても過言ではありません。しかし秋の壱日、何となく銚子の街を訪れてみたくなりお出かけしてきましたニコニコそして銚子訪問は恐らく5年ぶりと、同じ千葉県の地でありながら随分と御無沙汰をしてしまいましたウインクそして拙blogではまだ「銚子」を取り上げたことはなかったので、今回は過去の訪問時に撮影したものも含めつつ、銚子の街を御案内していこうかと思います。もとより冒頭に説明させて頂きました通りchuは銚子は不案内ですので日本一の漁獲高を誇る街の魅力を語り尽くすことは出来ませんショボーンまぁ、“素人の銚子旅紀行”的に御覧頂き、御関心を持たれた部分につきましてはどうぞ御自身にてお調べいただければ、とてへぺろの、書く前からなんとまぁ、いい加減な内容になりそうですが、それでも5~6回のシリーズになりそうです爆  笑 また、途中に旬ネタが入れば中座もございますので予めご了承の程をお願い申し上げますお願い

 銚子へのアクセスは国道464号線を使い成田市を目指します。その後は国道51号線の寺台交差点から成田空港までの、僅か5.7㎞に過ぎない区間ですがこれが通称“空港通り”と呼ばれている「国道295号線」に指定されており爆笑そこから成田空港の構内に入ります。今では「成田国際空港」という名称に変わりましたがその昔、chuが若かりし頃は「新東京国際空港」という名称の国際空港でここに勤務していましたニコニコそしてその当時では“国際線は成田 国内線は羽田”という明確な区別があったのですが、今ではなし崩し的に羽田空港への国際線の就航が増えて来ており、千葉県が血と汗を流す等の大きな犠牲を払って完成したニッポンの空の玄関口が蔑ろにされていくようで、そしてこのワタクシも微力ながらも空港完成に向け連絡調整等に尽力しておりましたものですから今の風潮には大いに不満がありますプンプン写真に戻りますと、ここからはA~B滑走路を行き来する誘導路上を移動する航空機が間近に見られますニコニコ全日空機の垂直尾翼が見えているところです(^^)v 第1ターミナル南ウイングの第4サテライトの外れ、といったところですウインク

「木の根トンネル」は上記誘導路の真下を潜ります。今、見えているのは「ピーチアビエーション」のエアバス機。ここ成田には国内外のLCC各社が就航しており、これらのLCCは「第3ターミナル」を使用するのですが全日空傘下の同社だけは全日空が使用している「第1ターミナル」を使っていますニコニコ(但しターミナル~航空機とを乗り降りする際はバス便で駐機場に向かうため基本、ボーディングブリッヂは使用しません。また他のLCC各社が使用している「第3ターミナル」にはボーディングブリッヂ自体がありません爆笑)

「木の根トンネル」を抜けると東側には芝山鉄道の終点である「芝山千代田駅」。なお芝山鉄道とは、京成線の空港支線の終点である「東成田駅」から僅か一駅の超短い鉄道。営業距離2.0㎞と、“日本一短い鉄道”とアピールしています爆笑実は本当は空港建設に協力した芝山町などへの御礼の気持ちを込めて開業した鉄道。そして芝山町としては町の中心部である小池地区への延伸も求めたのですが、何分、採算が取れないことは明白で、そのため芝山町の入り口であるここに駅が出来、恐らくこの先もここが終着駅であり続けるのでありますウインク

「道の駅 多古あじさい館」にて少々休憩しますニコニコ

新米が並んでいましたニコニコ 多古米は、千葉県の“二大コシヒカリ”で、ここ多古町と、8月に大山千枚田を訪れた際の近所、鴨川市の山間部で育つ長狭米が千葉県を代表するコシヒカリの産地なのです(^^)v

「道の駅」の2階から眺めた田圃の風景。もう既に刈り取りは終わっています。またこの河川沿いの小路には6月にはたくさんの紫陽花が咲き競うとの事。それで、ここの道の駅の名前は「あじさい館」となっているのですウインク

国道296号線から北東に入り「東総広域農道」を走ります車 多古から飯岡までは約25分。快適な銚子へのアクセスルートですウインクそして現在工事中のトンネルの向こう側に見えている構造物、なんだか分かりますか?? そう、銚子は“風力発電”の町なのですニコニコ

そして飯岡の刑部岬(ぎょうぶみさき)に到着ビックリマークこの刑部岬がある場所は元々は海上郡の飯岡町。海上郡の読み方はやや難読で「うなかみぐん」と読みます。ところで“東洋のドーバー”と称されるその高さ50mにも及ぶ屛風ヶ浦。刑部岬はその屛風ヶ浦南端の高台に立つ太平洋に突き出た岬。以前は飯岡町でしたが現在は旭市との広域合併により旭市になりました。こちらは「飯岡刑部岬展望館~光と風~」と呼ばれる展望台ニコニコそしてこの展望デッキからの眺望は「日本の夕陽百選」「日本の朝日百選」「日本夜景100選」「日本夜景遺産」「ちば眺望100景」に選定されている隠れた絶景ポイントですウインク晴天時には水平線に浮かぶ富士山や、夕陽に映える富士山のシルエットを眺めることができることから「関東の富士見百景」にも選ばれているそうです。また気象条件が良ければ2月下旬に富士山頂に夕陽が沈み、まるでダイヤモンドが輝くような光景になる『ダイヤモンド富士』も見られるそうなんですよウインク

今いる刑部岬と、この真下の断崖である屛風ヶ浦についての説明版ですニコニコ

こちらが刑部岬の上に立つ飯岡灯台ニコニコ御覧のように規模は小さいのですが光達距離は13.5海里(約25㎞)に及びます。また👇の写真でも確認できる通り灯台に梯子は付いているのですが「日本の登れる灯台16」には該当しませんので登ってはなりませぬぞ爆笑

また平成30年6月19日には一般社団法人日本ロマンチスト協会が行っている「恋する灯台プロジェクト」で飯岡灯台が「恋する灯台」に県内で初認定されましたウインクそれは、~美しく立ち昇る朝日、名勝として選ばれた房総半島の彼方に沈む夕日、そして漁船と街の灯が演出する夜景まで、恋する時間をいつでも演出してくれるロマンティックなスポット~が選定理由ウインクなるほど、ここからの眺望は素晴らしいものがあるのです照れ

展望デッキから眺めた飯岡漁港。見ごたえのあるパノラマシーンが繰り広げられます。生憎、この日ははっきりと確認できませんでしたが右側には筑波山が、そして中央部には富士山が眺められるのですニコニコ一枚👇のイラスト案内を御参照下さいウインク

ちょうどこの時に飯岡漁港に船が戻ってきました。漁船ではなくクルーザー船のよう。飯岡漁港をベースにしてのクルージング・プログラムはちょっと聞いたことはありませんので恐らく釣り船(遊漁船)かと思われますニコニコ

埠頭に接岸したクルーザーから次々と人が降りていきます。皆さん、釣果はどうだったでしょうか(^^)/ そして何より事故もなく戻って来れたことは良かったですねウインク

沖合の太平洋には海上風力発電の塔がひとつ…

振り返って陸地の先を目を細めて注意深く見て見るとたくさんの風力発電のための発電塔が確認出来ますニコニコあの一帯はこれから向かう銚子市になるのですが、その銚子市は日本一の水揚げを記録することもある漁業と(漁獲高日本一につきましては鳥取県の境港や静岡県の焼津と競っているって聞いたことがあります)、かつては甲子園の常連校である銚子商業高校など、野球が盛んな街として知られていましたが、今は野球は残念ながら甲子園からは遠のいてしまいましたが漁業に加えて風力発電の町としても知られています。なんでも地上にある風力発電設備は34基もあるんだとかびっくりそれに加え、近年、本格的に活動を始めようとしているのが海上風力発電なんですニコニコここ長いこと、人口減少が続く銚子市の衰退は否めないものの、この海上風力発電が市勢回復の起爆剤となってくれればいいですねウインク

ちなみに中央左側に見えている建物は「ライトハウス」という喫茶店で、松重豊さん主演の「孤独のグルメ」にて、松重さん演じる井之頭五郎さんが立ち寄られたお店ウインクこの時のストーリーは、銚子市まで納品に来た五郎さん、ちょっとした手違いで渡したものを間違えてしまったため、明日、もう一度相手と面談するのですが、また銚子まで来るのも大変だ、ということで急遽、この付近に宿を取ることに…で、刑部岬を見学したあと「ライトハウス」に立ち寄りチーズケーキを食べ、その後、岬の真下にある民宿「岸壁荘」に宿泊するという設定です照れところで五郎さんの移動手段は「足」。車であれば銚子市街と刑部岬との移動はたやすいですが、鉄道やバスなど、公共機関での移動だと、そうそう簡単ではないのですが、ま、ドラマですからねグラサン

こちらは「飯岡刑部岬展望館~光と風~」に来る少し手前にあるホテルで「グロリアケープタワーホテル」。以前にはありませんでしたから比較的新しい建物だなキョロキョロと思っていたら、開業は2021年とのことですのでまだほやほやですねニコニコ上層階からの眺望は中々なものだと思いますが、実は刑部岬の展望デッキからでも無料で同じ景色が見られますからねニヤニヤただ、宿泊していると朝日や夕日、そして夜も居ながらにして素晴らしい夜景を味わえますから、それはそこ、滞在するのも悪くはないです。ただ同ホテル、食事施設がないようなので漁港近くまで降りてこないとなりません。そして漁港近くには居酒屋さんなどもありますから、そこでお食事をすればいいのでしょうが、夜、遅くなって真っ暗闇の中、断崖の上にあるホテルまで歩くのはちょっと勇気がいりそうですぞニヤニヤ

なお飯岡漁港の近くには素泊まりの宿泊施設もあります。そこであれば夕日や夜景を堪能した後に居酒屋で新鮮な魚介類をたらふく食べ、そして朝は早起きして展望デッキに立ち荘厳な日の出を拝むことも出来ますので、chu的にはこちらなんかもお勧めです👇

そして秘蔵の場所がこちら👇 素泊まり3000円ですがとっても新鮮な魚介類をつまみに至福のひと時照れ

画面変わってこちらが、先ほどのクルーザーも接岸していました飯岡漁港。ご覧のように港内には見渡す限りでは漁船仕様の船のみです。またこの飯岡漁港は、「東日本大震災」における津波被害を受け多数の犠牲者を出す等、特に同震災における千葉県内での被害を出した場所の一つでした。今では震災の爪痕を感じにくくなってはいますが、同じ千葉県民であるchuはそれを忘れることはありません真顔

https://www.komazawa-u.ac.jp/gakubu/bun/geography/pickup/Tohoku_eq/07Asahi-Iioka.pdf

こちらが高さ50mの断崖絶壁ビックリマークの屛風ヶ浦でここから銚子市の銚子マリーナ付近まで10㎞も続く、まさに“東洋のドーバー”なのであります。断崖に沿った遊歩道は銚子市側からの方が長く続いています。またこの断崖の真下を歩き続けられる遊歩道はありませんので念のためあせるあせるあせる

そして刑部岬からの景色、〆のsceneはこちらウインク これは今回とは別の日に撮影(以下、過年度と称します)したものですが美しい港の夜景。遠く奥まで続く街の灯も含め、ここからの夜景は本当に素晴らしいと思いますチューさすが、「日本の夕陽百選」「日本の朝日百選」「日本夜景100選」「日本夜景遺産」「ちば眺望100景」に選定されているだけのことはありますね照れ

いよいよ始まりました銚子さんぽ、まだ序章です(^^)/(てか、まだ銚子市には到達していませんでした爆  笑)