先日、Upしました拙blog👇 貴重な“各駅停車の新幹線”を御案内したところです






























先ほど来、chuは佐渡島を日本海側最大の離島と御紹介させて頂いておりましたが実はwiki様にも記されていますが、佐渡島は日本国の国土としては、本州、北海道、九州、四国の4つの「島」と北方領土の択捉、国後島を除くと沖縄本島に次いで大きな面積を持つそうです。そりゃ、でかいわけですwな
さて、新潟駅を降り立ちましたchuは、佐渡島への足となりますフェリー乗り場へと向かいます。なおchuが参加したツアーには、新潟駅と佐渡汽船フェリー乗り場間のアクセスは参加者自身に委ねられています(交通費は自分持ち)ので、本当ならば久しぶりの新潟駅周辺の散策などもしたいところなのですが、何せ往復とも新幹線の発着とフェリーの発着との乗り継ぎ時間は80分ほどでしたから、そんな余裕はありません こちらは新潟駅バスターミナルから佐渡汽船フェリー乗り場へと向かう際に撮影
路線バスですが昼間帯は15分間隔で出ていますので便利です(^^)/
久しぶりの新潟市内をバスの車窓から 往路のみ「万代シティーバスセンター」ビル内の停留所に立ち寄るため少し遠回り(-.-)中心街の交差点では“右折右折”のルートとなるため渋滞はしていないのですが予想外に時間を要します。また、信濃川に掛かる「萬代橋」は通らず、こちらも残念(>_<)
こちらは懐かしき「萬代橋」(何時ぞやに撮影) 国の重要文化財に指定されています
そして到着(^^)v「佐渡汽船ターミナル」佐渡汽船につきましては公式Webサイトをリンクさせて頂きます。今回、chuは身体だけの乗船(対して自動車も一緒に積み込むにあたっては乗船方法が異なります&も随分と
)
旅行出発前に自宅に送られてきたフェリーの引換券を窓口で交換します。自身で予約される場合はWebで予約後に自動発券機で引き換えも出来るようです(運賃なども含めて詳しくは同社公式Webサイトへ👆) ちなみにchuが利用した「2等運賃」は片道2810円で所要時間は2時間30分。ですが、島へのアクセスを大幅に短縮(所要時間は1時間)できるジェットフォイル便もあるのですが、そちらだと6290円 なお、これらの運賃には650円のオイルサーチャージ料金が含まれていて3カ月毎に見直しがあるそうです。今は多分、急激な円安とウクライナ戦争が勃発してるから通常よりも高い設定になっているのではないでしょうか
フェリーターミナルには乗船開始の20分前に着きましたので余裕があります(^^)v ターミナル内の散策へ これから訪れる佐渡島の代表的な観光スポットでもある「佐渡金銀山」は紆余曲折あったものの世界遺産に推薦されることが正式に決まりました
ミニギャラリーには佐渡金山の概要や推薦に至った経緯などが記されています
こちらは佐渡土産として人気の高い小判型のクッキー 中身はただのクッキーでしょうからやや、ウケを狙ったものか
東京藝大元学長にして文化庁長官も務めた宮田亮平さんの作品 彫金作家としても著名な方です😉
さて、ターミナル窓口で引換券と引き換えたのはQRコードが印刷されたペラッペラの小さな半券。なくさないようにしっかりと手に持ち、QRコードをタッチしてコンコースに入るのは航空機に搭乗する前の保安検査場手前で行う手続きと一緒ですなお航空機の場合は搭乗前の保安検査は徹底されていますが、佐渡汽船に乗船前の保安検査的なものは全くありません
(コロナ対策の検温はありましたが
)ですので、シージャック対策は皆無であり、一抹の不安はありました
(ですがそれを言ったら新幹線を始め高速バスや電車、全てが対象となるわけで、それに対しての事前検査などは不可能ですから、「性善説」で
)
フェリーに乗船する前の通路に貼ってありました案内 はて、これは何を意味するものぞ なんて種明しは後ほど
そして本日、乗船する船は「おけさ丸」最高速度は23.4ノット 5855tの大型フェリーです(^^)/
デッキに出ました ここから佐渡島の表玄関である両津港まで2時間30分。“2等船客”であるchuが船会社から重きを置かれていないことは十分承知していますから
人様に迷惑をかけぬように注意を払いながら船内探索に勤しむ予定です
船内散策を続けます 今回、chuが乗船したのが「おけさ丸」 大きな船で、船室以外のパブリックスペースも充実しています
こちらはイベントプラザ イベントがない時は2等船室として利用…てか、“2等の客”でも使っていいよ
ってところぢゃないかな
海上保安庁の巡視船が停泊しています 新潟には「第9管区海上保安本部」が置かれており新潟県から富山、石川県の日本海を守る「海の砦」
chuは何人もの海上保安官の方と仕事を御一緒させて頂いたことがありますから“海保ファン”を自認しています
今回の知床遊覧船の遭難の報道にあっては、TVにコメンテーターとして御出演されていたITO前海上保安監(旧職名は警備救難監で海上保安庁の№3のポスト)はワタクシの直属上司でもありました
黄色いテントの向こうに見えている小型の船が何を隠そうジェットフォイル この船はchuが乗船した「おけさ丸」よりも後に出港しますが途中、海上であっという間に追いつかれ、そして追い抜かれます
こちらは信濃川の対岸(左岸)にある「旧新潟税関」の建物。この建物は幕末の開港5港のうち開港当時の姿のまま唯一現存する国指定重要文化財「旧新潟税関庁舎」であり、現在では「新潟市歴史博物館みなとぴあ」として整備・利用されていますカモメが飛び交いとても「絵」になりますね
そしてドラか鳴ると間もなく出航です。chuは佐渡汽船が新潟港を出航する際のちょっと変わった出航風景を観たくてデッキに
なお、この時chuは船のどのあたりにいたのかと言うと、船尾です。ところでフェリーは船の前後に車の出入り口を設けており、新潟港から両津港に向かうフェリーは船首を信濃川の上流方向に向けたまま停泊します。そして自動車は船尾側から船内に入り、佐渡島の両津港に着いた際は船首側の出口から上陸するのです。こうすることでフェリーに乗る自動車は向きを変えることなく駐車出来るわけで、切り返しのための回転スペースを必要としないことから、より多くの自動車の乗船と時間の短縮が図れるのでした あ
今の説明で何気に“信濃川の上流方向”と書きましたが、現在「おけさ丸」が停泊している新潟港、実はここは海ではないのです
これも追々、ご説明致します
いよいよ離岸します。船尾と埠頭とを結んでいる「もやい」を外します
が、外したもやいを手に、船と同時に前に進みます。そしてこの時「おけさ丸」は信濃川を遡っているのです
着岸していた場所(金属部分が埠頭と船内とを行き来する車が通るブリッジとなります)が離れてきていることがお分かり頂けることと存じます。この後距離にして50mくらい、信濃川上流へと進むのです
すると再び、先ほど外したもやいをひっかけます。そして左下には制震性ダンパーの役割と同じ緩衝材の突飛物 はて何をするのかな
こちらは客船ターミナルから船に入るためのボーディングブリッジ 係りの方がお見送りをして下さっています。
船尾の左側のもやいを埠頭の杭に結び付け、しかし船がまだ前進を続けるとどうなるか左後ろは固定されているわけですからそこを軸にして船は右側に向きを変えます。それがたとえ5000tを越えるような「おけさ丸」のような大きな船であっても。そしてこの珍しい出港sceneをYouTubeにUpして下さっている方がいましたので、謹んでこちらにリンクさせて頂きます(^^)/
何故、このような出港方法をとるのかと言うと、佐渡汽船の新潟港は信濃川の河口にあたるため少し狭いから。ロープを外してすこし前進させてもう一回ロープを繋ぎ、船尾を支点に180度回頭させて出港させているのです
で、こちらが信濃川の上流部 「おけさ丸」出港にあたり、chuは殆ど動いていませんからchuの視界の正面に「朱鷺メッセ」を始め新潟市の中心部が視界に入ってきたということは、即ち「おけさ丸」の向きが180度転換したからに他なりません
向きを180度転換させた「おけさ丸」は信濃川の河口へと向かいます。そうです、これだけ広い水面が広がっていながら、ここはまだ信濃川の河口近くなのでした正面に見えている建物が「佐渡汽船ターミナル」です(^^)/
「おけさ丸」の現在の位置はここらへん👇 ほら、まだ日本海には出ていないでしょ 何せ信濃川は埼玉、山梨、長野の3県に跨る「甲武信ヶ岳」をその源流として、総延長367㎞にも及ぶに日本一の川(長野県内での名称は千曲川ですが同じ河川です)。
“日本一の川”が370㎞にも及ぶ長い旅を終え、海に出るのですからその河口もハンパない大きさだったのですてなわけで、佐渡汽船ターミナルのみならず、新潟を経由して北海道の小樽や、秋田港、福井県の敦賀港とを結ぶ新日本海フェリーの新潟港も、港とは名乗っていますが実はまだ信濃川の河口内にあったのでした
ここらへんから漸く「海」かもなのですが、堤防が続いているため実感出来にくくて
以下、同じ
そして堤防が途切れて、やっと「海」を体感できたりして
そして、この堤防が切れると航路は斜め左方向に90度以上も反り返る形になります。そしてここはもう紛れもなき「日本海」ですから、風が強い時などはそこそこ揺れるのだそうです
赤線で示したものが佐渡航路 オレンジで〇囲みしたところが90度以上の鋭角カーブで曲がるポイント
出港後、キャプテンからの挨拶はありましたが、その後のクルーからの案内も含め、救命胴衣の保管場所や着用方法についての説明はありませんでしたこれって、つい先ごろの知床遊覧船の事故を全く教訓にしてないんぢゃないの
さて、大変珍しい出港sceneも実際に見て確認し、信濃川を抜け日本海に出ました 船内
散策探索を再開しましょうこちらは🚻 chuが視察したのは殿方用のみってアタリマエカ
こんなカンジ 以前どこかで乗船した船の男性用の小便器には左右につかまる棒がありましたが、「おけさ丸」にはありません。揺れてる時の用足しはどうするのかな
こちらは大用 “お弁当が食べられる”ほどのものではないですがウオシュレットも付いてました。ただし、付いていない洋式トイレもありましたから、あきらめちゃダメ
世界遺産登録が叶ったら、沢山の外人さんも訪れますからね
船内にありました島内のロードマップ chuは今回の旅に際して十二分に過ぎるくらいの予習をしてきましたから、取り敢えずですが見学予定のスポットの場所はあらかた頭にインプットされています
こちらも船内にありましたプレート 佐渡の方言を説明したものです
“上級国民”の方がご利用なさる「特等室」や「1等船室」への入り口は、chuら平民がズカズカと入れぬよう、“心理的プレッシャー”作戦を遺憾なく発揮し進入をブロックしています
ちなみに佐渡汽船の大型フェリーは5層仕立て。で、1,2階部分に自動車が入っているようで、自動車の駐車スペースと船内3階とはこうした通路やエスカレーターで結ばれています。なお航海中の車庫への出入りは禁止されており、特段の所要がある場合のみスタッフに申し出をするようです。
3階と4階とを結ぶ階段ですがとってもお洒落 僅か2時間30分だけの航海をするための設備以上のものを感じる佐渡汽船です
こちらはchuたち平民用の2等船室 カーペット敷で、自分のスペースを確保し寝っ転がることが出来るのですが、船旅なんて非日常こんなところで寝てちゃ、もったいないですぞ
なお、HPによれば“混雑時には寝転がることは出来ません”とありますから夏休みなど、混雑した時は皆さんきちんと“体育座り”をしてるのかな
しかし、2時間30分も同じ場所から動けずの姿勢はきついなあ
こちらは「おけさ丸」の船内見取り図
こちらは売店
お土産やお弁当、パンや飲料など
こちらはゲームセンター え~たった2時間30分しか乗船してないのに、こんなところに入り浸ってちゃ、せっかくの船旅がもったいないですよね
こちらが軽食コーナー
Menuはこちら👇
まぁ、品数はそう多くはないのですが、なんでも一番人気は白米を佐渡島に模った佐渡島カレー
食堂です。食事類は全てセルフサービスですので、提供ブースで受け取ったお食事は左側のテーブル席にて頂くようです
お 「おけさ丸」から30分遅く新潟港を出発したジェットフォイルは右側から追い抜いていき、「おけさ丸」よりも1時間も早く佐渡島の両津港に到着します。「おけさ丸」の最高速度23.4ノット(時速約42㎞)に対してジェットフォイルは“船の飛行機”の異名を持ち最高速度46ノット(時速約83㎞)。2倍の速度差ですが料金は2倍以上
佐渡汽船さん、おぬしもやり手だのぉ
こちらは「おけさ丸」のトップ 甲板です(^^)v 遮るものが何もないので日差しが強い ま、日差しが強いのは全然かまわないのですが、ベンチとかがないから座る場所もなく、ずうぅぅぅっと居続けるのは少々難しいかな
こちらが平民専用の2等船室 カーペット敷です。この日は空いていましたから御覧のように寝っ転がれますが、chuは復路の船で分かったのですが、“2等客”が競って小走りに船内に入っていくのは、取り敢えずカーペットの自分の“敷地”を確保したいがためなのですね
あ~やだやだ、chuはそんなことしませんよ
最も、とある別の席を確保するために、やっぱり先頭を競って走りましたけどね
そして船内の各所にありました「エチケット袋」 ま、いわゆるゲロ袋ですな 今回の旅では往復とも殆ど揺れませんでしたから、chuは全然大丈夫でしたよ
途中、我々平民は立ち入れない1等客室。佐渡汽船には1等客室には二通りのタイプがあり、一つは固定された椅子、そしてもう一つが自分専用のスペースが確保された、ゴロンと寝転がる椅子ならぬ布団。ここの料金が4870円ですから、なんと平民2等料金2810円より2000円も高い ハイシーズンで寝転がるスペースもない時であればいさ知らず、平民カーペット席は先ほど御覧頂きました通り、また他のブロックにも2等のカーペット室はありましたから、こちらのタイプの1等室を利用されている方はいませんでした
そして最後になりましたが“この航路は国道350号線です”の謎実は佐渡島島内にも新潟港からの表玄関である両津港と、島の平野部分を東西ら横断し島の西海岸線を通り、今度は直江津港との航路がある小木津とを結ぶ島内随一の主要道路が国道350号線。そーです、このフェリーの航路も国道
そして実は、フェリー航路が国道に指定されているところって、ここだけではないみたいなのですが、おっと
文字数が限界となりました
ので次回に続きます