絶対に泣かないと決めたから手に入ったモノ。 | 悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

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心理学・森羅万象を創る正負の法則・量子力学をもとに、起きている現実から認知の歪みを紐解き、新時代を思い通りに生きる地に足着いた方法を提案します。

こんにちは。高橋ゆりこです。

 

「もう絶対に泣かない。」

 

そう心に決めて踏ん張れることがあります。

 

 

今日は久しぶりに、

 

「過保護のカホコ」を題材にして、解説してみますね。

 

 

ばあばの病気が分かった後、

 

いとちゃんや環ちゃんの問題も勃発し、

 

家族の問題を1人で抱え込んで、

 

無理に笑顔でいようと頑張っているカホコ。

 

 

7話で、そんなカホコと、はじめくんのこんなやり取りがあります。

 

「だから俺の前で無理に笑う必要ないから。

この前も言ったけど、辛いときは泣いた方がいいって。

だってお前、ばあばが病気って分かってから泣いてないんだろ?」

 

「でも、カホコ大人になりたいし、もう泣かないって決めたから。へへ」

 

 

「もう泣かないって決めたから」

 

と無理して笑うカホコのことを、

 

はじめくんがとても悲痛な表情で見つめるんです。

 

IMG_20171025_091632499.jpg

 

 

どうして、はじめくんは、

 

こんなにも悲痛な表情でカホコを見てるんだろう?

 

当時、このシーンを観ていてふと疑問が沸いたんです。

 

 

その答えは、

 

8話のバス停ではじめくんが号泣するシーンにありました。

 

 

母親が出て行ってから、忌み嫌ってきたおにぎりを、

 

母親に会った後に、久しぶりに口にしたはじめくん。

 

 

おにぎりを食べながら、

 

自分が無意識に涙を流していることに気づいたはじめんくんは、

 

びっくりして、こんなことを言うのです。

 

もしかして泣いてる?おれ。

いやいやいやいや。ばかじゃねえの!

母親出てってから、絶対泣かないって決めてたのに。

 

 

 

このあと、

 

7歳の時に決意してからずっと、はじめくんがずっと抱えてきた、

 

絶対に泣かないという我慢が、決壊します。

 

 

 

 

はじめくんは、2話では、

 

いとちゃんのことで苦しんでいたカホコに、こんなことを言います。

 

「だったら、とりあえず思いっきり泣け!

 

言っとくが、お前がやったことは、確かに幼稚で愚かな行為だ。

 

でも、お前は何ひとつ悪いことはしてないだろ。

いとちゃんのことをママに秘密にしようとするのも、

決して間違ったことじゃない。

 

それは、お前の優しさだよ。お前の愛だ。

 

だからもうこれ以上自分を責めるな!

 

ただ、今はショックで傷ついてるんだから、今は思いっきり泣け。」

 

 

悲しかったら、苦しかったら、辛かったら、泣いた方が良い。

 

 

はじめくんは、

 

何度も何度も、カホコにこのメッセージを伝えています。

 

 

それは、「泣かない」と我慢して生きることが、

 

どれほど辛くて苦しいか。

 

はじめくん自身が、人一倍知っていたからだったんだね。

 

 

カホコが泣かないと決めたのは、

 

ばあばにいつも通りの笑顔の自分を見せたかったから。

 

 

そしてたぶんだけど、泣いてしまったら、

 

ばあばが死ぬかもしれないという恐怖に、

 

心が負けてしまいそうだと感じていたのかもしれない。

 

 

はじめくんが泣かないと決めたのは、

 

母親に捨てられたという悲しみと孤独への恐怖に、

 

打ち勝ちたかったから。

 

 

泣いてしまったら、負けてしまうように感じていたんだろう。

 

 

「もう絶対に泣かない」と決めて、

 

心に湧いてくる、悲しみや不安や恐怖を封印することで、

 

前を向いて歩けるときがある。

 

 

実際は、悲しみや不安や恐怖に押しつぶされて、

 

しっかりとその感情をそのときに感じきることで、

 

浄化することができ、早く立ち直ることができます。

 

 

しっかりとその感情をそのときに感じきることができないと、

 

何年も何年も心の中に気持ちがとどまり、

 

なかなか立ち直ることができません。

 

 

辛いときは、しっかりと、どん底まで落ち込むことが、

 

また前を向いて歩けるようになるためのカギなのです。

 

 

でも、敢えて、

 

マイナス感情を封印して、現実に立ち向かおうとするときがある。

 

 

それは、ブロックを創る必要があるときです。

 

 

はじめくんは、7歳の時に、

 

「もう絶対に泣かない」と決意をして、生きてきました。

 

 

「泣かない」ということは、

 

悲しみや寂しさに、意識を絶対に向けないで生きるということ。

 

 

悲しみや寂しさに囚われて、

 

何も手につかないという状態を避け、

 

 

自分の目の前にある今やるべきことに、

 

必死に取り組んできたのだろう。

 

 

はじめくんは美術学科ですが、

 

美術バカではなく、実は結構博学。

 

 

難しい四字熟語を例えに出すことがよくあります。

 

 

はじめくんは、泣いている暇があったら、

 

絵を描くことはもとより、勉学にも相当励んだんだろう。

 

 

母親に捨てられたからって、惨めな人生になってたまるか。

 

母親に捨てられても、夢をかなえることはできる。

 

立派に成功して、いつか捨てた母親を見返してやる。

 

 

そういう強い思いを胸に、涙を封印して、

 

はじめくんは、17年間、必死に生きてきたんだろうね。

 

 

そして、その生き方は、とてもとても苦しかった。

 

 

だから、

 

「もう泣かないって決めたから」と、無理しているカホコに

 

はじめくんは、悲痛な気持ちになったんだね。

 

 

カホコに、自分と同じ苦しい思いをさせたくなかったから。

 

 

そして、7話のラストシーンで、はじめくんがカホコに、

 

「付き合うのやめよう」

 

と言った時、

 

それまで、何度も、何をどう言っても、

 

泣かないって決めたからと頑なに泣かなかったカホコが、

 

涙を流して

 

「ほら、泣いたよ。これで満足?」

 

 

と言ったとき、

 

自分が取り返しのつかないことを言ってしまったことに、

 

はじめくんは気づいた。

 

 

 

ばあばのことや、家族の問題では泣かなかったカホコが、

 

はじめくんとの別れで泣いた。

 

 

そして、そうやって涙を流すカホコに、

 

別れを告げた自分はもう寄り添うことができない。

 

そばに居てあげることができない。

 

 

この時、はじめくんが感じた強い喪失感と絶望感が、

 

8話で我慢が決壊したはじめくんの言葉に表れています。

 

もう カホコに会えないって思ったらさ。

怖くてたまんなくて。

またずっとひとりぼっちかと思って。

 

もうどこにも行かないでくれよ。

カホコがいないと自分が嫌になるんだよ。

自分が生きてるこの世界も嫌になるんだよ。

もうそんなの嫌なんだよ。

 

 

はじめくんにとって、カホコは、

 

この世界で生きて行くための安心できる居場所であり、光だった。

 

失って初めて、

 

そのことを、体中で、はじめくんは、強く強く感じた。

 

 

「カホコをもう絶対に放したくない。」

 

という強い思いが、

 

「カホコと結婚したい。カホコと家族になりたい。」

 

という強い思いになった。

 

 

カホコとはじめくん、それぞれの、

 

「泣かないと決める」行動と、「泣いてしまう」行動に、

 

2人の心の動きや、相手に対する思いが、

 

上手に描かれているドラマだなぁっておもいます。

 

 

悲しかったら、苦しかったら、辛かったら、

 

泣いた方が早く楽になれる。

 

 

でも、じゃあそれが正解なのか?

 

と言えば、そんなことはなくて、

 

 

泣けない、泣かない、という選択肢もアリなんです。

 

 

今それを選ぶことには、必ず意味があるから。

 

 

そっちを選ぶと、

 

少しだけ、傷が癒えるまでに時間はかかるけれど、

 

でも、いつか必ず癒える時が来る。

 

 

それも、自分の人生にとって最善の形で、癒える時が必ず来ます。

 

 

17年後に傷が癒えて、幸せを手に入れた、はじめくんのように。

 

 

 

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