明けましておめでとうございます

仕事初めの朝、ため息をついてしまう方もいらっしゃったでしょう。
大人ばっかりではありません。

今朝の出来事です。
バスの後ろの席にはお母さんと男の子。
「お母さん、保育園にはテレビなんかないんだょ・・・」
「なんか今、気持ち悪くなってきたよ・・・」遠慮がちに男の子が言います。

お母さんもきっとわかっているはずでしょう・・・
--- クリスマス、年末年始とたっぷりお母さんと一緒で夢みたいな時間だったのに
  保育園なんかやだな。このまま引き返したいな---

やがて駅が見えてくると観念したのか、男の子は文句も言わず、
お母さんの手をぎゅっと握って、
しっかりとした足取りでバスを降りました。

その小さな背中の保育園リュックには、
淋しさも、悲しさも、忍耐もぎゅうぎゅうに詰め込まれているけれど、
なにか、迷いのない後ろ姿に思えました。

言い尽くされた言葉ですが、
誰かの頑張りからこちらが力をもらうことがあります。

今年の仕事始め、その小さな小さなリュックから、
大きな励ましをもらった気がしました。

僕はリュックの口を大きく開けて、今頃保育園で友達と笑っているカナ。
母は職場で必要とされることを覚え、生き生きと笑っているカナ。

今年も、老若男女、様々な人との関わりを大切にして
仕事を続けていきたいものです。

どうぞよろしくお願いいたします。


嶋田 千栄子


今年は、セミナーが多い一年でした。
様々な出会いがありましたが、セミナー対象者として最も若かったのが、12歳、13歳。

中学生向けの出前授業です。
これは、東京都社会保険労務士会・中野杉並支部が主催する社会貢献事業の一環として開催したものですが、進路学習の一つとして働くことについて考える授業です。

堅苦しい講義形式ではなく、グループワークの参加型、「考える」授業を目指しました。

架空の社長、部長、一般社員、アルバイトの給与明細を作って、その額の違いと責任の違いについてを、

支給額と振込額の違いから社会保険料や税金の意味をお話しました。


寝坊してアルバイト時間に間に合わなかった場合、自分だったらどうするか、
経営者だったらどう思うかを考えて、働くルールを伝えました。


生まれて初めて手にする「給与明細」に子供たちが盛り上がり、すこしだけ「働く」を実感してもらえたかもしれません。

将来の仕事が楽しみになってきた、といった声もでて、嬉しい限りです。

社会保険労務士としては、子供の頃から「仕事」に夢を持ち、
そのためには、それなりの試練にも打ち勝って、将来実りある仕事へとつなげて頂きたいと願いますし、
それが事業主様の幸せにもつながることだと思っています。


子供たちのキラキラの視線を浴び、教師を疑似体験でき、
私があきらめた子供の頃の夢も実現できて何とも得した気分でした。


障害年金や遺族年金の業務は、その方の「人生」に関わるようなものでもあります。

ご本人やご家族が大変な苦労をされて
日々を過ごしていることを知り、考えさせられることも多いです。

障害年金の申請という作業で、これまで人には言いにくく、隠していたことも
社労士である私が聞き出すというシーンがあります。

初めは、
どうしてそんなことまで? というような不安なご様子でも
お聞きする必要性をお伝えすると、
堰を切ったように、これまでのご苦労、これまで辿ってきた「人生」を話される方も
いらっしゃいます。

ー 人はそれぞれ事情を抱え、平然と生きている ー 

まさにこの言葉を実感します。

人混みですれ違い平然と過ぎている人であっても
他人には窺い知れない深く重いものを抱えていることもあるかもしれません。

そう、ご相談者やご家族が、
堰を切ったようにこれまでのことを話された後に、

重い荷を一瞬だけ降ろしたような
気が楽になったような、
そんな風に読み取れる表情をされることがあります。

人に話す、伝える
その機能が人間に与えられたのは、重いものをちょっと降ろして
心安めるためなのかもしれないな…と思ったりします。

だから
それが上手く働かなくなっている状態は
背負いっぱなし というとても辛いことなのではないでしょうか…

声でも文字でもいいし、
他人にでも自分にでもいいから、話をするってことは
人間には必要なんだろうなと思います。


「これ以上は壷にむかって話してくれる?」

と言われたこともあった私は、
休憩・・・ばっかりで・・・これも問題ですが・・・・