「ない商品はない」で済ませるのか

 

 在庫切れや取り扱っていない商品を、お客様に求め

られた場合、どうしますか。

「在庫を切らしています」

「当店では取り扱っていません」で片付けていませんか。

 

 たしかに、ないものはないのですから、仕方がないので、

こういった対応をする販売員が多いものです。

しかし「いつ入荷するか」お客様から聞かれても

「わかりません」等という対応をするのは、考えものです。

 

 いつ入荷するかわからない商品を、いつまでもお客様は

待っているでしょうか。

それとも、ないんだから他の店で購入しろ、と考えて

いるのでしょうか。

 

 他のお店に行ってしまったお客様は、二度と戻って

きません。

お客様を手放すのは、非常にまずいことだと言えます。

 

 

お客様を繋ぎとめる接客

 

 いつ入荷するのか、すぐに調べる等の対応をすべきです。

それ以前に、在庫切れを起こさないこと、不可抗力で

在庫切れになっても、次の入荷を調べておくべきです。

 入荷日がわかれば、それまで待ってくれるお客様は

多いものです。

 

 また、代替品を勧めるという手もあります。

「押し売りみたいでイヤだ」

「以前勧めたが、断られた」と言う経験から、代替品を

勧めるのを躊躇しがちです。

 

 しかし、これは勧め方、勧める商品が間違っている

からです。

「○○はないのですが。△△も同じ性能です。

いかがですか?」

という勧め方では、押し売りと取られます。

 

「○○がご希望ということは、□□に使われるのですか?」

とお客様の使い方(ニーズ)をしっかり確かめる必要が

あります。

お客様は商品が欲しいわけではなく、購入後のメリットを

求めているわけです。

 

 このメリット(ニーズ)を聞き出せば、勧める商品を

的確に選ぶことができます。

また、お客様もお店の都合で勧めているのでなく、

ニーズに即した商品を勧めてくれると、安心できます。

 

 代替商品を勧めるのは、押し売りではありません。

お客様は、商品をすぐに購入して、持ち帰りたいと

考えています。

しかも、お客様が求めているのは、商品そのものではなく

購入後のメリットを求めているのです。

 

 代替商品を勧めるのは、お客様の為なのです。

的確な代替商品を勧めることができれば、以後、お店は

信用され、お客様は常連客になる可能性があります。

 

 お客様を逃がしてしまうか、常連客になるかの

分かれ目は「ない商品」への対応一つなのです。

 

 

「ない商品」への対応で

お店の将来を左右します。

本当にお客様の為と

考えているかが問われます。

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売上げを増やすには

変化(変革)しかありません。

何を変革するか考えましょう。

詳しくはホームページをご覧ください。

https://ch-sakaue.amebaownd.com

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