急ぎのお客様が増えている

 

 現在のお客様は、買い物に時間をかけたくないと

考えています。

特に、日常の買い物では、こういった傾向が顕著です。

必要な商品を購入し、すぐに出て行きたいと考えています。

 

 その為にも、必要な商品を見つけやすいように

展示しなければなりません。

この典型的な店舗がコンビニです。

コンビニは24時間営業が注目されていますが、必要な

ものが揃っているという点が重要なのです。

 

 コンビニでは、商品が見つけやすいように、整理して

展示しています。

お客様は必要な商品を見つけ、店員と会話することなく

サッと購入して出て行きます。

 

 しかも、コンビニでは、1商品は1品種しかない場合が

殆どです。選択の余地がありません。

その為、お客様は商品選択に迷うことがありません。

買い物での時間ロスとは、商品を見つけることと、

選別(選択)で迷うことです。

両方を極限まで突き詰めたのが、コンビニなのです。

 

 コンビニが流行っているということは、お客様が

いかに買い物に時間をかけたくないと、考えている

証拠だと言えます。

 

 

ライフスタイルが変化している

 

 スーパー等の買い物も、時間をかけたくない買い物の

典型です。

急ぎのお客様が増えているといえます。

 

 しかし、急ぎのお客様の購入点数は5点以下だと

言われています。

購入金額では、圧倒的にまとめ買いのお客様の方が

多いのです。

 

 経営者はどうしても、売上げを気にしますから、

購入金額の多いお客様に目が向きます。

その為、まとめ買いのお客様向けの店作りを考えます。

 

 しかし、まとめ買いのお客様と言えども、現在の

お客様は、できるだけ買い物に時間をかけたくないと

考えていますので、如何に時間ロスを少なくするか

ということをメインに考える必要があります。

 

 現在、スーパー等が力を入れている商材に惣菜が

あります。

惣菜とはすぐに消費するものです。

現在のお客様は、買い物だけでなく、食事の準備でも

時間ロスを少なくしようとしているのです。

現在のお客様は、時間を非常に大事にしています。

 

 コンビニが流行っていたり、惣菜が売れているという

ことから、現在、自宅のキッチンは、料理を作る場所で

なく、料理を温めたり、出来合いの料理を盛り付けたり

する場所に変化しているのです。

 

 笑い話として

「昔は弁当とは、自宅で作り外で食べたが、

 今は、外で買って来て、自宅で食べるものになった」

というものがありますが、あきらかに食習慣が

変化しているということです。

 

 現在、小売店に求められているのは、お客様が今、

必要としている商品を、見つけやすいように展示し、

ストックを切らさないようにすることです。

 

 価格勝負もありますが、お客様の時間を奪わない

という「必要なモノを短時間で手に入る」という

考えが大事なのです。

 

 

今、必要なモノが

すぐに手に入るという

素早い買い物が

出来るようにする。

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売上げを増やすには

変化(変革)しかありません。

何を変革するか考えましょう。

詳しくはホームページをご覧ください。

https://ch-sakaue.amebaownd.com

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