ホジュン~伝説の心医~ 感想130話~最終話 | きっ祥の韓国ドラマとプデュに夢中

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主に韓流史劇の感想を綴っていましたが、PRODUCE101シリーズにハマってその関連の記事も多くなっています。

視聴期間:1回目:2017年12月31日~2018年1月8日

      :2回目:2018年5月4日~2018年8月7日(たまに見た)

      :3回目:2019年31年2月1日~2月28日

 

全135話

放送年:2013年 MBC

放映テレビ局:韓国MBC

視聴方法:スマホ・PC・TV

コンテンツ:dTV・TVQ

 

きっかけ:1回目:多分、直前に『馬医』を見ているので医療物つながりで見始めたんだと思う。

      2回目:テレビで毎日放送されていて、出勤前のバタバタしてる時間に横目でチラッとみることがありました。

      3回目:dTVの配信期限が2月28日までなので、見れなくなる前にもう一度見ておきたかったから。

 

とうとう、ギリギリ2月末で『ホジュン』最終話まで完走しました~。

 

6話セットで『配流・赦免・心医編』

 

【各話タイトルとあらすじ】(タイトルは『dTV』から、あらすじは『TVQ』から転載しました)

130話  「流罪の沙汰」

斬首が叫ばれる中、ソン大監の提案で流罪と決まるジュン。王・光海君もそれしかないと同意する。流罪の王命に感謝するジュンは、家族やヤンテたちから涙で見送られ山奥の流刑地に到着。使用人として働く娘ウノクに「来る必要ない」と言うジュンだが、ウノクは自分が県監から監視のために送られてきたことを話す。その時、病人が家を訪れる。

131話  「流刑地での診療」

罪人だからと断わったジュンだが、患者の訴えに根負けして結局診察することに。亡き父が医者だったというウノクが、医学に興味を抱いていると知ったジュンは好きなだけ医書を読むよう勧める。その後、評判を聞いた村人が次々に家を訪れ、補卒にもかばわれてジュンは診察で忙しい日々を送る。都では光海君がジュンの家族を心配していた。

132話  「都からの使い」

ある時、ジュンが留守中に来た役人が倒れ、鍼治療したウノクはその腕をジュンに認められる。内医院ではジュンの不在で医書編纂が進まず、ドジはジュンに作業を任せたいと考え、オグンやサンファたちが秘かに資料を運ぶ。喜んだジュンは作業に励み、医書は次第に完成に近づく。その頃、内憂を抱える光海君はジュンを呼び戻すと言い出す。

133話  「東医宝鑑の完成」

ジュンがマンギョンらと通じていたことが明るみになり、重臣らの間で問題となる。そんな中、ジュンは遂に医書を完成させ「東医宝鑑」と名付ける。医書を読んだ王・光海君の命令で赦免されたジュンは、王に「余生は山陰(サヌム)で貧しい民のために尽くしたい」と申し出る。そして、ヤンテとオグン夫婦もジュンについていくことを決める。

134話  「内医院を辞して」

かつてのユ医院を整備し、診療を始めたジュンのもとには多くの患者が訪れる。その頃、都では「東医宝鑑」の筆写本が出回り、間違った処方を受けた民が苦しみ恵民署に押し寄せていた。一時は医書の刊行が危ぶまれるが、筆写の際の誤記がもととわかり無事に刊行が決まる。山陰では凶作から餓死者が増え、遺体を見たジュンは疫病と判断する。

135話  「最期の時」

ジュンは窮状をソン大監に訴え、それを受けて王は内医院の医官を山陰に派遣し、民には米を配るよう指示。不眠不休で疫病と格闘するジュンは自身の感染に気づくが、間もなく薬が不足し、自分の薬を患者に分け与える。やがて、疫病は終息。宴が開かれ、人々が喜びに包まれる中でジュンは患者に鍼を打ちながら静かに息を引き取るのだった。

 

感想

涙の別れ

斬首は免れたものの流罪になったジュンを家族が見送る・・・

ダヒが駆け寄り『ソバンニム』『ヨボ』と呼び合う姿もせつなかったけど、認知症が入って来た母が『ジュナ ジュナ』と呼びながら泣きすがり慟哭する姿がとてつもなく痛ましかった・・・

 

やっぱり心医

流刑地でも薪集めをしながら薬草を集めたりしてしまうジュン。

健康なお偉方の診療や補薬の処方を頼まれるけど、健康だから何もする必要はないと言うかと思えば、頼って来た病人は断りきれずに診てしまう。

そ・し・て・・・評判が広まり患者が押し寄せる・・・これって科挙遅刻事件の二の舞・・・どこまでも民のため・・・

 

医書の編纂

ドジ君は医書の編纂をジュンに任せようと考え、医官たちもそれに賛同する。

オグンとマンギョンそしてサンファ、更にドルセの一行が流刑地のジュンの元へ・・・咎められることも覚悟の上で・・・

再会できた時のお互いの喜びようがホント心和む・・・結局、ジュンが外部の者(内医院の医官たち)と接触していたことが知られ、罰せられるかと思ったけど、完成した『東医宝鑑』を見て光海君は感動。ジュンの配流を解いて内医院への復帰を決める。またしてもギリギリセーフだね。

(役人が東医宝鑑を持っていこうとして、ジュンが『それは駄目だ』と懇願しているのを見て、書き上げたばかりの書を始末してしまうのではないかと心配したけど、王様の目に触れることになって良かった。)

 

母の病、ダヒの苦悩・・・

ジュンのいない間、母の病状は悪化し、ドジ君が往診するけれど、回復の見込みはなし・・・

ただ、ジュンのことは忘れてないんだよね・・・ジュンのことを心配し続けている。

ヤンテが持ってきた補薬を見て去り行くジュンを思い出し涙を見せるダヒ、ジュンに会いに行くというオグン達に言付ける衣類を準備しながらまた涙するダヒ・・・

ジュンは何も悪いことしてないのに御医の宿命とはいえ、罪人になり、姑は認知症・・・せつなすぎるよね・・・

 

オグンの味

ジュンの周りにはジュンのことを親身に思ってる人ばかりなんだけど、特にオグンは人の良さとユーモラスな人柄が前面に出て和む。

医女達を前に腕切り未遂事件の顛末を語ったり(いいところでマンギョンが飛び入りしたり)ジュンとの面会を取り付けるためにうまく喋れない患者のふりをしたり、楽しくてたまらない。ちょっとだけ悪い人な時期もあったけどね・・・今は、最高に良い人。

 

山陰へ・・・王の許し

王の命(内医院で御医として王の傍にいること)を受けず、民に寄り添うために師匠の故郷で町医者に戻ることを願うジュン。王の懇願よりも師匠との約束を貫くジュンに王様も『私が呼んだら直ぐにかけつけるのだぞ』と言って承諾。お互いに涙を流しながらの別れ・・・

 

ダヒと母

ダヒとの再会は熱いハグではなかったけれど(もう老人と言っていいほどの年齢なので、さすがにないか・・・)肩に手を置いてちょっと寄り添うだけ・・・でもそれだけでも二人の気持ちの高まりは伝わってくる。

母の病状は悪化しており、ジュンを見ても『どなた?』と言ってる・・・それを見たときのジュンの驚愕がせつなかった・・・如何ともしがたい悲しさ・・・

旧ユ医院で新たに開業したジュン達、ダヒはかつて下働きをしていた頃の話を母に語って、また涙する。

(この後、母はどんどん悪化して食べ物に執着したりお膳をひっくり返したりダヒに辛く当たったりするようになるんだよね・・・つい母を怒鳴ってしまい、なす術のないジュンは呆然と・・・)

母は疫病終結の祝いのお祭りの時、正気を取り戻して皆を喜ばせる。でもジュンは『母上とのお別れが近づいているようだ』って・・・

 

どこまでも心医

開業した医院に患者は来るが金がない者たちに只で生薬を与えるジュン。

食べるものがないという人たちに『自分も寄り添うべきだ』と一つの握り飯さえもやってしまう優しさ・・・

疫病が流行り、自分の状態もおかしくなってるのに、残り少ない丸薬も自分の分も残さず患者に分け与えてしまう・・・

 

『梅汁は効かないのか?』とドルセに言わせたい私・・・

 

ジュンの最期

ゲロゲロしたりブルブル震えたり、勿論、倦怠感とかも酷そうなのに、誰にも言わず皆がお祭りで楽しんでいても診療を続けるジュン・・・

『君は母について行ってくれ』と言われて一旦離れるけど、気になって戻ってきたダヒが近づくとダヒの胸に倒れ込むジュンは既に息を引き取っていたみたい・・・

 

疲れや老衰とかだったら意味もわかるけど、テレビ局のあらすじで見ると(上にも書いてるけど)、ジュンは疫病にかかってたと書いてあるから、治療法もあるだろう(だから終結したんだろう)に、皆でお祭り騒ぎして食べるものもあるわけだし、医者も沢山来てるんだし、我慢して息絶えてしまうって、ちょっと納得いきません・・・

 

まぁ、WIKI先生によれば史実ではジュンの亡くなったのは、1615年で、76歳だから当時としては天寿を全うしたといっても良いかもとも思いますが・・・

 

最期はダヒの胸で・・・それがせめてもの救い・・・

 

イェジン再来

一番、納得いかないんだけど・・・

ジュンの周囲の人たちが(フェードアウトしたかと思ってた息子のギョムもおじさんになって登場)嘆き悲しむ葬式のシーン・・・からのなにか感動的なシチュエーションが入って終わりかなと思ったら・・・

イェジンがジュンのお墓を撫ぜて涙してるんだよね・・・

一緒に来てる女の子から『誰のお墓ですか?』って聞かれて、『私がずっとお慕いし尊敬していた方よ』って答える。

そして、ジュンがどういう人だったかを語って聞かせる『まるで地中を流れる水のような方だった』『人知れず 地中を流れ―人の心を潤すことのできる方よ』『心から患者を慈しむ心医でいらしたの』と・・・すごく綺麗な夕焼けの海岸を歩きながら・・・このドラマの本筋を語る・・・

まぁ、ここまでは、許す。同じ医者だしユ・ウィテの同門の弟子として心医の意味を一番理解してる人として・・・

 

だけどまぁ・・・女の子の『その方はイェジン様を愛していたんですか?』って・・・それに答えてイェジン『それは分からないわ。私が死んで地に帰り水になって再会したら その時にぜひ尋ねてみたいわ』・・・・・・・・・・・・

 

うわぁ~~~っ!これでエンディングです・・・

 

その後、キャストやスタッフのメイキングみたいな画像が次々に流れてそれはそれで良かったんだけど・・・

 

なんとも、このラストは・・・はあ~~~っ?

ジュンはダヒ一筋だったでしょ?とイェジンに懇々と・・・

 

でもまぁ全般的には良い作品でした。