華政(ファジョン) 感想63話~最終話 | きっ祥の韓国ドラマとプデュに夢中

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主に韓流史劇の感想を綴っていましたが、PRODUCE101シリーズにハマってその関連の記事も多くなっています。

視聴期間:平成30年2月(再視聴平成31年1月1日~1月28日
全65話(dTVバージョン(放送時50話))
放送年:2015年
放映テレビ局:韓国MBC
視聴方法:スマホ・PC
コンテンツ:・dTV ・HULU(再視聴dTV)

 

きっかけ:dTVの配信期限が1月31日だったから。
      前(30年2月)に見ていたけど

      ブログに感想をUPしていなかったから。

 

とうとう、完走しました!何とか配信期限までに間に合った・・・

 

【あらすじ】

鳳林大君は即位直後、清国が侵攻を始めたと臣下に伝える。

清国は新王が王座を退くことを要求する。

投獄されていたジャジョムは貞明に「協力する」と言い出す。

イヌは自分を尾行する者に気付き、自ら刺客を誘き出して闘い、重傷を負いながらも、父の居場所を炙り出すことに成功する。

清は真相調査のため都にオボイ将軍等、問責団を派遣する。

朝鮮はジャジョムをその場に加わらせ、ジュソンの密書は自分が謀ったことと、清国のドルコンの逆心を告げる。

ジャジョムの言葉にオボイは、朝鮮侵攻を中止。

ジュソンは、窮地に追い込まれ、王と問責団の話し合いの場を襲撃する。

ジュウォン等が率いる兵から攻められたジュソンはジュウォンを狙い鉄砲を構えるが、イヌがそれを庇って銃弾を受ける。

貞明とジュウォンに看取られてイヌは息を引き取る。

ジュソンとジャジョムそしてチョ・ヨジョンは民の目の前で処刑される。

王はホン・ヨンとジュウォンを昇進させようとするが、それを辞退し元の職場に戻る二人。

貞明も『王の向かい側に立ちたい』という言葉と『華政』と書かれた書を残して王宮を立ち去る。

別造庁で仲間達に囲まれ微笑み合う二人。

 

印象に残ったエピソード

新王即位と清国の侵攻

王(仁祖)が息を引き取り、鳳林大君が次の王に即位する。

何だか、急に気高く逞しくなったように感じる。

 

清国が侵攻。新王に王座を引くように迫る。

(これは、ジュソンの差し金なんだけど、ジュソンの策略だという証拠がなければ覆すことは難しい状況)。

時間が迫られる中、なんと起死回生の一手を放ったのはジャジョム・・・

真相調査を受け、最初は朝鮮に不利なことを言いかけてハラハラしたけど、『陰謀を巡らす張本人のジュソンが清国に送った密書は自分が渡したものだ』と自白、『両国の逆臣が権力を欲したために起きたこと』と伝える。

王は清国のオボイ将軍と会談を行い、朝鮮から清国の兵を引き上げるよう話をしていたが、ジュソンが襲撃を始める。

結局、清国は侵攻をやめることになる。

 

イヌ劇場

イヌは徹底して父であるジュソンを捕まえようとする。

父の居場所を掴むために自ら尾行する者達と対峙し一人闘う。

そして重傷を負う・・・イヌを殺そうとしたのは継母。イヌの気持ちも複雑だけど、継母にも複雑な想いがあったと思う。ある意味、可哀想・・・

終盤に向けカッコ良さが増してくる。

重傷を負っているのにそれを隠して何事もなかったかのように振る舞うのがホント痛々しい。

挙句に親友のジュウォンを庇って実の父の放った銃弾に倒れる・・・

その時のジャジョムの『イヌや』と呟く姿、父を見て『アボジ(父上)』と声をかける姿・・・どちらも力なく、せつない・・・

捕縛されてイヌの流した血だまりの近くに膝まづき子どものように号泣するジュソン・・・初めて見せる情けない姿は憐れ・・・

 

いまわの際に、言いたいことを全て伝えて、親友と慕っていた公主に看取られて、国を守ることもできて・・・

あの世なのか野原に一人立つイヌが映って、深く深呼吸するみたいな描写が、これまで辛いことばかりだったことから解放されたような感じ・・・

 

(最近、ちょっと陰の薄かった)ジュウォンの号泣がせつなかったです。

そしてジュウォンの口からジュソンに『イヌは父上を恨んでいなかった』と伝えられ『愚かな息子』『私に似なかったのだな』とため息を漏らすジュソン・・・

 

ジャジョムとジュソン

この二人のおじさんは、対照的だったなぁ。

ジャジョムは『誰が勝者になるか読めてきた』と言って貞明に協力する・・・

どちらにしても既に重い罪を犯しているので、極刑は免れず、協力しても得にはならないのだけれど『たとえ死んでも私は勝者でありたいのです』と言う。そして『正義が勝つかも』と・・・

落ち着き払った態度で清国将軍と渡り合う姿が、ちょっとカッコ良い。

 

ジュソンは最後まで抵抗を続けた。(これが強いんだな。無駄な動きなく、バッサバッサと人を斬り捨てていく、年をとっていてもジュウォンよりも強かったかも知れない)

そして、最後にジュウォンを鉄砲で撃ったつもりが・・・そこでやっと目が醒めたみたいだけど、時すでに遅し・・・

 

投獄されたジュソンにジュウォンが、ジャジョムに貞明が会いに行って話をする。

それぞれが自分の思いを語り合う。

『お互いの真実があるでしょうから』とジャジョムが言ってたけど、その通りだな。何が正しいかは本人の価値観が決める事だから・・・

 

ラストシーン

王から重臣として取り立てられるジュウォンと父ホン・ヨンだけど、二人とも辞退して元の職に戻り、貞明までも火薬職人に戻ってしまう。

王へは、『これから王の敵になります(向かい側に立ちたいのです)』との言葉と『華政』と大きく書かれた書を残して王宮を立ち去る貞明。

王にしたら、これから頼りにしたい人たちだったのにね・・・

だけど、より王に強くなって、善政を行ってもらうための決断だったんだろうな・・・

貞明とジュウォンの二人が別造庁でこれまでのエピソードを想い出しながら、満足げな笑みを交わす。

貞明にあげた腕輪をジュウォンが触りながら、プロポーズの言葉を繰り返すのが良かった・・・

いろんなことがあったけれど、結局、エンドはハッピーでした。

(回想シーンがあったけど、ハグしたりチューしたりの場面はなし・・・残念)

 

(『花たちの戦い』とか、『推奴』とか、『必殺最強チル』を見ているし、この後の展開(そう、前世子嬪や元孫達のその後)が心配だったけど、その部分が語られていないのが、(鳳林大君は最後まで良い人のままで)良かった。