東京ではもう桜の季節も終わってしまったね
青空が良く似合う。
今さらながら中山七里さんの本を読んでいます。著作がたくさんあるし、シリーズも色々あるから、気に入ったものを見つけたら長く楽しめそうです
この前中島要さんの着物シリーズにはまってるって言ったばかりだけど、4作目がそこまでではなくて
また次の本に気が向いてしまいました
右の「さよならドビュッシー前奏曲」は「さよならドビュッシー」の登場人物の一人玄太郎おじいちゃんが車いすに乗りながら活躍する物語。そんなに「さよならドビュッシー」にはハマらなかったんだけど、こっちは面白い。
脳梗塞になった玄太郎さんのリハビリ時代の事件も載っていたりしてね。民間のリハビリセンターでリハビリにプラモデルを組み立てていたりしてね。それが海軍の戦艦なのだよ。戦時中組のお方なので。
脳は指の動きに関係した部分がとても多くて、しかも話す部分とも近いものだから、指の動きが改善するにしたがって、言葉も上手く出るようになったりするらしいの。
そんな話を職場でお昼休みにしたばかりだから、ますます興味深い。
(どんな話を昼にしているのさ、って話だけどね。)
左の「ヒポクラテスの誓い」は法医学教室の話。
最初にこっちから読み始めたの。車椅子探偵よりも法医学の方がなじみ深かったので
こっちもシリーズ化していて「ヒポクラテスの憂鬱」というのが出ています。
既往症のある遺体が出たら連絡をよこせという三崎先生のところに研修医として送り込まれた栂野真琴先生が主人公。研究室にはキャシー准教授という一風変わった外国人の先生もいてなかなかこの教室はユニークなんだよね。
そんな3人と刑事の小手川、彼らの出合う遺体には、いつも謎が付いて回る。
一気に読みました。
途中、真琴先生の友だちが亡くなってしまう物語で真琴先生とお母さんの電話のシーンがあるんだけど、安易だと思いつつも泣けた
私も母上さまと話したくなってしまったよ。もう愚痴ばっかりになりそうだけど
しかし、真琴先生、こんなに次から次に思い入れのある人々がなくなったら、現実には少し休みなさいってうちの病院なら言われちゃうよ
ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)
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