ツイッターで計画停電に対するお国柄の違いといったものが載っていたそうでありますね。
笑い話の類いでありましょうけれど。
その中では日本人の反応として
「計画していながらやらなかったことを怒る」というのがあったようですが、
今回の計画停電でいちばんのクレームとなっているのは、「はっきりしろよ」という点なのでしょう。
この辺の話が被災地ではないところのことであることは言うまでもありませんけれど。
もちろん「やられちゃ困る」という思いはあるにしても、
取り巻く状況を考えればそこんところは仕方がないと割り切って、
それなりに備えて送電が途絶えるとされた予告の時間を待ち構える。
「あら?電気、来てるね」
「でも、まだこれからかもよ」
身構え続けて、緊張しながら待つこと3時間余。
気付けば、該当するグループに予定された計画停電の時間は過ぎていた…。
さすれば、「なんだよなぁ」というひと言を発してしまうかもですね。
まあ、そんな肩透かしが続いた状態で迎えた昨3月16日(水)であります。
自宅近辺の地域が割り当てられたグループの停電対象時間は18時20分から22時まで。
週初めから朝の鉄道事情の混乱を避けて、せっせと自転車通勤に勤しんでおりますが、
折りしも帰路は大変な向かい風と格闘しながら、自転車を飛ばして帰宅し、
早々に入浴を済ませ、食事に取り掛かったわけです。
すぐ手の届くところには、大小の懐中電灯とアロマが香る蝋燭をひとつ。
とりあえずは煌々と輝く電燈の下で食事を終えて迎えた18時20分。
「おや?電気、来てる。ま、これからかな…」
と、どこでも隣近所のどこでも思っているようなことを考えつつ30分余りが経過すると、
「こりゃ、今回もパスかな」という油断が生じるわけですね。
ですが、面白いことにとは適切でないでしょうけれど、
そういう思いが過ぎったところで、フッと真っ暗闇に閉ざされた次第でありますよ。
時に、19時ちょっと前でしたでしょうか。
さすがに寝てしまうには早い刻限ながら、
「さてどうしたものか…」と思ったのでありますね。
普段、電気を使ってやっていることは何もできないわけですし…。
では、何をしていたかといえば、
ワインを飲みつつ、ラジオに耳を傾けていた…ただそれだけなんですね。
ようするに、電気を使わずにできる何かの選択肢が実に狭い(ほとんどない)と思うくらい
電気のある生活を当たり前に思ってしまっていたということでありましょう。
結局、予定よりも1時間ほど早く21時前くらいには復旧したのですけれど、
たったの2時間ほど電気がない状況に置かれただけで、
何をすることもままならないということがよくよく分かったという。
さすがに電気を全く使わない生活にはおそらく戻れないであろうものの、
電気が当たり前にあると考えることにも戻れないように思います。
化石燃料頼みの発電が恒久的なものであり得るはずもなく、
さりとて原発への依存を継続してよいとも思われませんし…。
となれば、自給自足、地産地消の考え方ではありませんが、
それこそ自転車漕ぎのような運動をすることで見られるテレビとかが
あってもいいのかなと。
電力会社から供給される電気をどうしても使わざるをえないのかどうかの
プライオリティを電気器具に付けて、そこからはみ出してしまうものには、
何らかの自家発電装置(自転車漕ぎもそうですが)で対応するとか。
商品開発としてはそんなことに目を向けてもらってもいいのかもしれんなぁてなことを、
暗闇でワインをちびちび舐めながら、拙くも考える計画停電の一夜でありました。