会社生活も長くなってくると、上司にもいろいろなタイプの人がいることがわかってくる。
もちろん、会社によってマネジメントだけをやっている上司もいるだろうし、プレイングマネージャーとして実務を持っている上司もいるだろう。
僕は、マネジメントの仕事はいかに部下に気持ちよく仕事をさせるかだと思うということを前にも書いたが、そう思えるような上司に出会えたことの方が少ないと思っている。
この頃に僕の上司だった人は年齢はほとんど変わらない転職組の人だったのだが、読み物が好きな人でいろいろと知識はあるはずなのだが、こちらが質問しても良いか悪いか言ってくれない。自分で考えた仮説が絶対で、周りの意見も組み込まない。そんな感じの人だった。
実はこの上司の態度が前年のブログに書いた同僚の退職の一員にもなっていて、この頃は課員全員が部長に対してこの上司の問題点を直接話したり、メールしたりとボトムアップで上司(=課長)の交代を望んでいた。
この課長は部長がつれてきた人。
部長の立場からすれば自己否定になりかねないが、部長は僕たちの意見を受け入れていた。
2015年になってすぐにシンガポールへの出張があり、初めて部長に同行した時に、今思えば伏線とも思える話があった。
当然その時は何が起きるかなどわかっていない。
帰国後の月末に課長交代のニュースはやってきた。
同僚が抜け仕事が舞い込んできたことに加えて、目の上のたんこぶであった課長も交代となった。
思いもよらない二つの出来事によって、僕はここから息を吹き返すこととなる。
人生には偶然もあるし必然もあるのだろうと思う。
一つだけ言えることは、チャンスが来たら、必ずそのチャンスをものにする努力をすべきだということ。
転職にしてもそう。昇進試験にしてもそう。
でも、仮に失敗してもあきらめないこと。
また必ずチャンスはくる。
若い人ほどチャンスは多い。
一度や二度の失敗くらいでめげずに頑張りましょう。