トラウマを抱えて | 京都還暦男のシングル暮らし

京都還暦男のシングル暮らし

京都在住歴40年以上。2024年の2月で還暦です。これから終活。日々の出来事を綴りたいと思います。

今日は大津にお花見に行きました。

 

もう退職なさった先生二人と一緒です。

お二人とももう70代半ばの人です。

 

途中で喫茶店に入ったのですが、そこが混んでいて、「じゃあ、他の店にしようか」と店を出かかった時に、他のお客さんが席を詰めてくれて、どうにか3人入れることになりました。

 

その時に、1人の先生が、「すいません。爺さん3人のために開けてくれて」とおっしゃったのです。

 

まあ、確かに俺は60歳だからもう爺さんですよね笑。

だけど、あんだけ露骨に言われたのは初めてだったのでちょっとショックでした。

 

30になった時もショックでしたが、40や50の時はそれほどショックでもなかった。

だけど、60となるとさすがにショックなんですよね。

 

もうお爺さんという気持ちになっていくから。

 

でも、今日のお二人は俺よりも一回り以上年上なわけで、「爺さん」と一括りにされるのはちょっと笑と思ったけど、そんなことに過剰反応していても仕方がないです笑。

 

お二人はもう仕事もせず、本を読んだり、孫と遊んだりしながら、のんびり余生を送られているという雰囲気でした。

 

俺はこの歳になった時はどうなるんだろうと思うんですよね。

孫もいないし。

 

普段俺の頭に浮かんでくることといえば過去の忌々しい思い出ばかり。

死ぬまでその思いを引きずって生きていくのでしょうか。

 

消えればいいんだけど。

トラウマは消えないんです。

 

今日は久しぶりに琵琶湖を見ました。

琵琶湖を見るのは20歳の時以来だから、40年ぶり。

 

20歳の時は本当に毎日が嵐でした。

 

そして、俺の嵐の原因を作るのは、いつだって女性なんです。

しかも、彼女から振り回されるんだったら、まだいいけれど、俺の場合は全然恋人でも友人でもないような女の子から翻弄されるわけだから、カッコ悪さの極みです。

 

あの当時のことが琵琶湖を見て、また思い出されてきて、憂鬱になりました。

 

人生ってつらい、切ない、しかし、トラウマを消すことができないんだったら、それを抱えて生きていくしかありません。

 

男にトラウマを負わされた女の人は同情してもらえるけど、女にトラウマを負わされた男なんて同情もしてもらえないんですよね。

 

本当に悲しい。

 

でも、それも一つの人生です。

日々を生きていくしかありません。