ラーメンでトラウマをロンダリング | 京都還暦男のシングル暮らし

京都還暦男のシングル暮らし

京都在住歴40年以上。2024年の2月で還暦です。これから終活。日々の出来事を綴りたいと思います。

今日は教え子の学生たちから昼ごはんに誘われました。

 

最初は近所の定食屋に行く予定だったのですが、そこがたまたま今日は休業で入れず、僕の方は昼休みが終わったら授業に戻らなくてはならないので、焦りました。

 

手取り早く食べれるところということになり、近くのラーメン屋に行こうと誘いました。

そこは最近できたところで、そこで僕は黒ラーメンを頼みました。

 

学生の方は男の子2人だったのですが、なんと彼らは昨日もラーメンを2人で食べたばかりだったというのです。

 

「それはまずかったね。2日連続でラーメンじゃ、、、」と僕がいうと、「いや、僕らは若いし、ラーメン好きですから」と言われました。

 

僕は普段はあまりラーメンは食べないようにしています。

母からも、ラーメンは体に悪いからあまり食べない方がいいと言われています。

でも若い子は平気なんですね。

 

この頃街はラーメン屋だらけ。

大学の周りは、本当にラーメン屋が増えました。

 

僕が京都に来たばかりの頃。

入学式が終わって、初めて京都で一人で食べたのがラーメンでした。

 

九州の実家にいた頃はラーメンは豚骨しか食べたことがなくて、京都のラーメンって、薄味過ぎていただけないと思いました。あれは今でも強烈な思い出として残っています。

 

普通の人とは大きく違ったコースを辿って、大学に入った僕はあの時不安でいっぱいだった。

そして、その不安を煽るような気持ちにさせられラーメンでした。

 

しかし、あれからもう40年以上が過ぎています。

 

今では、京都はラーメン屋はどんと増えて、全国各地のラーメンが京都にいても食べれます。もちろん、豚骨もありますし、二郎系ラーメンや家系ラーメンも大人気で、インスタにあげる若い子が非常に多いです。

 

世の中は変わったのです。

 

今の子は優しい、今の子は喧嘩なんかしない、今の子はみんな笑顔。

意地悪な子や乱暴なやつなんて、今時流行りません。

 

しかし、僕らの頃は、まだまだ意地悪な子も多かったんですよね。

今思ってもトラウマな大学生活でした。

 

今、先生として学生と接するようになって、美味しいラーメンを食べて、昔の嫌な思い出をロンダリングしようと思います。

 

いい時代になりました。