お墓のことを考える歳になりました。 | 京都還暦男のシングル暮らし

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京都在住歴40年以上。2024年の2月で還暦です。これから終活。日々の出来事を綴りたいと思います。

母には感謝しています。

弟にも感謝しています。

 

父は、ちょっと困った人でしたし、尊敬できる父ではなかったけど、悪人ではありませんでした。

 

父方の祖父はやり手の商売人で、僕がこうやって、それなりに生活ができるのも祖父の残してくれたお金のおかげです。祖父は明治の男だったから怒りっぽかったし、怖かったですが、しかし、尊敬できるところもある人でした。

 

何よりも、祖父は体罰はあかんと思っていた人で、怒りはしたけども、殴ったりは絶対にしない人でした。あの世代の男性は殴るのが教育と思っている人も多かったですけど、祖父は殴ることだけはしてはならないと思っていた人だったんですね。その意味では偉かったです。

 

父方の祖母は意地悪ばあさん。僕は相当いじめられもしました。喧嘩も相当しましたね。だけど、結局古風な女性だったんですよ。祖父が死んだ後、1ヶ月くらいで後を追うように旅立ちました。祖父に頼っていたんでしょう。

 

母方はおとなしい家系で、母方の祖父は全くのスポーツ音痴で兵隊にも行かれなかった人。

母方の祖母は僕を猫可愛がりしていました。僕を一番愛してくれたのは母方の祖母でした。

 

母と弟以外はみんなもうこの世の人ではありません。

 

僕は父方のおばあちゃんからは意地悪されましたし、嫌いだったので、実家の墓に入りたくないという気持ちもあります。その一方で、実家の墓に入らないとなったら母や弟に大して不幸をしているような気持ちにもなる。

 

迷っていたのですが、ここにきて、キリスト教を学んだことで、人を許すことをしなくてはと考えるようになりました。父方のおばあちゃんはただ教養がない人だったから仕方がなかったんだと考えるしかありません。

 

うちの実家は西本願寺派なんです。

僕は自分が死んだら、分骨してもらおうかとも考えています。クリスチャンの墓に半分は入れてもらって、半分は実家の墓。

 

あれこれ、こういうことを考える歳になりました。

 

とはいうものの、僕も弟も子供がいないので、僕らが死んだ後、実家の墓の世話をする人はいないんですよね。

誰に頼んだらいいのか。永代供養ですかね。

 

とりあえず、まだ人生は長い。

まだ母も元気だし、徐々にこれからのことは考えましょう。

 

母や弟は善人だから、きっと神に祈りは届くはずです。

 

今日は寒い1日。夜は煮込みうどんを食べました。