スタッフ
脚本:アティク・ラヒミ
演出:上村聡史
キャスト
那須佐代子・清水優・中田顕史郎
あらすじ
現代、紛争の激しい地域。
コーランの祈りを唱え続ける女。
女の傍らには、負傷し、もはや意識をなくし横たわってる夫。
回復の兆しが見られない夫に向かって女は語り始める。
男の前では決して語られなかった積年の思いを。
激しさを増していく戦況、追い込まれていく、極限状態の中で、女が辿り着く結末は・・
原作は小説だそう。
アフガニスタン出身の男性作のもの。
とあるイスラム教信仰の中東国 紛争地。
銃弾を浴び、寝たきりになった英雄と言われる男を夫に持つ女の独白劇的なスタイルで進行。
息をするのを忘れるような息詰まる90分。
激戦地で 銃弾や爆撃が起こる中、夫が生きているので 逃げるに逃げられない。
夫の家族はとうに逃げ出していて、女は置き去り。
そんな極限な状態で、性的にも立場的にも抑圧された女が時に夫や家族を罵りながら 夫に語りかけ続ける。
衝撃的な結末に呆然としながら 終幕を迎え なかなか席をたつことができませんでした。
やっぱり那須佐代子さん すごい女優さんです。
計算しつくされた照明の美しさが印象的。
薄いレースのような布の中で交わされるお芝居も。
風姿花伝という魅力的な劇場ならではの舞台でした。
