皆様は、ヴァレンタインに聴きたい音楽なんてありますか。
昨晩のラジオでは、シャンソンにスポットをあてました。
「シャンソン」という言葉自体、ご存知ない方もたくさんいらしたと思いますが、
フランスの歌謡曲だと思っていただければ、
かなり入りやすいと思います。
ただシャンソンの詞の世界は、深く深く、
ちょっと歌謡曲には、ない感じですね。
越路吹雪さん、金子由香利さんなどの曲をご紹介しつつ、
大トリは、アメリカの現役名歌手ジャック・ジョーンズの
「帰り来ぬ青春」でしめました。
あえてエディット・ビアフやイヴ・モンタン、シャルル・アズナブールというシャンソン界の大御所を省いて
初心者にも入りやすいかたちでご紹介させていただきましたが、
たいへん好評だったようでホッとしています。
シャンソンは、一言一言の詞が胸をうつ歌ばかりです。
ですから、本当に歌の表現力がある方にしか歌えません。
声量を競うような歌い方をする必要もありません。
さりげなく力強く、心にささやくように歌われるヴォーカルは、
素晴らしい時間を刻んでくれます。
ですから、ロマンティックな日にピッタリの曲もいっぱい。
失恋の歌、人生の歌を含め全てがロマンティック。
ひと味違うヴァレンタインにオススメです。
昨日、オンエアしたジャック・ジョーンズは、幅広い歌を歌う歌手ですが、
1974年リリースの「帰り来ぬ青春」は、本当に名ヴォーカルです。
♪私の恋は 確かなものになる前に消え
友達も去り 戻ってこない
良い時もあったけれど
良い時は…残っていない
私の二十歳は今どこに…♪
「帰り来ぬ青春」
また、後ほど。