鶴光の会その19(2024年3月3日)満員御礼の内に終了 | 有限会社宮岡博英事務所のブログ

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2024年3月3日(日)は鶴光の会その19。今回より会場を深川江戸資料館に移しましての

開催です。地元のお客様の多くのご来場を賜りましてお陰様で満員をいただき

改めて御礼申し上げます。北海道、新潟からの応援団もお見えで感謝あるのみです。

 

この日は表は東京マラソン。さらに深川江戸資料館でもイベントが重複し館内が混雑し

ご迷惑を掛けまして失礼しました。次回はご入場に工夫を致しますのでこれにお懲りなく

ご来場のほどをお願いします。

 

開口一番は鶴光門下の前座、ちづ光さんでもはやお馴染み。

今日は『鮑のし』。

ついで鶴光一門のホープ、茶光さんが『おごろもち盗人』。

”おごろもち”とはモグラのことで、これは関西人でなければ分かりません。

東京では『もぐら泥』として知られるネタです。

泥棒ものに定評がある茶光さんならではの佳品となりました。

茶光さんはこうして見台を使いますが、東京では見台を使いません。

そのために高座が低かった昔の池袋演芸場(2階だったか3階だったかにあった頃)に

出る若手の噺家がこのネタを好み、それはこの場面で視線が低くなるので女性客が居た場合に

股座を覗こうという魂胆であったとかないとか。そんなの嘘ですよね、○○師匠!

 

お待ちかねの鶴光師匠。満員御礼で鶴光師匠も今日は結構興奮気味でニコニコ。

今回は見台を使いません。虎のアクションの時には邪魔になる。

『動物園』は誰しもやるネタで正直食傷気味ですがさすが大家がやると

一味も二味も違いますね。何でもない一言が面白い。

月亭可朝師匠が言っていましたが「大ネタも小物がやると小ネタになる。

小ネタも大物がやると大ネタになる」と至言だと思います。

ここでお仲入りです。

やはりというか予想通りに時間が余りそうなので遊びに来てくれた里光師匠に

急遽登板を願いました。『四人癖』でさらに会場をお賑やかにしてもらいました。

3月1日より10日間新宿末広亭ヨル席のトリを務めている羽光師匠が『鴻池の犬』。

しかし、今回は東京の林家正蔵師匠のやっていた『大どこの犬』版で、これをさらに設定を

大阪に移したものでした。かなりあっさりしていてトントンと進むものです。

さあ、鶴光師匠の二席目は『初天神』。大サービスの『小噺その1』シリーズをじっくりと

やってくれました。『初天神』は東京ではみんな年がら年中やるものだが大阪では正月のみという枕。

大阪では桂文團治版が名高く、これが桂文紅師に伝わりそこから笑福亭仁鶴師にも伝わったが

私のは松鶴版と流れるように本題に突入。出てくる子供はとても可愛いし、エロ場面も勿論引き込まれます。

凧あげの風景。下げも良い。すっきりとお開きになります。

恒例の出演者全員で手締め。羽光門下に入ったばかりの羽太郎さんもご紹介。

改めてご来場に感謝いたします。深川に腰を落ち着けてまいります。

 

次回は10月14日(月・祝)です。

打上でも大体の構想が練れてきました(ビックリの内容)。ご期待下さい。

2024年10月14日(月・祝)深川江戸資料館 小劇場

全席自由 午後2時開演(午後1時半開場)

御入場料金 前売3500円(税込) 当日4000円(税込)

御問合せとご予約は

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