5月7日(月)は入船亭扇蔵の会でした。

大雨の中のご来場に御礼申し上げます。

開口一番は金原亭小駒さんで、お馴染みの「道具屋」

名人志ん生師の祖孫にして、十代目馬生師匠の孫。

扇蔵一席目は「麻のれん」。今でも扇橋師匠のものが

思いだされます。夏場によくやっていらっしゃいました。

この噺も放送ではできない噺ということでライヴでしか聞けません。

大阪からのゲスト、笑福亭喬若師匠。

もうお馴染みの存在。声の良さを生かした「花筏」。

これも東京では珍しくなってきました。三遊亭生之助師匠が寄席でやった時は

随分短い印象がありましたが、上方版は大物で30分近くあります。

ここで、お中入を挟みまして、柳家小菊先生。

水も漏らさぬ見事さ。場内がしっとり、うっとりしてしまいます。

トリの扇蔵は、ネタ卸の「お化け長屋」完全版。

立川ぜん馬師匠に教えを受けました。

ぜん馬師匠のは談志師匠直伝ですので、随所に懐かしい言い回しが頻出します。

改めてご来場に御礼申し上げます。