ただいま京山幸枝若独演会、木馬亭終了しました。

満員御礼のご来場でで改めて御礼申し上げます。

今回は芸術祭参加公演です。

熱の入ったリハーサル。左から幸太、幸枝若、幸光(ギター)、初月(曲師)。

一席目は浪曲河内音頭「雷電と八角」。

こういう華麗な動きが堪らないんですよね。

この相撲ネタは幸枝若十八番の一つで通常の浪曲でも定評高いものです。今回は特別に浪曲河内音頭のスタイルで上演いただきました。

全体像。

太鼓は第一人者の三条史郎先生。撥は黒檀だそうです。

カラリと乾いたクールな音がします。

今回もおなじみの初月師匠に加え、ギターの京山幸光先生にご足労願いました。

中入りを挟んで、幸太さんが「比良八講」。安珍清姫にも通じる珍しい悲恋もの。

何でも初代幸枝若の姉弟子にあたる中山礼子先生の持ちネタだそうで、これを復活上演したそうです。

幸太さんの良い所は女が描ける点で、この女がいわゆる実際の女性ではなく、女方の演技である点が素晴らしいと思います。

動きのきれいさも目立ってきました。

 

そして待ってました。トリの幸枝若先生は「河内十人斬」。

十八番中の十八番。

鋭い言葉の切れ。啖呵の凄まじい迫力。申し分なし。

圧倒的な感銘で幕を閉じました。

次回は4月2日月曜日(幸枝若先生の誕生日翌日)に木馬亭で独演会です。

ご来場に改めて御礼申し上げ、次の会もよろしくお願いします。