【散歩】たみ散歩「千葉・上総一ノ宮」Vol.34 一宮海岸から海のパノラマビューを眺める!⑥ | たみ散歩~いつでもどこでも働ける、フリーランスという生き方~

【散歩】たみ散歩「千葉・上総一ノ宮」Vol.34 一宮海岸から海のパノラマビューを眺める!⑥

btpb5hmlur.png

 

引き続き、千葉県の外房にあるJR東日本の外房線の「上総一ノ宮駅」の記事をお届けします(前回の記事はこちら)。

なにやらお洒落なラーメン屋さんがございました。「うみかぜ (Umikaze)



メニューは、「真鯛だしラーメン」、「濃厚真鯛だしラーメン」、「ベジポタラーメン」どれも美味しそうでございますが、流石に小生もジャイアント白田ではありませんので、そこまでの胃袋は持ち合わせておりませぬ。

地元のお魚屋さん「タカラ鮮魚」さん。



驚くほどお魚が安い。こういうお魚屋さんが近所にあったらなぁ。「一宮小学校」。



どこへ向かっているかと申しますと、この小学校の裏手にある「城山公園」へ向かっているのであります。



ここは「一宮城址」。



一宮城は天然の地形を利用した標高約30mの台地上にある要害の山城。築城時期は南北朝時代から16世紀とされるが詳細は不明。通称 「城山」と呼ばれ、周辺には守護神として寺院や神社が配置され、城に関する地名(城之内、追手、院内、陣屋、櫓前など)も残っています。



一宮城については、永禄5年(1562)9月に一宮城主内藤久長が館山城主里見義頼、 万木城主土岐頼春、 大多喜城主正木盛賢らに攻められ落城、或いは同年7月に一宮城主糟谷大炊助が勝浦城主正木時忠・ 時通親子に攻撃され数ヵ月後に落城、また永禄8年2月から6月頃に落城と、諸説あり史実は判然としていません。



天正18年(1590)、豊臣秀吉の小田原征伐の際に落城した房総の48ケ城の中で一宮城も本多忠勝ら数万の軍勢に攻められ再び落城しました。



文禄元年(1592)、本多忠勝の支配する大多喜領となった後、領主の変遷を経て明暦3年(1657)には脇坂淡路守安元、また文政9年 (1826)には加納遠江守久儔によって陣屋が作られたが、明治維新によって取り壊されました。『現地説明板より』

なるほど、あの豊臣秀吉の小田原征伐のときに落城した城でもあるわけですな。あとこの城山公園は桜の見所スポットとしても知られています。お城と言えばオレンジさんのブログ。いつもお城巡り楽しく拝見させて頂いております。

こちらは「加納公紀徳の碑」。



一宮町長としてたくさんの仕事を行なった加納久宜公の功績をたたえて、生前の大正7(1918)年に石碑が建てられております。一宮町立振武館の裏手には「加納公墓地」がございます。



行ってみましょう!ここからは一ノ宮小学校、しいては一宮の街が良く見えます。



一宮の隠れスポットといってもいいでしょう。



この先にお墓があるはずなんですが、かなり鬱蒼としております。



本当にこの先にお墓があるのでしょうか。これもたみ散歩。知らない土地でもがんがん歩き倒しますよ!



ございました。「加納久宜公の墓」。



加納久宜公(1848~1919)は嘉永元年に陸奥国 して生まれました。 (現福島県)下手渡藩主・立花種善の弟の子と 慶応3年に一宮藩の加納家の養子となり、藩主となりますが、直後に明治維新を迎えてしまいます 以後新潟学校長や大審院検事などを歴任、明治27年(1894) に鹿児島県知事に就任すると 積極的な政策を進め、今の鹿児島県の基礎を築いた「勧業知事」として活躍しました。 明治45年(1912)に一宮町民の熱望で一宮町長に就任。耕地整理や名士の別荘誘致、農業振興や教育政策等多数の事業を推進し、一宮町を全国の「模範村」と称されるまで発展させました。 久宜公は大正8年(1919)に療養先の大分県別府で亡くなります。この墓は大正11年(1921) に久宜公の功績を称え、遺徳を慕う町民多数の懇請により、分骨を納め建立されました。墓前の 離嵐岩扉「二苅は、鹿児島県加納知事顕彰会から昭和18年(1943)に献灯されました。 

加納久宜(『加納家史料」 (一宮町教育委員会所蔵)より) 

余程民に愛された名君だったのでしょう。ここからは一宮の街が一望できます。



駅方面に戻ります。



上総一ノ宮駅に戻ってきました。



この日の散歩マップ。



18.3kmを8時間17分27秒かけて歩きました。もちろん途中で休み休みしていますので、ぶっ通しで歩いたわけではありません。念のため・・・。タコメーターを見ると、途中時間がなくて完全に走っていますよね(笑)。たみ散歩じゃなくて、たみランナーになってます。



如何でしょうか。上総の国の一ノ宮「玉前(たまさき)神社」の門前として栄えた上総一ノ宮。外房線の運行上の拠点となっており、都内からも電車で1時間半ほどで着いてしまう隠れた憩いスポットでもあります。皆様も、一宮海岸の海を見に、一宮を訪れてみては如何でしょうか。

written by たみと@プロマリ