【散歩】たみ散歩「東京・志茂」Vol.33 「荒ぶる川」を守る水門「旧岩淵水門」を散策する!③
引き続き、東京都北区にある東京地下鉄(東京メトロ)南北線の駅「志茂」を散策致します(前回の記事はこちら)。
対岸に見えるのは「荒川治水資料館」です。
川の防災と治水と自然について色々な資料や写真などが展示されています。この後、私もその資料館を訪ねてみたいと思います。
見てください。川に映る空の雲。
大旱の雲霓を望みたいところでございます。
「新志茂橋」を渡ります。
「荒川治水資料館」。この後皆様にも資料館をご紹介しますね。
この先が荒川。
天気も快晴でお散歩日和でございます。
荒川が見えました。
対岸はもう川口市でございます。
そしてこちらが「旧荒川水門」でございます。
昔、荒川の本流は隅田川でした。ところが隅田川は川幅がせまく、堤防も低かったので大雨や台風の洪水を防ぐことができませんでした。このため、明治44年から昭和5年にかけて新しく海までの約22kmの人工の川(放水路)を作り洪水のほとんどをこの放水路(現在の荒川)で流すことにしました。
この放水路が元の隅田川と分かれる地点に、大正5年から大正13年にかけて作られたのがこの旧岩淵水門で、9mの幅のゲートが5門ついています。その後旧岩淵水門が老朽化したことや、もっと大きな洪水にも対応できるようにと、昭和50年から新しい水門(下流に作った青い水門)の工事が進められ、昭和57年に完成し、旧岩淵水門の役割は新しい水門に引き継がれました。
長年流域の人々を洪水から守り、地元の人たちに親しまれた「赤水門」(旧岩淵水門)が現在子どもたちの社会見学や、憩いの場として周辺の整備をして残していくことになっております。
向こうに見えるのが「新岩淵水門」ですね。
この辺りは散歩するのに持ってこいの場所です。静かな場所ですし、一人になりたいときに丁度いい場所です。
旧荒川水門を渡ります。
青野正さんの「月を射る」という作品です。
荒川リバーアートコンテストの受賞作品。
本当に静かな場所です。本当はこういう静かな場所は人に教えたくないくらい。僕はお休みの日に渋谷や新宿、池袋にいって疲弊するよりも、こういう長閑な場所にいきリフレッシュするほうが好きです。
今日はここで御終いです。お次は「【散歩】たみ散歩「東京・志茂」Vol.33 「荒ぶる川」を守る水門「旧岩淵水門」を散策する!④」をお届けしますのでお楽しみに!
written by たみと@プロマリ