神国の人民の大責任 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・神国の人民の大責任

 

 “古き神世(かみよ)の有様を早く世界の人民に解いて聞かさんと、日本の神国の人民が、天地を経綸する主宰者(つかさ)でありながら、外国の人民と同じ如(や)うになりて了(しま)ふて居るから、第一番に日本の人民が我身霊の天職を覚りて日本魂(やまとだましひ)に立ち帰りて、神世からの尊い因縁を覚りた上、世界の人民を助けて與(や)らねばならぬ天来の大責任者であるぞよ。世界の大混雑が起こるのも悪い病が流行るのも、日本の人民の上下の身魂が曇りて、天までも曇らして日本魂の活動ができぬからの事であるぞよ。世界の小言(こごと)が絶えぬのも日本国の責任であるから、斯の地の世界を守護いたす日本の守護神と人民が一番に改信を致して天地の間を清浄(きよらか)に致さねば、何時までも天下泰平には治まらんぞよ。日本の人民は尊き神の生宮に拵へてあるのであるから、神の生宮をよほど清浄に致さんと、神が生きた宮に住みて天地経綸の御用を勤めることは出来んから、一日も早く今までの汚い心や小さい物欲を速川の瀬に流し捨てて、身禊の行を致して居らんと肝心要の世界改造(よのたてなおし)の御用が勤め上がらんぞよ。(大正八年旧正月十八日)”

 

         (「神の國」昭和10年8月号 『皇道大本神諭』より)