関東の守護、赤城小沼龍神 | 瑞霊に倣いて

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  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 

・関東の守護、赤城小沼龍神 (群馬県前橋市粕川町中ノ沢)

 

 “こちらの赤城小沼龍神様は、二代さまが神がかりのようになられて群馬から来られた女性の信者さんに「つき山不二のふもとに生きた石があるから戴いていきなさい」と。すると程なくして持って帰られ、二代さまに見せられた。二代さまは「これは良い生き石じゃ、浄めてきなさい」と言われて、その石を御神体として御神名をお書きになられた。その御神体は赤城山の麓の大沼と小沼の間の処に、ちょっとしたお宮を造り祀られました。その後、二代さまのご命令で名代で私がお参りに出かけ現地に参りましたが、いくら探してもありません。大沼と小沼の間は湿った原野部で葦がいっぱい生えています。色々あちこち探しましたが、あまりそんな処へ行ったらマムシが居ますよと注意され、やめました。そこで時間もなく、小沼のほとりで俄ごしらえの神籬に龍神さんにご降神いただいて祭典したことを覚えております。こんなことでは申し訳ないということで、少々の雨風でも大丈夫な石のお宮を造らせて頂いたのが、今の場所です。(中略)

 この龍神さまは、東京をはじめ関八州をご守護下される大変馬力のある神さまですが、ある若い人は龍神信仰なんて今どき迷信くさいなあと言って、大祭にもあまりお参りされませんね。これでは二代さまに申し訳ありませんね。(以下略)”

 

          (「愛善世界」第230号 出口栄二『みろく神業の発展①』より)