ツインソウル(双子の魂) | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  


・一個の魂が現世では二人に生まれてくる

 

伊藤 ところで、物語の中には、文章上どうしても矛盾しているところが作ってありますね。拝読を続けている人は誰でも感じられるようなところがあります。それらについて聖師さまからお聞きになったことを。

 

木庭 私ばかりが時間を費ってしまいますが、――真奈井山につかえておった清子姫、照子姫との結婚についてですが、あるところでは琉球の玉である清彦と照彦とに嫁いでいます。ところが驚いたことには、その照子姫、清子姫は南米にわたって楓別命と石熊(光国別)とにそれぞれ嫁いでいます。これはおかしい、矛盾している。が、その点をお聞きしても聖師さまは知らん顔をしておられる(笑)。ところがね、よく読んでみると、前の方に―― 一個の人間の魂は、現世では二人に生まれてくる――ということが書いてある。「それでは、肉体は二つある――と解釈してよろしいですか」と尋ねますと、聖師さまは、「それでよいのや」と仰いました。これは、物語は矛盾しているようでも、よく読めば判るようにしてあるのですね。先に書かれたことは二度とくりかえして示されない、という非常にキビシイところがあります。

 

         (「おほもと」昭和32年3月号 『春風に帆をあげて』より)

 

 

・エドガー・ケイシー

 “ケイシーによれば、現在の地上に生きる人々は、もともと一つの魂であったものが、地上の肉体に降下する過程で男性性優位の魂と女性性優位の魂の2つに分かれたと主張します。そして魂は決してそれ以上に分裂することはありませんでした。紀元前1万年頃には、すべての魂がペアに分かれたとされます。この関係をケイシーは「ツインソウル(双子の魂)」と呼びました。ケイシーのリーディングに従えば、私たちは誰でもツインソウルを1人持つことになります。

 このツインソウルは互いに密接な関係を維持しつつ、地上での輪廻転生をくり返すといいます。あるときは夫婦として、またあるときは親子として、あるいは兄弟として、友人として、互いの人生に影響し合います。もちろん、すべての転生でツインソウルと出会うとはかぎらず、別々の時代に、別々の人生を歩むこともあります。ツインソウルの他の例としては、イエスとその母マリアがそうであるとケイシーは主張します。いずれにしろ、魂の創造に関する非常に神秘的な概念です。”

 

         (光田秀「眠れる予言者 エドガー・ケイシー」総合法令出版より)

 

“地球に関する限り……主が地上に入られた際に、マリアは主と双子の魂(ツインソウル)であった!(5749-8)”

 

  (リチャード・ヘンリー・ドラモンド「エドガー・ケイシーのキリストの秘密」たま出版より)